おはようございます

【金融・為替】
米国のイスラエル大使館の移転問題が中東情勢を一層不安定にするとの見方が広がり、金融市場にもネガティブな材料として意識されています。一方で中国は共産党大会を無事に乗り切り習主席の権力基盤が強化されたことから、今後は金融の引き締めに向かう動きが目立ち始め上海株が8月以来の安値、商品市場でも中国銘柄の代表である銅の相場が急落しています。昨日の東京市場では上記のふたつの要因から益出しの売り物に押され、400円強の下落を強いられることになりました。他のアジア株も中国はじめ続落し、欧州市場に波及する動きとなりましたが、米国市場の踏ん張りに欧州株も終盤には安値から戻す展開となりました。世界的に株高が続く今年の金融市場ですが、丁度高値警戒感もありより敏感な反応を示していて、今後も上記の材料に加えて、米政権を巡るロシアゲートや減税法案の行方、更に北朝鮮情勢など市場環境の不安定さが続くことが想定されます。

ドル円は日本株の下落を伴う円買い優勢から米国市場で一時112円台を割り込むも、その後は米国株の下げ幅が限定されたこともあり落ち着きを取り戻し112円25銭前後で推移、ユーロは1.179ドルに下落し、ドル指数は93.5ポイントに小幅に続伸しています。10年債利回りは2.330%に低下し、ダウ平均は2万4140ドル(−39)に続落しましたが、ハイテク株中心のナスダックは反発しています。

【石油市況】
原油は55.96ドル(−1.66)に急反落し、ブレント相場も61.22ドル(−1.64)に反落しました。EIAとAPIともに在庫が予想外に属していることや、シェールの増産が確認されたことも嫌気される要因であったようです。OPEC総会という大きなイベントを通過して材料出尽くしと同時に、米原油生産量に視線が移されているようです。

【貴金属市況】
NY金はアジア株の下落や中東情勢の緊張から一時1270ドル台に戻すも、米国株の下げが限定的となったことや、来週のFOMCを前に上値重い展開が続き1266.1ドル(+1.2)と小反発に留まる値動きとなりました。本日の円換算は4550円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は時間外取引で大豆中心に上昇も、その後大豆の上昇が一転下げに転じて反落し、コーン・小麦ともに下落して引けています。