おはようございます

【金融・為替】
NYダウは反発に転じ+224ドルの2万4924ドルで引けました。中国当局からの強い反発はなく、高官による米中の交渉意欲も伝えられていることから、前日に下げを見た対中国との貿易比率の高い企業が買い戻されている模様です。ドル円は112円50銭前後で推移し一段のドル買いが進んでいます。貿易問題を巡る資源国通貨や新興国通貨が売られ、貿易問題では米国経済が最も優位に立つとの見方がドル買いを支援しているようです。ユーロは1.666ドルと小幅に続落し、ドル指数は94.8ポイントに小幅に続伸しています。10年債利回りは株価反発もあり債券安の流れから2.853%に上昇しています。今週は米生産者物価指数(PPI)が事前予想を上回りFRBによる利上げ加速を意識させる内容となりましたが、本日発表された消費者物価指数(CPI)は逆に事前予想を下回り、インフレ率の停滞意識に利上げ加速見通しがやや後退しています。

【石油市況】
原油は期近限月が70.33ドル(−0.05)に小幅続落も、他限月は反発に転じるまちまちな値動きとなりました。一方のブレント原油は74.45ドル(+1.05)に反発し、前日の急落に対するリバウンド的な動きも見られるようです。引き続き貿易戦争を嫌気する動きや、リビアの供給復活から供給懸念後退が上値を重いものにしているようです。

【貴金属市況】
金はアジア時間の終盤に一時1241.4ドルまで下落し、引き続きドルの強い地合いが継続していることが嫌気材料ながら、NY時間ではCPIが事前予想を下回り物価上昇停滞観測がFRBの利上げに影響を及ぼすとの見方に加えて安値警戒もあり、取引時間は反発に転じて小幅ながら1246.6ドル(+2.2)に戻して引けています。円建ての換算値は4500円とほぼ1か月ぶりに4500円台復帰となりそうです。

【穀物市況】前日の米中の貿易戦争のエスカレートを嫌気して急落した穀物市場ですが、本日は中国からの追加の牽制行動が見られず、株価も反発に転じたことから全般に戻る展開となった模様です。