おはようございます

【金融・為替】
国内では森友書き換え文書で政局が混乱し、安倍一強と呼ばれる長期政権がいつの間にか官僚への無言の圧力になり、官僚の忖度が政権基盤を揺るがす事態につながっています。米国でも時間の問題とされていたティラーソン国務長官が解任され、重要閣僚の相次ぐ辞任や解任・更迭がいよいよ裸の王様トランプの様相を強くしています。後任のCIA長官のポンぺオ氏は強硬派で知られていて、これまでの米政権の良識派の代表格ティラーソン氏の退場によって歯止め役の存在がなくなる危機です。

さて、今週の注目指標の2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比+2.2%と事前予想とほぼ変わらずも、前月比は0.5%から0.2%に低下したこともあり市場はドル安方向に反応を示したことから、金融政策が緩和的と判断したものと推測されます。来週20日21日のFOMCでは利上げが確実される状況のなかで、メンバーによる先行きの金利見通しであるドット・チャートが注目されることになります。

ドル円は106円59銭前後で推移、ユーロは1.239ドル前後、ドル指数は89.6ポイントに続落しています。10年債利回りは2.848%に低下する動きも、年内利上げ回数を4回から3回見通しの思惑が働いているものと推測されます。ダウ平均は2万5007ドル(−171)に続落し、米国の保護主義的な貿易への危惧や、国務長官辞任による今後の政権への不透明感を嫌気する売り物に押された模様です。

【石油市況】
原油は60.71ドル(−0.65)に続落し、ブレント相場も64.64ドル(−0.31)に続落しています。立ち合い中の国務長官解任の報に一時62ドルに接近する急伸場面も見られましたが、EIAによるシェール増産の報から徐々に値を消しマイナスサイドに落ち込む展開となrました。

【貴金属市況】
金は欧州から米国時間にかけて1320ドルを挟む保ち合いの展開が続いていましたが、米国時間に入り消費者物価指数(CPI)や国務長官解任の報から為替がドル安方向への流れとなり上昇に転じ、本日のほぼ高値圏である1327.1ドル(+6.3)に反発して引けています。本日の円換算は4535円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦相場が米穀倉地帯の降雨により下落も、大豆は南米の降雨が一部地域への限定的なことから続伸し、コーンも連れてしっかりとなりました。