おはようございます

【金融・為替】
雇用統計を控えたNY株式市場は高安まちまちな展開となり、ダウ平均は3万2726ドル(−85)に反落、ナスダック総合指数は1万2720(+52)に続伸、S&P500市場は4151(−7)に反落して引けています。総じて方向感のない展開ですが、本日の雇用統計を前にして発表内容により金融当局の舵取り(利上げ幅)の方向を見極めたいとの思惑が透けて見える状況です。雇用等者数は25万人増の予想ですが、当局が雇用に自信を持てば利上げ加速、あるいは逆に雇用失速となれば利上げ幅を縮小するとの思惑から、株式・債券・為替市場が身構えているようです。

為替市場は長期金利の低下もありドル売りの動きが強まり、ドル円は欧州時間に一時134円40銭前後まで円安進むも、その後NY時間はドル売りに反転して132円95銭前後で推移しています。ユーロもじりじりと上値を試す動きに1.024ドルに反発し、ドル指数は前日の106.3から105.7ポイントに反落して推移しています。米10年債利回りは2.70%から2.69%に低下しています。こちらも雇用統計を見極めたい面では同様と見られます。

【石油市況】
原油相場は大きく続落して88.84ドル(−2.12)と節目の90ドルを割り込むのは今年2月以来6か月ぶりの安値に沈んでいます。米国の2四半期連続のマイナス成長、英国は5四半期連続、ウクライナと隣接するユーロ圏経済の停滞は特に深刻で、世界的な景気後退懸念が原油需要の減少観測につながり台割れとなっています。引け後は更に一段下落して88ドル割れでの推移となっています。

【貴金属市況】
前日の反落も中国軍の台湾海峡へのミサイル発射からの地政学上のリスクもあり、アジア時間から堅調な展開となった金は米国時間でも継続し、ドル安や長期金利の低下から一段上昇して1806.9ドル(+30.5)に反発して引けています。1800ドル台の大台回復はおよそ1か月ぶりのことで、地政学上のリスクに反応を見せているのもロシア・ウクライナ情勢以来のものです。本日の円換算は7630円前後になります。