おはようございます

【金融・為替】
米中の貿易戦争は現在も進行中ながら、10月の閣僚級協議の再開を機に極端な悲観色がやや後退し、株価の反発に見られるようにリスク選好型の市場環境がこのところ続いています。リスク回避で買われたは主要国の債券(国債)、通貨では日本円やスイスフラン、商品では金・銀といった貴金属でしたが、過度な悲観から市場が立ち直ると同時にこれらは株式市場や米ドルが買い戻される状況とは逆に、益出しや反対売買による売り物に押される状況となっています。

為替はドル円が107円50銭前後で一段の円売りドル買いの動きに円は6日続落に、ユーロは1.104ドルとほぼ横ばいに推移、ドル指数は98.3ポイントとほぼ前日並みに推移しています。米10年債利回りは債券売りが続き、債券価格の下落と相まって本日も1.735%に上昇が続いています。ダウ平均はマイナス圏に沈む時間帯が続くも、引けにかけては持ち直し2万6919ドル(+73)に5日続伸して引けています。米中リスクは10月に先送りされてリスクは今まで通りに残る状況ですが、一部中国紙が10月の協議で中国側は米国産の農産物の輸入拡大で合意の見通しと伝えられています。来週のFOMCでは過度な利下げ(−0.50%)の可能性は後退しているものの、0.25%の引き下げが市場の現状のコンセンサスといったところでしょうか。

【石油市況】
原油は57.40ドル(−0.45)に反落して引け、前日の急伸に対する調整となっています。米大統領補佐官であるボルトン氏が解任される報道から、強硬派で知られるボルトン氏の退場から米国とイランの対話に向けた期待が中東の緊張緩和に寄与するとの見方も上値を重いものにしています。

【貴金属市況】
金はアジア時間から中心限月の12月限が節目の1500ドルを割り込む展開となり、その後NY時間には持ち直す動きも見られましたが、引けにかけては再び売られて1499.2ドル(−11.2)に4日続落し、終値ベースでの大台割れは8月6日以来となります。債券相場や円と同様に買われ過ぎの修正局面が続いています。本日の円換算は5120円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は揃って大幅高の反応を示し、農務省の作柄見通しの後退を好感する動きとなりました。