おはようございます

【金融・為替】
12月の米雇用統計は就業者数は14.8万人増と事前予想の19万人増を下回りましたが、11月分が22.8万人から25.2万人に上方修正され直近3か月平均は20万人を超えています。失業率は4.1%と予想通りでFRBの完全雇用を上回る水準を維持しています。問題は平均賃金が前年比+2.5%と金融危機前の+3.0%に届かないことです。今月末のFOMCは現イエレン議長の最後の受け持ちとなり政策金利の変更は見送られる予想で、3月下旬に開かれる次期パウエル議長の判断にゆだねられることになりそうです。昨年末に通過した減税法案は新年開始より実施に移されていて、設備投資や賃金、更にはインフレ率に影響を及ぼすかが今後の利上げ回数を左右しそうです。

週末のNY市場ではユーロ高が一服し対ドルで1.104ドルに、対円で136.0円と小反落しての引けとなりました。昨年12月から続くユーロの上昇の一方で、ドルの実効レートを示すドル指数は3か月半ぶりの水準に下落、円の実効レートに至っては1年11か月ぶりの低水準で、主要3通貨のユーロが際立つ強さを示していることが分かります。FRBに続く緩和縮小に向かうECBの政策期待のユーロ買いが続いています。しかし、ドイツの連立交渉の行方や、3月のイタリアの総選挙で極右政党の優勢など政治リスクが混乱要因と見られ、投機筋主導のユーロ買いは波乱含みと見られています。

本日のドル円は113円10銭前後で取引終了し、世界的な株高のリスク選好の動きが円売りにつながっている模様です。ドル指数は92.0ポイントに小反発し、10年債利回りは2.476%に上昇しています。ダウ平均は2万5295ドル(+220)とナスダック、S&P500ともども3市場とともに史上最高値を更新してかなりのバブリー化現象となっています。

【石油市況】
原油は61.44ドル(−0.57)に反落し、ブレント相場も67.62ドル(−0.45)に反落して引けています。特段の目あたらしい材料はないものの、週末の利食い売りに押された模様です。

【貴金属市況】
NY金は事前予想を下回った雇用数に反応を示し1324.7ドルまで上昇しましたが、ドル相場が持ち直している状況から上昇幅を削り1322.3ドル(+0.7)の小幅続伸となりました。前日も取組高を3万枚増やし、年末からほぼ6万枚に急増する取組高は投機買いの膨らみを示すものです。FFTCによると1月2日現在の前週比の投機買いは85tで3日以降の増加も見込まれることから、筆者の見解では目先買われ過ぎではないと思っています。株高のリスクヘッジの金買いとの指摘もありますが説得力を欠くもので、力ずくの資金力頼みの投機買いのっ寿命はそうは続かないとみていますが、どうでしょうか!?換算値は4790円前後になります。

【穀物市況】
需給相場の穀物市場市場は他の商品価格ほどのボラティリティがなく。本日は大豆とコーンが小幅上昇し、小麦相場は小幅下落しています。