おはようございます

【金融・為替】
イタリアの連立政権と大統領の対立から夏にも再選挙が予定されることから、伊10年債利回りは3.4%まで上昇して4年ぶりの水準に、連れてユーロは対ドルで1.153ドル10か月ぶりの安値に、対円でも125円割れと11か月ぶりの安値に沈む、欧州株の下落も顕著なリスク回避の動きとなっています。米国でもダウ平均が一時500ドルを超える下落となり2万4361ドル(−391)と引け値ベースでも大幅安となりました。株売り→債券買い→国債売りから10年債利回りは2.768%に急低下しています。ドル円でもリスク回避の動きから円が上昇して一時108円10銭近辺まであり、現在も108円65銭近辺で推移して一段のドル安・円高の展開となっていますが、ドル自体もユーロ安背景に指数が94.8ポイントに続伸する展開から、強い通貨の序列は円→ドル→ユーロとなりリスク回避時の円買い優勢の展開となっています。

更に米国は対中国への制裁発動期限を来月15日に決めることを表明し、米中の貿易紛争が再び高まる情勢となっています。米朝首脳会談の道筋がつくまで貿易問題は一時棚上げとした米中合意も、北朝鮮の強気姿勢の背景に中国の後ろ盾があるとの見方に、トランプ政権は警戒していて中断合意も反故にされる事態も市場のリスク回避の動きを強めた模様です。

【石油市況】
原油は先週末の急落からリバウンドで戻す場面が見られたものの、引き続きOPEC+ロシアの減産緩和観測や、リスク回避の株安・ドル高などから続落に転じて66.73ドル(−1.15)で引けました。一方のブレント相場は75.39ドル(+0.09)に子反発しています。

【貴金属市況】
金は対ユーロでのドル高を嫌気する売り物と、南欧の金融不安台頭から安全資産としての金を強気する動きが交錯して1299.0(−4.7)に反落するも1300ドルを挟む水準を保って引けています。本来であればリスク回避の主役である米国債と同様の人気を集めるものの、ドルの地合いが強いことから資金流入は限定的なものとなっています。本日の円換算は4530円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は金融市場全般にリスク回避の展開となったことから、全般に売り込まれる展開となりました。