おはようございます

【金融・為替】
ドル円は前日に続き112円台後半に円が買われる場面が見られたものの、現在113円30銭前後にドルを買い戻す動きとなっています。ユーロは1.398ドルに軟化して、ドル指数は95.7ポイントと小幅保ち合いにとどまっています。ダウは2万1553ドル(+20)と小幅ながら高値を更新、10年債利回りは2.348%に上昇しています。

前日の下院に続き上院で議会証言したイエレン議長の発言は、前日の発言を踏襲する内容となりました。市場の予測よりも利上げに対して慎重姿勢であったことから、市場の受け止め方は総じて好評となり株価の高値更新胃一役買ったものと推測されます。来年の2月に任期が切れることからすでに後任人事が話題に上がっていますが、トランプ大統領の判断次第となります。本日はFRBの利上げの障害ともなっているインフレ目標に関係する指標となるCPI(消費者物価指数)の発表が控えています。

【石油市況】
原油は46.08ドル(+0.59)に続伸し、ブレント相場も48.42ドル(+0.68)に続伸しています。減産枠が免除されて増産が進むリビアとナイジェリアですが、ナイジェリアの石油相が上限受け入れに前向きな発言をしたことから買い先行のまま引けました。

【貴金属市況】
金は1217.3ドル(−1.3)と4日ぶりに小反落して引けました。イエレン議長の利上げに慎重な姿勢は金にとっては追い風ながら、ドル相場の膠着から反発も限定的なものとなっています。本日の円換算は4430円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はコーンベルト西部の降雨予報に軒並み大幅下落しています。