おはようございます

【金融・為替】
前日に6年8か月ぶりの水準まで上昇した米10年債利回りは、本日も上昇の動きを引き継ぎ3.095%に上昇しました。ドル円は110円台前半で推移して現在110円30銭前後、ユーロは続落後にやや持ち直すも1.809ドル前後と軟調推移、ドル指数は93.3ポイントに続落しています。一方で110円台のドル円相場は日本の輸出企業の為替想定ラインに達する水準で、ドル売り・円買い予約の入りやすい水準に到達しています。欧州ではECBの出口模索も、イタリアの大衆迎合的な連立政権誕生が予想されるなか、連立後に2500億ユーロ(32.5兆円規模)の債務免除をECBに働きかけるとの報道もありユーロの反発力を削いでいる模様です。ダウ平均は2万4768ドル(+62)に続伸し小売り株が上昇を牽引した模様です。今月は世界的に株高が続く金融市場ですが、北朝鮮が米朝首脳会談への揺さぶりが見られることや、イランやイスラエルなどの中東情勢は緊張を保ち、今月末が期限とされる米国の完全免除の時期が迫るなどリスク回避要因にも事欠かない情勢です。

【石油市況】
原油市況は引き続き堅調を維持して71.49ドル(+0.18)に続伸し、ブレント相場も79.28ドル(+0.85)に続伸しています。イランへの制裁再開やベネズエラの経済危機による減産観測背景に投機買い旺盛で、シェールの増産による米国産原油生産が過去最高水準を更新していることは投機筋の眼中にないようです。

【貴金属市況】
NY金は取引序盤にユーロが直近安値を更新したこともあり、前日の安値を下回る1285.7ドルまで一時的に続落する場面が見られましたが、その後はユーロ反発に伴いドルが下落に転じたことから金も反発に転じ1291.5ドル(+1.2)に小幅反発して引けています。NY金は昨年12月安値1238ドルから今年4月の高値1369ドルまで131ドル幅上昇し、現在は上げ幅のほぼ2/3押しにあたる水準まで調整が進んでいます。本日の円換算は4570円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は米中間の貿易問題が燻り大豆が急反落に転じたことからコーンも小幅反落し、小麦は堅調を維持するまちまちな展開となっています。