おはようございます

【金融・為替】
イランとの核合意から米国が離脱するか残留するかの判断が今週のメインイベントと昨日書きましたが、トランプ大統領は期限である12日を前倒しして8日(日本時間9日午前3時)に発表とするとツイッターに書き込んでいます。米国が離脱して中東をめぐる緊張を高めるのか?或は残留して緊張緩和につなげるのか二つに一つの判断がなされる状況です。発表内容によってはドル相場や株価、商品市場では原油や金相場への影響は少なくないものと見られます。

本日のドル円は109円05銭前後で推移、ユーロは1.192ドルに軟化して、ドル指数は92.7ポイントに小幅に続伸しました。10年債利回りは2.950%と小幅な動きにとどまっています。ダウ平均は2万4357ドル(+94)に続伸してアップル株などのIT関連が上昇を牽引しています。週末に著名投資家バフェット氏率いるバークシャーハザウェイがアップル株の持ち高を大量に増やしたことや、原油か価格上昇からエネルギー株が上昇し、投資家心理に影響した模様です。

【石油市況】
WTI原油は70.73ドル(+1.01)と遂に70ドルの大台をに乗せて3年6か月ぶりの高値を示現しています。ブレント相場も76.17ドル(+1.30)に大幅に続伸しました。トランプ政権がイランとの核合意見直しの可能性が高まっていることから、米国の合意離脱を先に織り込む値動きとなっています。万一米国が制裁を再開するとイラン産原油の輸出量は日量100バレル減少することが見込まれ、原油市況はこの動きを先取りする上昇を見せています。また、イラン中銀と取引のある外国の金融機関は米国市場から撤退を余儀なくされる可能性もあり、トランプ氏の判断に注目が集まっています。

【貴金属市況】
NY金は小幅な保ち合いに終始し、1314.1ドル(−0.6)と小反落して引けています。FOMCや雇用統計からネガティブな反応を示している金市場ですが、投機買いが同様に年初からほぼ半減していて、逆になにか事件があれば投機買いを集める余力を残しているとも受け止められます。本日の円換算は4600円とこのところ4600円を挟む小幅な値動きが続いています。

【穀物市況】
穀物市場は小麦と大豆の急落に連れてコーンも続落、小麦生産地帯の降雨から作柄の改善期待や、中国からの米国産大豆の引き合いの減少、投機筋の買い過剰が下押し要因と見られます。