おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場はリスク回避の動きが継続し一時700ドルの大幅続落となりましたが、取引終盤に売りが一巡し下げ幅を詰めて前日比103ドル安の3万1730ドルに5日続落して引けています。ナスダック総合指数は1万1370(+6)と大幅続落から僅かに反発して引け、S&P500市場は3930(−5)に小幅続落して引けています。FRBによる利上げ&資産縮小の加速が予想される環境下ですが、インフレ抑制に懐疑的な見方が根強く景気後退観測が強まり、投資家心理をネガティブなものにさせていることが相場の不安定な展開につながっている模様です。

為替市場は連日の株安によるリスク回避姿勢に安全通貨として円を買う動きが強まり、直近の円高を水準を抜けてストップ売りも入り一時127円50銭まで円高が進行、買い一巡後は落ち着きを取り戻し現在128円40銭前後で推移しています。ユーロは1.039ドルとほぼ5年ぶりの安値に沈み、ドル指数は前日の104.1から104.7ポイントに連日上昇しています。一方で米10年債利回りは2.85%に更に低下し、3%からは徐々に離れていく動きです。

【石油市況】
原油は106.13ドル(+0.42)に続伸して引け、ロシアによる天然ガスのパイプラインを通じた供給を減らす動きがあり、西側による経済制裁への報復とも受け取れる動きに出ています。一方でEUはロシア産原油の禁輸措置に関して、ハンガリーを取り込む交渉が進まずEU全体での制裁に取り組む姿勢が後退しているとも伝えられています。また、フィンランドやスウェーデンのNATO加盟への申請が近々行われているとされ、ロシア側の反発も予想されています。

【貴金属市況】
今週は株価の下落に伴い金にも換金売りが波及する展開が続き、本日の直近安値を下回る一時1820.4ドルまで続落、引けは安値よる幾分戻すも1824.6ドル(−29.1)に急反落して引けています。先物市場では買い方の投げ退きに加えて、新規売りも見られ弱気相場が広がる展開です。金ETFは最大のSPDRが連日減少して12日現在前月比28t減少しています。株価の不安定な動きから安全資産として流入した資金が、株価対応から逆に流出の憂き目をみせています。3月高値から250ドル余りの調整、率にして12%の下げとなっています。NY金のRSI(相対力指数)は33に売られ過ぎゾーン入りに、(因みに円建ては34)1836ドルの200日移動平均線も下回る水準です。本日の円換算は7520円前後になります。