おはようございます

【金融・為替】
中国人民元の下落は今週は落ち着きを取り戻していますが、同様に米国の制裁の影響もありロシア・ルーブルは2年ぶりの安値に沈み、トルコ・リラは対ドルで史上最安値を更新し、米利上げやトランプ政権の貿易政策による新興国通貨の下落が継続して米国への資金流入と回帰の原因となっています。この日は米国時間からドルを買う動きが強まりドル指数は95.6ポイントと年初来高値に接近し、対ユーロで1.152ドルに、対円でも111円10銭にそれぞれ反発しています。10年債利回りは逆に2.935%に低下していて、株安・債券高からの影響を受けています。ダウ平均は2万5509ドル(−74)に続落し、長期債利回り低下から金融株、原油価格下落から石油株の下落が下げ要因となっています。

【石油市況】
原油は66.81ドル(−0.13)に小幅続落し、ブレント相場も72.07ドル(−0.21)に続落しています。目新しい売り材料はないものの、貿易戦争による需要の減退観測が上値を重いものにしているようです。

【貴金属市況】
金は引き続き1210〜1220ドル近辺でのもみ合う展開で、NY時間に発表された米生産者物価指数(PPI)が事前予想を下回ったことから上昇に転じる場面も見られましたが、ドル指数が年初来の高値圏にあることから次第に上昇料を削がれ軟化し1219.9ドル(−1.1)に小反落しています。PPIは物価上昇の鈍い状況を示したことからFRBによる利上げ観測をやや後退させるもので、金にとっては下げ渋る要因となっています。本日は消費者物価指数(CPI)が発表される見通しで、金価格が本格的に底入れするには継続的に景気指標が予想を下回ることが増え、利上げ回避によるドル高是正が必要となりそうです。本日の円換算は4320円前後になり、円建て価格は4300円台前半での保ち合いが継続しています。

【穀物市況】
穀物市場は10日の農務省需給報告を控えてポジション調整の売り物から、大豆・コーン・小麦ともに下落しています。報告では単収の上方修正の可能性が指摘されています。