おはようございます

【金融・為替】
外為市場では金利差を反映する相場展開が継続し、ドル円は一時109円90銭まで円安が進行して現在109円85銭前後で推移して110円台の節目を伺う水準となっています。同様にユーロは節目の1.2ドルを今年1月中旬以来割り込み1.199ドル前後で推移、米10年債利回りは2.976%と再び3%の大台を射程に捉えて、ドル指数は一段と上昇して92.4ポイントまで続伸して1月値上旬以来の高値となっています。本日はFOMCの2日目の討議が開かれ、終了後の声明文の内容が注目を集めることになります。

現状シカゴの金利先物市場では6月利上げの可能性が90%まで高まっていて、声明文でそのヒントを探る展開となっています。一方の日銀は緩和姿勢の継続が予想され、ECBも資産購入の期限が9月に予定されているものの、このところのドイツの景気指標が予想を下回るものが多く、6月のECB理事会でも出口に向けた具体的な発表が先送りされる可能性もあり、日銀・ECBに対してFRBの利上げ姿勢が高いことからドル買い優勢の動きが続いています。ダウ平均は3日続落して2万4099ドル(−64)と冴えない展開、企業業績の発表も終盤に入りすでに業績を織り込み済み、利上げの可能性の高まりとは逆に足元の景気指標が事前予想を下回っていることも株価の足を引っ張る状況のようです。

【石油市況】
勝勢を強める原油市況ですが本日は67.25ドル(−1.32)に急反落しています。原油在庫が増加する事前予想に加えて、このところのドル高の進行でドル建てで取引される原油価格の割高感が意識される展開となっています。引け後のAPI発表では342.7万バレルの増加となり、市況は引け後67ドルを割り込む反応となっています。ブレント相場も73.13ドル(−1.56)に反落しています。

【貴金属市況】
NY金は引き続きドル高の流れに押されるかたちで、一時1302.3ドルの大台割れを試すまで下落し引けも1306.8ドル(−12.4)と2日続落して引けています。4月にシリアへの空爆を機に一時1369.4ドルまで2年前の高値1377.5ドル抜けてレンジ相場から上に離れる期待もありましたが、その後はシリア情勢が一過性に終えたことや、北朝鮮の融和ムードから地政学上のリスクが後退し、さらに利上げによる金利差から一段とドル高が進んだことから、投機筋の売り退く動きが鮮明となった模様です。目先は1300ドルの大台を守れるのか注目されますが、ヘッジファンドなどの投機買いが後退して売り圧力が弱まっていることも現状です。本日の円換算は4600円前後になります。円建て金は統計的に円高時に上昇(ドル建て価格の上昇力が上回る)、反対に円安時に下落(ドル建て価格下落が上回る)する傾向が強いように思われます。

【穀物市況】
穀物市場は春先の降雨から小麦やコーンの作付け遅れが懸念される環境から、引き続き投機買いの強気主導に天候プレミアムを買う動きが優勢となっています。