おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万8931ドル(+83)に反発、ナスダック総合指数やS&P500は5日続伸して引き続き高値更新のリスク選好の動きとなっています。為替はドル円は105円95銭と円高・ドル安に転換、ユーロは下落後に1.183ドルに反発し、ドル指数は92.8ポイントに続落しています。米10年債利回りは0.690%に小幅に上昇しています。

本日はジャクソンホールでFRBパウエル議長の講演が注目材料、日本時間午後10時10分から予定されています。内容を見極めたいとの見方がある一方で、米バイオのモデルナ社は治験により中高齢者の稀有化が若者と同様の成果が得られたとして株高支援となった模様です。どちらかと言えば金融市場では過剰にFRBに依存する状況が現在の株高の背景にあるだけに、前のめりに緩和を織り込む期待先行相場の反動も危惧される状況です。

【石油市況】
原油は43.39ドル(+0.04)と小幅ながら3日続伸して引けています。熱帯性低気圧が発達してハリケーン・ローラに成長し、石油施設への一定の被害が考えられることや、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫の減少に反応を占めています。

【貴金属市況】
NY金は取引序盤のドル高局面から一時1906.4ドルと2週間ぶりの安値に沈むも、その後は反転ドル安方向に為替市場が流れを変えると押し目を買う動きに変わり、じりじりと上昇に1952.5ドル(+29.4)に急反発して、この穂の高値圏で取引を終了しました。とは言えドル相場は前日から小幅なドル安程度で、ここまでの上昇の要因とは見られませんが、株式市場同様に本日のパウエル発言期待が先行している可能性もあります。本日の円換算は6660円前後になります。