おでんはなくなってしまったけど、残りの汁を捨てるのは少しもったいない。
何時間も煮込んで、あらゆる具材の旨みの滴る汁です。もったいない。
そんな時は、カレーに打ちなおすに限ります。
おでん、鍋、チャーシューの茹で汁…
なんでもカレーにすれば美味い。
玉ねぎ、きのこ、豚こま、厚揚げ…
冷蔵庫にあるものを適当に入れて煮て、火が通ったらカレールーを溶きます。
それだけ!簡単です。
今日はシンプルに玉ねぎのみ。
生卵とキャベツの酢漬けをのせて。
激辛のツバメオリソースを少しかけて。
インディアンカレーを知ってから、福神漬けやらっきょうよりも、キャベツの酢漬けが欲しくなりました。
本当はしっかり漬けた方が美味いけど、レンチンしてすし酢に数分漬けるだけでも、そこそこ美味しい。
ぐちゃぐちゃとかき混ぜながら食べます。
しろくまカレーライス園 そこではみんながにこやかにカレーを食べてしろくまを見る
/溺愛『動物図鑑』神大短歌1号
初句の壮大な字余りから、二句目8音、三句目以降は定型に収まっています。
大胆な破調!という印象と短歌としての許容が両立している。すごいバランス。
三句目のにこやかにが上手いなぁ。
音数上、にこやかにを削っても、31文字を超えてくるんですが、これが挿入されることで定型感がぐっと増すし、物語っぽい雰囲気が醸し出されます。
作者が描いているのは、ある種のユートピアなのかも知れません。
このカレーは、なんの変哲もない普通に美味しいカレー。そんな気がします。