おはようございます

【金融・為替】
注目されている上海株式市場は、終盤に政府が優良銘柄を大量に買う介入の効果から+5.37%上昇して6営業日ぶりに反発しました。通貨元は先週の切り下げ政策も更なる元の急落を避けるために米国債を売却している模様です。(介入は非公表ながら関係者が匿名を条件に話したもの)米国では第3四半期のGDPの改定値が+3.7%と事前予想を大きく上回り、株高のリスクオフが戻りダウは+369ドルの1万6654ドルに続伸して、10年債利回りは2.187%に上昇しています。リスクオンの動きが戻りドル円は121円15銭と前日の東京市場から1円30銭程度の大幅なドル高・円安で推移、ユーロも1.124ドルに大幅に反落し、対円も136.1円と続落(円は続伸)しています。

ところで中国が来週開く対日抗戦70周年のパレードには日米欧の首脳は参加を見送りましたが、韓国の大統領が今週参加を表明しました。韓国のお国の事情は分らないわけではありませんが、国連事務総長までが参加を表明しました。パン・ギムン氏は韓国籍であることから韓国政府寄りの対応と見られ、国連の事務総長という公的立場に?ですね!

【石油市況】
原由は42.56ドル(+3.96)に急反発に転じ、ブレント相場も47.66ドル(+4.19)と同様に急反発しています。世界的な株価反発や、米景気指標の好調維持を好感して売り込み型のファンドのショートカバーも多く入っているものと推測されます。

【貴金属市況】
金は1122.2ドル(−2.0)に小幅に続落していて、ドル高・株高の逆風に押される展開となりました。7月下旬の安値1172ドルから今週前半の高値1159ドルまで80ドル余り上昇した背景には、世界的な株安による安全資産としての金買いが入り、ドル安も金高を後押ししファンドも買い方に回りましたが、今度は株価が反発に転じてドル高の動きも戻ったことから一転反落に転じ上昇幅を半分程度削る動きとなりました。今後の視点は再び米金融政策に移り、利上げ時期が金相場のキーポイントとなりそうです。本日の円換算は4370円前後になります。

【穀物市況】
穀物相場はコーンと大豆が反発に転じて、原油や株価の上昇をてがかりに上昇しました。但し小麦相場は続落しました。