おはようございます

【金融・為替】
米中両国は貿易協議の「第1段階の部分合意」に向けた署名の会談場所を模索中との報道は昨日のことですが、さらに追加関税を段階的に撤廃する方針で一致した模様です。金融市場はこれを受けてリスク選好の動きが強まり、ドル高・株高・債券安・金安の反応を示してきました。但し、知的財産権の保護や国有企業への補助金問題などは「第2段階」以降の交渉に先送りされるようで、過去に「卓袱台返し」の事例のあるトランプ大統領、包括的な最終合意に向けた道のりは険しいものとなりそうです。

為替はドル買い優勢となりドル円が一時5月下旬以来の109円45銭まで円安進行し、現在も109円30銭前後の円安・ドル高で推移、ユーロも1.105ドルに続落し、ドル指数は98.1ポイントに続伸しています。債券相場の下落売りに伴い10年債利回りも1.920%に上昇しています。ダウ平均は2万7674ドル(+182)に大幅続伸して、ナスダックやS&P500指数とともに3市場が高値を更新するリスク選好の動きとなりました。

【石油市況】
原油は米中の貿易交渉の部分合意の動きや、段階的な関税の撤廃に向けた合意を好感して57.15ドル(+0.80)に反発して引けています。

【貴金属市況】
金は債券相場の下落に見られるように安全資産として価値が米中合意によって後退、ドル高や株高のリスク選好の前に反落に転じ、更にテクニカルなストップ売りを巻きこみ一時1461.4ドルと最近のレンジの下限を下回り8月5日以来の安値を示現し、戻り足の鈍いまま1466.4ドル(−26.7)に急反落して引けています。目先はレンジの下限であった1480ドルを下に抜けたために、一段の下余地も残されますが1450ドル前後が下値サポートラインかと思われます。本日の円換算は5150円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は米中の合意を受けて大豆が急反発に転じましたが、収穫時期の荷の重荷もありコーンは続落して引けています。