October 2008

October 21, 2008

銀杏並木とギンナンの匂い

前回の更新はいつだったか?
半ば放置され、誰も気にも留めなくなってしまった(笑)

とにかく仕事が忙しくて、息子(いい響き)と戯れる暇もない
世の中上手く出来てるわけだ
「幸せ」の分だけ、「苦痛」や「苦悩」が訪れる

恐らく、彼の目には「夜遅くにビールを飲みにくる髭面のおじさん」程度にしか映っていないことだろう(泣)


気がつけば、夏も終わり、季節は秋
今の仕事場の前の大通りに銀杏並木があって、そのうちの数本が実を付けている

その独特の匂いを嗅ぐと、思い出す幼い記憶

子供の頃、僕の通っていた幼稚園の隣が大きなお寺で
帰り道に母親と境内の大きな銀杏の木のしたで、ギンナンを拾った
母親は軍手をはめて、僕にも用意してくれていたけれど、小さな僕の手には大人用の大きな軍手は不恰好で、小さなギンナンを拾うことも難しかったから、黙って素手で拾っていた
家に帰ってから手がかぶれて、よく叱られたものだ

ギンナンひとつとっても、思い出すのはそんな母親との思い出・・・


あのとき親父は、今の僕と同じように必死に働いていたんだと
今になって思うことが出来る
父親なんて、後からその存在の大きさに気付くものなんだと
だからいいのさなんて、自分で自分を慰めたりして・・・