おはようございます

【金融・為替】
トランプ政権のイラン核合意離脱は欧米の足並みの乱れに乗じて中ロが中東への影響力を強めるとの指摘がある一方で、中途半端な合意を米国はしないとのメッセージを北朝鮮に送るとの指摘もあります。北の核廃棄が実質的に進めばトランプ大統領のノーベル平和賞の可能性も出てきますが、金正恩がトランプよりも上手の交渉を進められれば、核の脅威は中東にも東アジアにも波及することになります。平和賞どころか世界の平和の破壊者とならないことを願うばかりです!

さて、金利差からのドルを買う動きが継続してドル円は109円70銭近辺で推移、ユーロも1.185ドル前後、ドル指数は93.1ポイントに続伸しています。イタリアでは7月に再選挙の可能性も指摘されていて、ポピュリズム政党である「五つ星運動」の動きが連立政権樹立の障害となっているようです。10年債利回りは3.004%と3%台に上昇しています。ダウ平均は2万4542ドル(+182)に反発していて、原油高から石油関連株が上昇を牽引し、金利高も金融株の支援材料となっている模様です。

【石油市況】
原油市況は米国のイラン核合意離脱が結果的に強気投機筋の支援要因となり、前日の一時的な調整から大きく出直り71.14ドル(+2.08)と大幅に高値を更新し、ブレント相場も77.21ドル(+2.36)に上昇しています。米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が、予想外に減少に転じたことも支援要因と見られています。

【貴金属市況】
米国の核合意離脱による中東情勢の不安定さ不透明さが金価格を支える構図の一方で、ドル相場が年初来の高値にあることから上値を抑える展開が続いています。NY金は1300ドル台の前半でもち合う動きが続き1313.0ドル(−0.7)に小幅に続落、ドルの強さだけであればすでに1300ドルを割り込んでいても不思議ではありませんが、前述の材料や、トランプ政権の危うい政策や、ロシアゲートの潜在的な不透明感から下値を支えられる値動きとなっています。本日の円換算は4620円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は天候期のプレミアムを買う一方で、明日の農務省需給報告を前に投機筋がロングを手じまう動きとなり、大豆・コーン・小麦ともに下落しています。