おはようございます

新型肺炎の感染が日本国内でも「市中感染」の段階に入りました。感染のステージが一段引きあがったもので、今後は町中のどこで感染しても不思議な状況ではない状態で、もはや他人事では済まされない深刻な状況です。日本にとっては隣国の中国ですが、はるかに離れた米国の金融市場でも最大の関心事項となっています。米金融当局の低金利政策の継続や、企業業績の好調、さらに景気指標や雇用情勢の好調も手伝い史上最高値圏で推移している株価もこのところ新型肺炎の感染状況に振り回される展開が続いています。

ダウ平均は序盤に100ドル超下落も、引けにかけては幾分下げ幅を詰めて2万9398ドル(−25)と小幅に続落して引けています。この日、米中の貿易交渉の部分合意による一部の関税引き下げが確定しましたが、大部分の関税引き上げが継続される状況に、先行きの交渉を楽観視する向きは少数派のようです。それよりも新型肺炎の拡大が日本を含めた周辺国に拡大が広がり、更なる拡大に市場が身構える情勢に変わりないようです。中国をはじめ日本やアジアの周辺国も新型肺炎拡大による景気の腰折れに対策を講じていますが、人の移動や物量の停滞が今後の景気の維持にとっての障害となっています。

為替市場はドルが一段上昇してドル指数が99.1ポイントに続伸、ドル円は109円75銭前後で取引終了、ユーロドルは1.083ドル前後で取引され、10年債利回りは1.590%に再び低下に転じています。

商品市場では原油が52.05ドル(+0.63)と4日続伸して引け、新型肺炎拡大による原油需要の後退観測に50ドル割れまで売り込まれるも、値ごろ感に加えて、OPEC+ロシアで減産協議が続けられていることが反発の背景と見られていますが、先行きの原油需要の減退が確実視されることから、今後の上値も限定的なものと予想されます。金は1586.4ドル(+7.6)に3日続伸して引けています。1550〜1600ドルのレンジ内の展開が続いていますが、新型肺炎の拡大による金融市場の不安定な動きから、引き続き米国債とともに安全資産への逃避資金を呼び込んでいます。(円換算は5580円前後)

週明けの17日の米国市場は「大統領の日」で休日となることから3連休となります。良い休日をお過ごしください!