おはようございます

【金融・為替】
週明けの市場は引き続きトルコショックが尾を引き、とばっちりで年初来安値を付けたアルゼンチンの通貨ペソに対して中銀は緊急の会合を開き政策金利を5%引き上げ年率45%としました。通貨貿易や物価上昇、さらに資金流出の抑制手段となります。下落する通貨は新興国に限らず、トルコに多額の債権を抱える欧州の金融機関が属するユーロ売りにもつながっていて、買われているのは米ドルのみならず、安全通貨として円を買う動きも広がっています。リスク回避のときに世界1の対外債権を保有する日本の投資家が資金を引き揚げるとの読みもあるようです。トルコ政府が米国人牧師の開放をする見通しが現状では立たず、金融市場の緊張が続く状況が継続しています。

ドル円は110円75銭前後で推移していて昨日の東京市場からは50銭前後の円安・ドル高で推移、ユーロは1.406ドルとこちらも小反発していますが、新興国通貨の続落もありドル指数は96.2ポイントと堅調を維持しています。ダウ平均はー125ドルの2万5187ドルに4日続落し、トルコ情勢が世界経済の減速や金融危機につながるリスクを意識する動きとなっています。10年債利回りは2.877%に小幅に上昇しています。

【石油市況】
原油はトルコ情勢から原油需要が伸び悩むとの見方に一時65.71ドルと1か月半ぶりの安値示現となり、引けにかけては戻したものの67.20ドル(−0.43)に反落して引けています。ブレント相場も72.61ドル(−0.20)に反落して引けています。

【貴金属市況】
金は欧州時間に節目の1200ドルを割り込む展開となり1198.9ドル(−20.1)と3日続落して引けています。トルコ情勢は金融危機を意識させるもので、本来の金であれば安全資産として買い物を集める材料ながら、ドル建てで取引させる金はドル高に押される展開となっています。1200ドル割れは昨年3月以来の安値となり、ぼちぼち値ごろの働く水準となりますが、買い手であるアジアなどの新興国は通貨安に見舞われ自国通貨建ての金価格がそれほどの下落は見られず、買い手の消極姿勢が投機的な売り手を勢いつかせている状況のようです。我らが円建ては強い通貨ゆえ、本日の円換算は4245円前後になります。4300円割れは16年12月以来の安値となり、やはり値ごろ的には下げ止まりまでの値幅は小さいものと思われますが!?

【穀物市況】
穀物市場は大豆こそ前日の下げの反動高も、コーンと小麦は続落を強いられています。