おはようございます

米朝の首脳会談に向けてG7閉幕前に席を立ったトランプ大統領ですが、残された6首脳が「首脳宣言」を発表し「保護主義と戦う」などの文言を盛り込ました。その後機上のひととなったトランプ大統領が機上よりツイッターで「首脳宣言を承認しないように米代表団に指示するとともに、米国にあふれる輸入車に関税をかけるためだ!」なんでもカナダのトルドー首相が鉄鋼の関税引き上げは屈辱的と発言したことが大統領の逆鱗に触れたようで、土壇場でのちゃぶ台返しとなりました。もともと首脳宣言を出すことは難しいと思われていましたが、一旦合意したことを履行しないトランプ大統領との交渉の難しさを改めて再認識させられるもので、今後もつかみどころのない米大統領との付き合いは各国首脳にとって大きなハードルとなりそうです。

さて、10日に米朝首脳がシンガポール入りして会談に向けた準備が進められています。トランプvs金両首脳が会談2日前からの現地入りは用意周到なもので、当日の会談内容が世界の寝耳を集めることは必然となっています。日本としては拉致問題への大統領の助言が頼りとなりますが、世界的には朝鮮戦争の終結宣言や、北の核放棄の前進が見られるのか注目されます。

政治的なイベントもありますが今週は日米欧の中銀の政策発表も注目材料で、12 .13日のFOMCでは利上げはほぼ織り込みもメンバーの今後の利上げ回数予測、更にパウエル議長の会見内容が注目されます。そして14日のECB理事会ではQE縮小議論の内容が注目されます。週末の日銀会合は無風と思われます。

今週は政治と金融イベントが連日続き、市場への波乱要因になるものと見られます。