おはようございます

【金融・為替】
感謝祭前日の市況は概ね平穏な1日となりました。25日(木)のNY市場は全休の予定で、26日(金)は短縮取引となり事実上の4連休になります。但し、電子取引は25日、26日は短縮ながら取引は継続されますので、貴金属や石油に関しての取引は米国市場を横にらみしながら国内市場も推移します。

ダウ平均は3万5804ドル(−9)に小幅続落、一方でナスダック総合指数は1万5845(+70)に反発し、S&P500市場は4701(+10)に続伸して引けています。為替市場はドル買いの動きが継続し、ドル円は115円40銭前後に円安・ドル高が進行、ユーロも1.119ドルに反落し、ドル指数は前日の96.4から96.8ポイントに続伸しています。米10年債利回りは一時1.69%台まで上昇後に1.636%に低下し、前日比では小幅低下して推移しています。

本日は個人支出(PCEコア)が前年比+4.1%と前月の3.6%を上回りました。また、新規失業保険申請件数も19.9万人と昨年3月以降初めて20万人を下回りました。注目された今月上旬のFOMC議事要旨では数人が「資産購入のペースを調整し、政策金利引き上げを想定より早く準備すべき」の意見が出された一方で「インフレは一時的で、拙速な利上げは経済を冷やしかねない」との意見も出されています。先週はクラリダ副議長やウォーラー理事がテーパリングを加速し利上げを準備すべきとタカ派的な意見が出て、12月のFOMCの議論対象となるのは当然視されますが、議事要旨そのものは本日の市況への影響は軽微でした。

【石油市況】
原油は前日に荒れた展開も本日は保ち合いが続き78.39ドル(−0.11)に小反落して引けています。備蓄石油の国際協調は前日にほぼ織り込み、市場の視線は来週12月2日のOPECプラスの会合に移り、米国主導の備蓄放出に対応するために、OPECプラスが増産幅を調整するのか警戒が高まっています。

【貴金属市況】
先週後半から利上げ時期の加速観測から投機筋の手仕舞い売りから大きく水準を切り下げた金相場ですが、アジア時間では売り一巡から反発基調で取引が続き、欧州時間では1796.2ドルと大台手前まで一時反発しました。しかし、低下していた長期金利が米国時間入り後に一時1.7%に迫る上昇から、再び売りが加速して一転1777.4ドルと今月3日以来の安値に沈みました。引けにかけては長期金利が再び低下に向かい、下値を徐々に切り上げて1786.9ドル(+0.6)で引け小幅ながら5日ぶりに下げ止まって引けています。NY金の取組高はピークの62万枚から23日現在6万枚余り減少し、目先の投機筋の売り圧力は後退したものと推測されます。特筆事項としては金ETFが5か月ぶりに減少に歯止めがかかりそうです。本日の円換算は6630円前後になります。