おはようございます

土日のニュースは何といっても米英仏のシリアへの空爆事件でした。既に空爆から40時間以上経過していることから、詳細は報道にて皆さんご承知の通りでしょうが、1年前に同様に化学兵器での民間人被害から米国単独の攻撃時と比べると、英仏両国が攻撃に加わったことから経済では軋みが見られる欧米関係は軍事面では協調できたことが一つの成果でしょうか。

一方でそれだけにロシアの脅威が西側諸国で高まっているとの解釈もできます。クリミア・ウクライナへの併合や軍事侵攻、サイバー攻撃による西側諸国への政治への間接的な介入、西側各国での軍事スパイの暗躍等々ロシアの脅威は高まっています。今回の空爆もシリアという場所を借りた米ロの緊張の高まりを象徴する事件となりました。米国は更なる制裁強化を発表していることから、今後も米ロの緊張の高まりが場所を変えて頻発する可能性が考えられます。

さて、シリア情勢を受けて世界で1番早く開く市場は東京ですが、ドル円は意外にも107円50銭近辺とドル高・円安の反応、ユーロは1.233ドルとほぼ週末の引値圏での推移、ドル指数は89.8ポイント前後に小反発しています。攻撃からある程度時間が経過していることや、追加の軍事行動の可能性が低いことから市場は冷静な反応を見せています。

今週は明日から安倍首相の訪米が予定されていて、トランプ大統領から貿易の二国間協議が持ち出される可能性もあります。中国やドイツと同様に為替に関して日本円も米財務省から通貨安誘導の疑いをかけられていることから、貿易問題の風圧を抑えることができるのか安倍さんの手腕が問われることになります。対中国とは来月李克強首相の訪日が決まり、東シナ海の問題を抱えながらも両国の国交改善の動きが注目されます。

今週もよろしくお願いします。