「ザ・ワールド・イズ・マイン」という漫画を読んだ。
 が、特にその漫画の話はしない。
 どちらかというと、その文章そのものに興味を惹かれる。
 The world is mine.
 世界は私のもの。


「中華思想」という言葉がある。
 Wikipediaから引用するなら以下の通りだ。


『中華思想(ちゅうかしそう)は、中国王朝が宇宙の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する考え方で、漢民族が古くに持った自民族中心主義の思想[1]。』 


 字面をそのまま文面通りに読み取るなら、感想としては「傲慢」かもしれない。
 しかし、それは個人の生き方・哲学としてはとても必要なものだと思う。
 世界を手中に掌握する。という風に考えれば傲慢だが、自分の人生における主人公はあくまで自分であり、自分が中心に位置しており、何よりも自分が最優先されるべきであり、自分のことを真剣に考えることができるのは自分だけ、というような考え方が、この世界を健全に渡り歩いていくためには必要なのだと感じる。
 自分の評価などは他人様が好き勝手に決めればよいが、しかし自分の人生を切り拓けるのはあくまでに自分の手によってのみ。価値を決めるのは他人だとしても、価値を生み出していくのはあくまで自分の手によってのみなのである。


 闇金ウシジマくんでこんなセリフがあった。


『人にやっちゃいけねえ事なんてねえ。罪を背負う覚悟があればな。それがない奴は虫けら同然だ。』


 究極の自己責任論。
 しかし真理である。
 端的に表現してしまえば、健やかに生きていきたければ殺される覚悟を持って殺す心づもりで世界を渡り歩かねばならない。
 誰が作ったかは知らないが、裕福と貧困を天秤に掛けると丁度バランスが取れるように世界は出来ている。お金は無限ではない。真っ当に働いて得たお金であろうとも、自分の財布に1円増えれば世界のどこかで1円減っている。そういうものだ。


 漫然と生きていると死にたくなる。
 大切なのは自覚なのだろう、きっと。