こんにちは

昨日から僅かに数百メートルとは言え事務所の引越しで、荷造りやPCの移動等に時間を要しようやく一区切りついたところです。フロアはテナントの4階から自社ビルの5階に移り、少しばかり視界が開けた感じです。相場の見通しも開ければ幸いです(笑い)

【金融・為替】
ドル円は一段の円高が進み81円65銭近辺で終了、米第4四半期のGDP改訂値が下方修正(前月比+2.8%)されたことからドル売りの動きとなったようです。ユーロは1.375ドルに反落、ダウは61ドル高の1万2130ドルに続伸、10年債の利回りは3.414%に続落しています。CFTCの円売りポジションは更に膨らんだものの、中東情勢から安全通貨の円が買い戻される展開にファンドのカバーが更に円高をもたらせているようです。

【石油市況】
リビアの混乱から引き続き原油供給が懸念され一時100ドルの大台にせっきんしたものの、サウジがリビアの供給減を補うために増産に踏み切ったことを嫌気する転移に、高値から値を削って引けています。但しリビア産は品質が高く(軽質油)サウジ産に切り換えても、欧州では精製時の問題等が残り単純に代替えともゆかないようです。

【貴金属市況】
金は序盤に1,412ドルまで戻り、その後は原油の反落や株価の上昇を手仕舞い売りに押されて下落、1,409ドル台で前日比6ドル前後下げて引けています。ファンドのロングは22日現在537.6ドル(前週比+23.5t増)となっており、取り組みも51万枚に乗せています。1月末のエジプトの民主化運動から1,300ドルでボトムを形成して、バーレンやリビアといった産油国に飛び火したことが1,400ドル台乗せの背景となりました。仮に調整から1,400ドルを割り込んでも、1,300ドルの後半から徐々に実需の買い支えが下値をサポートさせるものの、1,430ドル台の史上最高値を更新するにも目先は材料不足のようです。

【穀物市況】
穀物市況は急反発しており、原油価格の上昇や株価の上昇にも支援されたようです。リスク回避の傾向はあるものの、金融市場全般に比較的落ち着いていることや、コーンの輸出成約高が好調なことも上昇要因となっている模様です。