おはようございます

【金融・為替】
ドル円は110円15銭前後と110円台にドルが戻す(円は反落)展開となっています。先週の雇用統計など米気気指標は概ね好調を維持し、来週13日には今年2度目の利上げが確定的となっていることから、日米の金利差が再び意識される状況となっています。ユーロは前日に続き1.177ドルに続伸(ドルは続落)して、前日のプラードECB専務理事の量的緩和終了を来週の理事会で協議するとの発言からユーロ売りのポジション調整の買いが優勢となり、ドル指数も93.6ポイントに続落しています。日米欧の中央銀行の金融政策では緩和終了の出口に最も遠いのは日銀であることが明らかで、仮に本日のように株高のリスク選好が続くようであれば金融政策の違いを意識した円売りが続く可能性が考えられます。米10年債利回りは2.975%に上昇しています。

ダウ平均は2万5146ドルと5月12日以来の大台乗せで引け値ベースでは3か月ぶりの高値を示現し、ハイテク中心のナスダックは連日の史上最高値を更新する動きとなっています。金利上昇や欧州の金融正常化に向けた動きへの期待もあり、金融株がダウ平均を牽引した模様です。この日ムニューシン財務長官がカナダを関税引き上げの対象から外すようにトランプ大統領に助言したと伝わったことも、貿易摩擦の緊張緩和観測につながり株価上昇に一役買ったようです。週末のサミットでは貿易摩擦問題が最大の焦点となりますが、カナダを除外すると米国vsG6の構図が崩れることにつながりG 6の足並みの乱れも想定されることになります。

【石油市況】
原油は64.73ドル(−0.79)に反落し、EIAの在庫が増加したことや製品需要の後退を嫌気する動きとなりました。ブレント相場は75.36ドル(−0.02)と小幅な下落にとどまり、世界的な需給均衡から中東産原油への依存度の高い北海原油を支える動きとなっています。

【貴金属市況】
NY金は序盤のユーロ高・ドル安を受けて一時1306ドル台の2000日移動平均線に接近するもここで息切れし、徐々に上値を切り下げる展開に1301.4ドル(−0.8)に小反落して引けています。米国に続き欧州でも金融政策の正常化に向かうとの見方が、次第に買いの手の追随難となったものと見られます。引き続き1300ドルを挟むレンジが継続し、円建て換算値は円安支援に4585円前後となります。

【穀物市況】
穀物市場は小麦相場が続伸も、作柄の改善期待に投機買い縮小のコーンと大豆は下落しています。