おはようございます

【金融・為替】
米中の貿易戦争がエスカレートしてリスク回避の動きが続いていますが、本日はその仕掛け人でもあるトランプ大統領が「適切な時期が来れば中国と取引する」とツイートしリスク回避姿勢が後退する一日となりました。ダウ平均は2万5532ドル(+207)に2日ぶりに反発に転じ、通貨ドルも対円で109円60銭に、対ユーロで1.120ドルにそれぞれ反発し、ドル指数も97.5ポイントまで反発しました。債券は反落し、10年債利回りは2.413%に上昇しました。

トランプ大統領はさらにFRBへの利下げ要求をツイートしたことも、市場の利下げ期待にもつながり結果的に口先介入による市況回復を狙っているようにも見られます。市場の注目は6月下旬の大阪サミットに向けて米中の物別れに終えたこれまでの協議に対する失望を、トランプ大統領と習近平主席の首脳会談実現で最終的な解決を図るという期待が再び広がっているようです。

【石油市況】
原油は61.67ドル(+0.74)に反発にし、株価が反発に転じてリスク回避の動きが後退したことや、サウジの石油施設にドローンに爆弾を搭載しての攻撃に反応しています。攻撃はイエメンにある過激派組織で、資金面ではイランが後ろ盾と見られていて中東の緊張を意識する展開となりました。

【貴金属市況】
前日に4月10日以来の1300ドル乗せの金ですが、アジアや欧州の株価が下げ渋り、米国市場ではトランプ大統領のツイート効果もあり株価が反発に転じるとじりじりと軟化に転じ、大台を割り込む1296.3ドル(−5.5)に4日ぶりに反落に転じています。この日はドル相場も堅調に推移したことからドル高に押される展開となりましたが、米中の貿易戦争の合意までの道のりはまだ遠いことから、リスク回避局面では逃避資金の一部の受け皿になりそうです。本日の円換算は4560円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はリスク回避の市場ムードが後退したことや、降雨による作付け遅れが影響して大豆・コーンともに堅調に推移しています。