おはようございます

【金融・為替】
NYダウ平均はここ5営業日の下落に対する警戒もありプラス圏に反発する場面も見られましたが、再び売られて前日比−125ドルの2万9134ドルに6日続落して引けています。ナスダック総合指数は1万0829(+26)に6日ぶりに小反発して引け、S&P500市場も3647(−7)に6日続落して引けています。下落により換金売りが一巡しつつあるとの指摘も出ていますが、インフレと金融引き締めによる根強い景気後退懸念がつきまとう展開となっています。

為替市場はこのところ下落したポンドやユーロが米国時間午前まで反発するも、その後は再び下落する展開からドル買い優勢の展開は続き、ドル指数は114.1とほぼ前日並みの水準で推移しています。ドル円はじりじりと円安方向に進み144円7銭前後で推移、介入の効果は市場に145円を意識される面では成功したと言えるでしょうか。米10年債利回りは3.94%とこちらも高止まりしています。

【石油市況】
原油は78.50ドル(+1.79)に3日ぶりに反発して引け、ロシアとドイツをつなぐパイプラインでガス漏れが発生したことに反応、また、ハイケーン「イアン」による海上油田が一部閉鎖されたことも反要因と見られます。(現状では石油施設に向かわない見通し)

【貴金属市況】
金はドル高が一服したことからアジア時間から反発に転じ、NY時間序盤には一時1650.1ドルまで戻るも、その後は再びドルが買われたことや、長期金利の高止まりから軟化し1636.2(+2.8)と3日ぶりに反発も小幅な戻りにとどまっています。本日の円換算は7560円前後になります。