おはようございます

【金融・為替】
米国の対中国への追加関税リスト発表からリスク後退となり、ダウ平均は2万4700ドル(−219)と5日ぶりに反落に転じています。株安・債券高から10年債利回りは2.842%に低下も、ドルは強い地合いを維持して対円で112円近辺まで上昇し5月の高値(円の安値)111.4円を抜き、1月上旬以来6か月ぶりの高値を示現、対ユーロでも1.673ドルに上昇し、ドル指数は94.7ポイントに続伸しています。

米中の貿易戦争のエスカレートは落ち着きを取り戻した金融市場を再び震撼させ、株価のみならず商品市場まで下落を強いる展開となりました。2大経済大国の衝突は2国間にとどまらず他国への悪影響は避けられず、その影響力を再認識させられる一日となりました。意外な動きは株安・ドル高の反応で、リスク回避=安全通貨の円買いのシナリオは今回当てはまらず、ドル買いの動きが一層高まる展開となったことです。

【石油市況】
原油はこのところの米中貿易問題浮上に株価や他商品安となるも、供給力不安から比較的堅調に推移していましたが、今回はリスク回避の煽りを受けて急落し70.38ドル(−3.73)で引け、ブレント相場も73.40ドル(−5.46)に急落しています。また、イランへの制裁緩和からイラン産原油の供給が見通せることや、リアビアの供給再開も影響した模様です。

【貴金属市況】
金は米PPI(生産者物価指数)が予想以上に上昇しドル高の動きに転じて、序盤の1250ドル台前半の保ち合いから下落し1244.4ドル(−11.0)と今月3日以来の安値で引けています。経済有事から米債券市場に資金が流入も、このところの金はドル相場の動きが最大の変動要因となっています。本日の円換算はドル建て下落も円安に支えられ4465円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は米中の貿易戦争の当時銘柄でもあり、最も影響を受けることから軒並み下落を強いられています。