おはようございます

トランプ大統領は今月12日に米朝首脳会談を開くことを正式に表明しました。北朝鮮の積極的な外交攻勢や、核廃棄に向けた姿勢を評価した模様で会談内容が注目されます。景気指標では5月の米雇用統計が好調な経済を示したことに市場はリスク選考の動きとなり、ダウ平均は2万4635ドル(+219)に反発して引けています。雇用者増は22.3万人と予想の19万人を上回り、失業率も3.8%とコンマ1改善しています。一方で注目された平均賃金は前年同月比で+2.7%と金融危機前の3%以上には届かない状況ながら、今月12・13日のFOMCで利上げする障害とはならないようです。

リスク選考の動きはドル買いにつながりドル円109円50銭前後で今週の取引を終了、対ユーロでも1.166ドルと小幅に上昇し、ドル指数は94.1ポイントに上昇して引けています。株高・債券安から10年債利回りは2.904%に上昇しています。商品市場ではドル高の動きもあり総じて軟調推移で、WTI原油65.81ドル(−1.23)、北海ブレント原油が76.79ドル(−0.77)とOPECの原産緩和姿勢に売り物を集め、WTIについてはシェール増産から生産量が過去最大となり、WTIvsブレント比は10ドル前後に拡大しています。金は雇用統計によるドル高や今月の利上げがほぼ確実視される状況に、1300ドルの大台をやや割り込み1294.8ドル(−5.3)に下落して引けました。(円換算4550円前後)

米景気指標を受けて株価が反発に転じるリスク選考も、米朝会談の内容が問われる情勢、欧州ではイタリアやスペインの政局の行方が不透明なことから、今後のユーロの信任に対する懸念の残ること、さらには今月より開始された米国のアルミ・鉄鋼の関税引き上げや、これに対する欧州をはじめとした報復合戦の再燃懸念など、金融市場の火種が燻る状況に変化は見られず、リスク選考とリスク回避を今後も繰り返すものと推測されます。

よい週末をお過ごしください!