おはようございます

米朝首脳会談への評価の賛否は割れていて、歴史的会談と称えるものと、CVID(完全かつ検証可能な不可逆的非核化)への言及が声明文になく失望するとのものです。トランプ大統領としては11月の中間選挙へ有利に働くパフォーマンスとなったと自負し、金ジョンウン委員長には体制保障のお墨付きを獲得した実績を誇ることになりそうです。核放棄への実質的な今後の交渉に委ねられるもので北朝鮮の本気度が試されることになり、のらりくらりとなれば緊張が再び高まる可能性もあります。日本は拉致問題解決に向けて日朝間の交渉に至る努力が必要で、トランプ大統領の口添えへの期待は過剰評価してはいけないのでしょうね!

【金融・為替】
米中会談の市場への影響は限定的なものとなり、むしろ本日のFOMCへの関心に移っているものと推測されイベント前の静かな一日となったようで、ダウ平均は2万5320ドル(−1)と5日ぶりに小反落しました。ドル円は110円35銭前後でドル買い動きが優勢となり、ユーロは逆に1.174ドルに小反落し、ドル指数は93.8ポイントと小幅ながら上昇しています。10年債利回りは2.957%とこちらも小幅動きに終始しています。FOMCは日本時間明日の午前3時に政策金利を発表し、続いてパウエル議長の会見が開かれます。既に今年2度目の利上げは市場では織り込み済みで、メンバーの今年の利上げ回数が3回なのか4回に集約されるのか注目されています。

【石油市況】
原油は66.36ドル(+0.26)に小幅に続伸し、ブレント相場も75.88ドル(−0.58)に下落するまちまちな展開となっています。来週のOPEC総会を控えてサウジやロシアの減産緩和の動きに異を唱える加盟国もあり、来週の総会に向けての不透明感が先行きの見通しを不透明なものにしています。

【貴金属市況】
金は対ユーロでのドル高を嫌気する動きから1299.4ドル(−3.8)に反落して引けています。引き続き1300ドルを挟む展開が続き、本日のFOMCまえのポジション調整に終始した模様です。本日の円換算は4590円前後で、円建ては4600ドル台回復がこのところの上値て抵抗となっています。

【穀物市況】
穀物市場は農務省需給報告で生産量見通しが据え置かれたことから反発、小麦・コーン・大豆ともに急反発しています。引き続き作柄に問題は見られないようで、戻り相場も限定的なものと見られているようです。