おはようございます

【金融・為替】
週明けに小反発したダウ平均は3万5813ドル(+194)に続伸し、長期金利の上昇から金融株、原油の反発からエネルギー株も堅調を後押ししているようです。一方で金利上昇からナスダック総合指数は1万5774(−77)に続落し、S&P500市場は4690(+7)に小幅に続伸しています。

為替市場はドル円が115円の節目を抜けて115円10銭前後にドル高・円安が進行し2017年1月以来の円安水準となっています。ユーロは1.125ドルに逆に小幅反発して推移、ドル指数は前日の96.5から96.4ポイントに小反落しています。米10年債利回りは前日の1.627%から1.681%に上昇しておよそ1か月ぶりの高水準となっています。バイデン大統領は再任パウエル議長にインフレ抑制を要請、利上げ観測は徐々に高まり「インフレは一過性」の文言は後退せざるを得ない状況です。

【石油市況】
米バイデン政権からの要請を受けて日本は初の備蓄石油を放出を始めて決定、このほか、韓国・インド・イギリス・中国なども放出に強調すると見られています。このニュースに反応してWTI原油は一時75.30ドルに急反落する場面も見られました。しかし、各国の備蓄放出では世界の石油需要を満たすには遠く及ばないことや、12月のOPECプラスでは逆に増産見直しを調整するとの見方もあり、増産縮小による放出の需給ギャップ解消に動くと、備蓄放出が無駄になるとの見方もあります。売り一巡後は反発に転じて78.50ドル(+1.75)に続伸して引けています。産油国を敵に回す政策では安定価格は望み薄で、いかに見方につけるかの努力が必要となります。

【貴金属市況】
金は前日の急落もアジアから欧州市場では節目の1800ドルは維持され、一時1812.5ドルまで戻す場面も見られました。動きが出たのはNY市場の開始後で前日の下落から更に売りが膨らみ一時1781.7ドルまで続落、その後の戻り基調も鈍いまま1783.8ドル(−22.5)に続落して引けています。先週の高値から下げ幅はほぼ100ドル前後に達し、NY金の取組高は前日の段階で58万枚割れに4万枚余り減少、前日の出来高51万枚の大商い、本日の投機買いのポジション縮小は一段と加速していると見られます。RSIは70から40ポイントに急低下し、テクニカルの買われ過ぎは解消に向かっています。投機筋の重視する50日&100日&200日移動平均線は1790ドル前後に集中しています。買われ過ぎの解消による1800ドル割れは、高値から買い見送りの実需も触手を伸ばすタイミングを計るものと推測されます。本日の円換算は6620円前後になります。