おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場は続伸して引け、ダウ平均は3万3629ドル(+254)に、ナスダック指数は1万1364(+228)に、S&P500市場も4019(+46)に3市場揃って続伸しました。22日付けのWSJ(ウォールストリートジャーナル)紙が来週のFOMCでは「利上げ停止のための労働市場やインフレ状況がどの程度減速を必要とするのか検討を始める可能性がある」との記事が掲載され、先週のウォラーFRB理事の「次回利上げは0.25%が適切」に続き、市場には好感を持って受け止められているようです。例のニック記者の配信のようです。

為替市場はドル円は一段と上昇(円は下落)して130円65銭前後に東京時間から80銭前後の円安・ドル高で推移、日本の10年債利回りは先週は一時日銀が許容する0.5%を上回る場面もありましたが、その後は日銀の政策金利時もあり低下し、日本国債への売り物が細っているようで週明けは0.3%台に下落し円売り要因となっている模様です。ユーロは1.086ドルにほぼ週末並みの水準で推移、ドル指数は週末の101.9から102.0に小幅上昇しています。米10年債利回りは同3.48%から3.52%にこちらも小幅に上昇しています。

【石油市況】
原油は先週は先週に年明けの下落分を概ね取り戻し上昇、週明けの余勢をかって82ドル台中盤まで一時買われるも、その後買い一巡後は軟化し81.62ドル(−0.02)に3日ぶりに反落して引けています。中国は「春節入り」から中国の引き合いは一服、その後の中国経済の正常化期待は根強いようです。また、2月からEUはロシア産の輸入停止や価格上限問題も控えています。

【貴金属市況】
金はアジアから欧州時間は1930ドル前後で保ち合い推移、NY時間昼頃には一時対ユーロでのドル高に押されて1912.5ドルに沈む場面も見られましたが、売りは続かず引けにかけては戻る展開となり1936.7ドル(+0.4)に小幅ながら3日続伸して引けています。NY金先物市場では引き続き徐々に取組高は増加傾向にあり、新規買いが上昇相場を支えているようです。本日の円換算は8080円前後になります。