おはようございます

【FOMC】
政策金利を0.25%引き上げ年率1.75%〜2.0%とし、メンバー8人の全員の賛成となりました。そして、注目された今年の利上げ回数は会合参加者15人のうち4回を7人が支持(3回は5人)し最大となり、前回3月会合の3回を上回るものとなりました。一方で長期的に適正な政策金利の中央値を2.9%とし、早ければ2019年にも達成が見込まれるために、2019年と2020年のそれぞれの利上げ回数は3回と1回とし「政策金利は引き続き緩和的」という文言を残すことになりました。パウエル議長の会見では米経済の力強さに自信を示すとともに、議長の記者会見を現行の年4回からすべての会合で会見を行うことを発表しました。今年の利上げ回数が年4回となったことはややタカ派的なサプライズでしたが、来年以降の利上げ回数がその分減る可能性もあり一方的なドル買いには結びつかなかった模様です。

【金融・為替】
発表直後のドル相場は対円で一時110円80銭台まで買われ、対ユーロでも1.18ドルまで上昇、その後はドル買い一巡から現在それぞれ110円30銭近辺、1.179ドル近辺にドル買い修正の動きとなっています。ドル指数は一時94ポイントまで上昇し現状は93.5ポイント前後で推移、10年債利回りは一時3.0%台に乗せ同2.977%前後、ドル高や金利高は落ち着きを取り戻しています。ダウ平均は2万5201ドル(−119)に続落し、利上げ回数が予想を上回ったことや米中の貿易摩擦が深刻化する見方を嫌気する反応を見せています。今週末に米国は対中国製品への個別関税引き上げの詳細を発表する見通しで、貿易摩擦の進行懸念からドル買いが一服するものとなったようです。

【石油市況】
原油は66.64ドル(+0.28)に続伸し、ブレント相場も76.64ドル(+0.86)に上昇しています。EIAの週間原油在庫が予想外に減少に転じたことが上昇要因と見られますが、来週のOPEC総会を控えて上昇に懐疑的な見方もあり上昇幅は限定的なものとなりました。

【貴金属市況】
FOMCの発表前に取引が終了するNY金は1301.3ドル(+1.9)と引き続き1300ドルを挟む保ち合いのまま引け、発表後の時間外では利上げ回数が予想を上回ったことを嫌気し、一時1290ドル台前半まで反落し、その後は米中の貿易摩擦への懸念から持ち直し現在は再び1300ドル前後に戻しています。本日の円換算は4600円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は小麦相場の下落が牽引となり、全般に続落を強いられる展開となりました。