おはようございます

【金融・為替】
米国がイスラエルの首都をエルサレムと認定したことに世界に激震が走る状況ですが、金融市場はいたって平穏を保ち、リスク回避一色となっても不思議でない情勢を乗り切っています。「摩訶不思議」と表現しても大げさでない事件ながら、その時々の情勢によって反応は違うものの移ろいやすい金融市場のなせる業でしょうか。

ドル円は113円10銭前後のドル高・円安で推移、ユーロも1.177ドルに下落し、ドル指数は93.7ポイントに続伸しています。10年債利回りは2.331%と小幅に上昇し、ダウ平均は2万4211ドル(+70)に反発し、ナスダックやS&P500も上昇するリスク選好となっています。本日は米雇用統計(就業者数19.5万人、失業率4.1%予想)が発表があり、議会では9月から3か月先送りした債務上限問題が控えています。暫定的に伸ばせるのは22日までで、通常法案通過の過半数ではなく上院の6割の賛成が必要となり、野党民主党の抵抗は続く見通しです。

【石油市況】
原油は56.69ドル(+0.73)に反発し、ブレント相場も62.20ドル(+0.98)に反発しています。OPECの減産延長の強材料と、米シェール増産の悪材料が共存する原油市場ですが、前者の動きに上昇、後者の動きに下落といった構図が今後も続き、減産の実効性、増産の実効性を見極めることになります。

【貴金属市況】
NY金はドル高や株安のリスク選好の動きから強気ファンドが手仕舞い売りを出す動きが続き、レンジの下限を抜いたことからストップロスの売り物も誘い反落して1253.1ドル(−013.0)で引けています。NY金の直近取組高のピークは11/17の55.9万枚から6日現在は46.4万枚と9万枚余り減少し、700tの買い過剰はある程度縮小しているものと推測されます。NY金の相対力指数(RSI)は37Pに、東京金も25Pと売られ過ぎゾーンでの推移となります。本日の円換算は4520円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は総じて下落し、需給ファンダメンタルの弱さにファンド売りが下落を誘導する値動きとなっています。