おはようございます

本日の米国市場は「キング牧師誕生日」のため休場です。但し、時間外取引は通常通り再開されます。(シカゴ穀物市場除く)

世界的な株高が続いていますが、通貨の世界ではユーロ高が際立ち、商品市場では原油がその筆頭格でしょうか。株価の上昇で「濡れ手に粟」のヘッジファンドは一部の投資資金を為替や商品市場に移していると推測され、ユーロと原油は過去最大の投機買いを3年ぶりの高値を示現する背景を作っています。
ユーロ高の詳細は本日の日経朝刊19ページの「ユーロ上昇、継続に壁」を参照していただきたいと思います。

ユーロの買い手と、原油の買い手は筆者の個人的観測では一部は同一の手と見ています。ユーロを買い進めることは結果的に対極の通貨米ドルの下落をもたらし、結果的にドル安によるドル建て原油価格の上昇を目論むもので、これはこのところの上昇が目立つドル建て金価格にも通じるところです。

ここ数年間はユーロ買いが10万枚を超えるとユーロ高のピークとなるケースが多く見られましたが、今月9日現在のユーロ買いは14.4万枚買い越しとなっていて、過去最高の買い越しとなっています。欧州中銀(ECB)が早期の緩和縮小に動く可能性や、年明けにドイツの連立協議が進むとの思惑がユーロ買いを集める背景ですが、ユーロ圏盟主のドイツと米国の金利差はほぼ横ばいで金利差からのユーロ高は説明のつきにくい状況です。また、ユーロ高は物価の下落要因になる可能性(低インフレ)があり通貨当局(ECB)も懸念していること、さらには実質的なECBの利上げは来年半ばころとの観測も多く、さらなるユーロ高にはいくつものハードルが待ち構えることになりそうです。

目先ユーロ買いがオーバーシュートするとドルを買い戻す動きも強まり、同時に上昇を続けてきた原油や金への影響も少なくないものと推測されます。