おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万2218ドル(+61)と終値ベースでは史上最高値と面合わせするもので、ハリケーンや北朝鮮の脅威が弱まったとみたリスクオン(リスク選好)の動きが戻っています。ドル円は一時110円25銭まで円安が進行し、先週の円の高値から3円幅もの円安方向に進み現在も110円15銭前後で推移しています。一方で10月にも資産縮小を発表すると見られるユーロは大きく反発して1.196ドル前後で推移、対円でも131.7円前後に急進しています。ドルは対円で上昇して対ユーロで下落し、ドルの価値を示すドル指数は91.9ポイントと前日比でほぼ変わらずという珍しい反応を示しています。

相次ぎ米本土に上陸したハリケーン・ハービーとイルマの被害から第3四半期のGDPにマイナス影響を及ぼすものの、第4四半期には復興予算の成立もあり持ち直すというように楽観視されています。北朝鮮の安保理の制裁案は制裁が軽減されたとは言え、中ロの動意を取り付けたことが評価されたことや、制裁案が薄まり北朝鮮による報復もすぎないとの思惑が働いている模様です?制裁内容には様々な受け止め方があるようですが、全会一致による可決は北朝鮮の孤立化が進む可能性が高く、北の軍事的脅威は簡単には収まりそうにもないように思われます。

ところでムニューシン財務長官は法人税の15%への下げには厳しい認識を示し、議会と同様にトランプ大統領の公約が困難であることを表明するとともに、大統領はイエレンFRB議長を有能と評価しているようで、再任の可能性も浮上している模様です。

【石油市況】
原油は48.23ドル(+0.16)に小幅ながら続伸、ブレント相場も52.27ドル(+0.49)に続伸しました。8月のOPECの原油生産量が前月比で減少に転じたことや、経済協力開発機構(OECD)が今年と来年の加盟国の原油消費の増加と在庫減少見通しに反応を示しています。

【貴金属市況】
金は国連安保理の制裁案の内容が緩和されたことや、ハリケーン一過のリスクオンからドル高や株高が進んだこと続落し、一時1326.7ドルまで下落が進むもドルが対ユーロで下落に転じたことから下げ幅を縮めて1332.7ドル(−3.0)で引けています。中心限月である12月限は8日に一時1363.4ドルの高値を示現して調整局面入りとなっていますが、ドルの上昇が一服したために下げはまだ限定的で、本格的な投機筋のポジション調整にはまだ至っていない模様です。本日の円換算は4700円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆やコーンの単収や生産高の上方修正を受けて売り物が勝り、小麦の反発も、大豆・コーンは大幅続落を強いられる展開となりました。