おはようございます

【金融・為替】
NY株式市場は4日ぶりに揃って反発に転じ、ダウ平均は3万2969ドル(+59)に、ナスダック総合指数は1万2431(+50)に、S&P500市場は4140(+12)で引けています。ここ3営業日でダウ平均は1000ドルを超える下落となり、値ごろ感もあり下げ渋る展開となっています。本日は耐久財受注が発表され、予想の0.8%や前月の1.9%を大きく下回る0.0%の結果となっています。

為替市場では引き続きユーロの上値の重さが目立ち、戻り局面でもパリティ付近が抵抗となり0.996ドルと前日並みの水準、ドル円は137円10銭前後で推移から東京時間から40銭前後の円安・ドル高で推移、ドル指数は前日の108.5から108.6ポイントに小幅に上昇しています。米10年債利回りも3.11%に小幅に上昇しています。本日よりジャクソンホールでの金融シンポジウムが開催され、明日のパウエル発言が注目されています。それを控え、本日はミネアポリス連銀カシュカリ総裁のタカ派発言も見られ、議長も今後のインフレ抑制のための利上げに理解を求める発言予想が主流となっています。

【石油市況】
原油は94.89ドル(+1.5ドル)に続伸し、90ドル大台を固めるような動きとなっています。今週はサウジの石油相の減産示唆の発言から反発基調をたどり、本日は米エネルギー情報局(IEA)の週報から米国産の原油やガソリンの輸出が過去最大となったことから続伸し、ロシア産の代替え需要が米国産に頼っていることや、米国の戦略備蓄石油(SPR)の放出による備蓄減少も意識されたようです。

【貴金属市況】
金は前日の反発に続き小幅続伸して1761.5ドル(+0.3)で引けています。今月10日の1815ドル近辺からの下落に見舞われ、ある程度売りが一巡して値ごろ感が見られて下げ一服、但し、金ETFの減少が継続しているように、金からの資金流出はまだ止まった感は見られず弱含みの展開は継続しています。本日の円換算は7685円前後になります。