おはようございます

【金融・為替】
先週末の米英仏によるシリア攻撃に対する影響は必要以上にネガティブに陥ることはなく、為替・株式・債券・商品市場は比較的冷静な値動きとなりました。トランプ大統領は任務が終了したとツイートし、英外務相も攻撃は一度きりと発言したこと、更に攻撃後に最初に開く東京市場まで冷静になれるだけの時間が担保されたことも一因と見られています。しかし、一方で欧米とロシアの関係の冷え込み、米国とイランの敵対関係が一層進んだことも確かで、今後も中東地域の情勢から目が離せないことは言うまでもありません!

週明けの米国市場ではドル円が107円10銭前後と東京時間からはやや円高・ドル安で推移、ユーロは1.237ドルとこちらは上昇し、ドル指数は89.4ポイントと小幅下落しています。10年債利回りは2.832%に小幅に上昇し、ダウ平均は2万4573ドル(+212)に続伸して始まりました。シリア情勢を巡る不透明感が後退したことや、企業決算が本格化することへの期待値も広がった模様です。ところでトランプ大統領は空席のFRB副議長に、コロンビア大学のクリラダ氏を指名しました。弁護士出身のパウエル現議長を、金融政策を理論的に支える実質ナンバー2となる目されています。さて、政権の支持率低下で政治の停滞が漂う安倍首相は、訪米してトランプ大統領との会談に臨みます。日本はまだ関税免除されていない状況で、日本との貿易赤字問題や北朝鮮問題が話し合われる予定です。

【石油市況】
原油は66.22ドル(−1.17)と6営業日ぶりに反落に転じ、ブレント相場も71.42ドル(−1.16)と同様に反落に転じています。中東情勢の混乱が一過性のものとみられることから、利益確定の売り物に押される展開となりました。

【貴金属市況】
金も原油同様に「知ったら仕舞い」と格言から東京市場から利益確定の売り物に押される展開も、NY時間で対ユーロのドル安が進んだことから反発に転じ1350.7ドル(+2.8)と小幅ながら続伸しました。終値ベースで1350ドル台は4営業日ぶりのことになり、中東情勢のみならず、トランプ政権の保護貿易を巡る各国との攻防や、トランプ氏のスキャンダルやロシアゲート問題等々問題山積の政権への逃避資金の受け皿として米国債と並ぶ地位にあるようです。

【穀物市況】
穀物市場は小麦相場が天候の回復を受けて続落したことから、大豆とコーンも総じて軟調推移を強いられる展開となりました。