2007年09月19日

19日の日経平均  16381.54(+579.74)・東1部売買高 17.76 (億株)

2007年09月19日
マーケット概況
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・日経平均 16381.54(+579.74)・東1部売買高 17.76 (億株)
・同先物 16370 (+590) ・同売買代金 25,556 (億円)
・TOPIX 1567.58 (+56.63) ・同時価総額 502 (兆円)
・東証2部 3536.77 (+36.14) ・値上がり 1626
・日経JQ 1831.34 (+13.1) ・値下がり 70
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 19日の東京市場は大幅反発。日経平均は今年最大の上げ幅を記録した。
米国株高、円安進展を背景に全面高となった。日経平均は寄り付き段階
で16000円台を回復すると、後場上げ幅を拡大。ほぼ高値引けとなり、
今年最大の上げ幅を記録した。

 米FOMCでの大幅利下げを手掛かりに、世界同時株高の様相を呈した。
利下げ幅が市場コンセンサス(0.25%)通りならば急落すると危惧する
向きもあっただけに、0.5%の利下げが市場全体に買い安心感を与えた。
日経平均は朝方の買い一巡後に伸び悩む場面もあったが、日銀の利上げ
見送りが伝わると引けにかけて上げ幅を拡大。2002年3月4日以来(638
円高)約5年半ぶりの上げ幅を記録し、約半月ぶり(9月3日以来)に25
日移動平均(16095円)を回復した。きょうの急反発で二番底形成への
警戒感は薄らいだが、まだ底入れと判断するのは早計かもしれない。


新興市場動向   
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謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず
JASDAQ平均 1831.34 +13.10 5846万株 408社 218社 111社
マザーズ指数 633.34 +12.92 321万株 121社 59社 12社
ヘラクレス指数 1082.80 +24.65 606万株 97社 53社 12社
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 19日の新興市場は、日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス
指数ともに反発となった。米国株の大幅反発を受けて、前日大きく崩れた
東京市場では朝方からリバウンド狙いの買い入り、新興市場にも波及した。
戻りの鈍い日経ジャスダック平均や上値が重いマザーズ指数と比べ、ヘラ
クレス指数は大引けにかけて高値圏で推移するなど、堅調さが目に付いた。

 ジャスダック市場では、DVDレンタル事業を始める楽天やEトレード証、
NOVA、イー・ギャランティ、プロパスト、アルゼなど前日軟調だった
主力銘柄が軒並み反発。一方、増額・増配修正のAQインタは材料出尽く
しで下落。インテリやマクドナルド、日本マイクロ、コムチュア、エイチ
アイ、イマジニアなどが軟調。

 マザーズ市場では、ACCESSやアルデプロ、DeNA、サイバーA
、NTTDIM、フリービットなど売買代金上位銘柄が揃って上昇。前日
ストップ安だったマガシークは大幅続落。OHTやべリサイン、アイティ
メディア、Vテクなども売られた。

 ヘラクレス市場では、増額修正のマネパがストップ高。ダヴィンチや
ゼンテック、ASSET、大証、サムティ、エン・ジャパンなどが高く、
アイルやアイフリーク、アイレップ、トリケミカル、ハドソンなどが安い。


≪NY株式相場はFRB大幅利下げを好感し、大幅反発≫

□ダウ平均     :13739.39(△335.97)
□ナスダック    : 2651.66(△ 70.00)
□日経225先物  :16300   (△520:大証比)
□為 替      :  116.00−10
□金価格      : 723.70(▼0.10)
□WTI原油先物(期近):   81.51 (△0.94)

□売り :4030万株
□買い :2760万株
□売越し:1270万株

市場では、「0.5%の米利下げが買い安心感を生み、25日線を上回った意義
は大きい。サブプライムローン問題はまだ尾を引くと見られるが、2番底確認、基
調転換の可能性が出てきた」(準大手証券マーケットアナリスト


・値上がり率上位10傑
|コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率|
1| 3521|エコナック | 119| 19| 19|
2| 3104|富士紡 | 156| 20| 14.71|
3| 8905|イオンモール |3130| 350| 12.59|
4| 2768|双日 | 455| 48| 11.79|
5| 8874|ジョイント |2645| 245| 10.21|
6| 1762|高松建設 |1586| 146| 10.14|
7| 8961|森トラスト投 |1240000|110000| 9.73|
8| 3231|野村不動産 |3030| 265| 9.58|
9| 3229|コマーシャ投 |431000| 37000| 9.39|
10| 8955|プライム投 |443000| 38000| 9.38|

・値下がり率上位10傑
|コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率|
1| 8567|クレディア | 31| -136| -81.44|
2| 9603|HIS |2160| -365| -14.46|
3| 4723|グッドウィル |14160| -1470| -9.4|
4| 7729|東京精密 |2510| -190| -7.04|
5| 8577|ロプロ | 84| -6| -6.67|
6| 7897|ホクシン | 345| -23| -6.25|
7| 2202|明治製菓 | 548| -33| -5.68|
8| 8568|シンキ | 100| -6| -5.66|
9| 7416|はるやま商事 | 969| -54| -5.28|
10| 6792|日本ビクター | 229| -12| -4.98|


5401 新日鉄 794 +34
上げ幅広げる。非鉄市況上昇などを受けて、資源関連の代表銘柄として関心が向か
う展開となっている。日本鉄鋼連盟により8月の粗鋼生産が発表されているが、前
年同月比3.7%増と15ヶ月連続でのプラス成長を継続、8月としては1974年に次
ぐ過去2番目の水準ともされている。株高の支援材料にもつながる格好へ。

1963 日揮 2190 +170
大幅反発でもみ合いを大きく上放れ。原油市況の上昇基調持続が見直し材料につな
がっているほか、アブダビ政府系機関がコスモ石油への第三者割当増資を引き受け
たことで、石油関連の日本企業にとっては、オイルマネーを背景としたビジネスチ
ャンス拡大期待なども連想される状況へ。

3738 テレパーク 121000 -5000
続落。「モバイルビジネス研究会」における最終報告書では、携帯「1円販売」見直
しなどが柱になると伝わっている。携帯販売店などは、消費者の買い替え意欲の低
下が直撃すると見られるなどとされている。既定路線とは考えられるが、本日あら
ためて売り材料視される状況へ。なお、テレコム三洋の買収に関しては、前日にU
BSのレポートが観測されている。規模のメリットが働きやすい業界であり、M&
Aは収益拡大の有効な手段と評価。

9603 HIS 2160 -365
実質下落率トップ。前日に第3四半期決算を発表、通期業績予想を下方修正してお
り、失望売りが膨らんでいるようだ。第3四半期累計営業利益は前年同期比8%減
益、通期予想は82.5億円から71億円に下方修正へ。原油市況上昇やユーロ高の影
響が業績伸び悩みの背景と見られている。

5541 大平洋金属 1753 +123
大幅上昇。ニッケル市況の急伸が買い材料につながる。0.50%の利下げを受けた米
国株式市場の大幅高を受けて、信用収縮への懸念が後退、商品市況のなかでも投機
的な色彩が相対的に強いとされるニッケル市況は約7.5%の上昇となっている。関
連銘柄の代表格である同社に対して関心が向かう格好へ。

5007 コスモ石油 578 +34
買い気配スタート。アブダビ政府系機関に対する第三者割当増資を実施すると発表、
IPICが筆頭株主になることが好感されている。経営の安定性の高まりや今後の
さらなる資本提携強化への期待などが材料視される。希薄化懸念は強まる状況には
なく、現段階ではそれ以上の業績寄与が期待される格好に。

8306 三菱UFJ 105万 +6万
100万円大台を回復。メガバンク各行は買い気配スタートから大幅上昇へ。FOM
Cにおける50bp利下げでの米国株上昇に加えて、リーマンの決算内容が想定以
上となったことで、サブプライムローン問題への過度な警戒感も後退する格好。日
銀金融政策決定会合においては利上げ見送りとなったが、すでに既定路線となって
おり、あらためて嫌気されるといった状況にもならず。



 

・米FRB、政策金利を0.5%引き下げ 年4.75%
・NY原油、続伸――10年物は81.51ドルで終了、5日連続最高値更新
・米リーマンの6―8月、純利益3%減――住宅融資絡み7億ドル損失
・アブダビの政府系機関、コスモ石油の筆頭株主に
・対テロ、新国連決議 政府、関係国と調整に入る
・給付付き税額控除を検討 低所得者に配慮、政府税調
・防衛関連企業のハッキング被害、国への報告義務づけ
・保険の銀行窓販、予定通り12月に全面解禁 金融庁
・日銀短観、景況感小幅悪化を予測 民間機関9月平均
・日銀、利上げ見送りへ――政策決定会合きょう2日目
・4―9月の社債発行、9年ぶり5兆円超 56%増
・携帯、来春にも通信料割安型 総務省研究会最終報告
・新規上場株、5銘柄連続で公募割れ 人気離散が鮮明
・三菱Uニコス、アメックスと提携――富裕層向けカード発行
・カブコム、株夜間取引でゴールドマンなど4社と接続
・三菱重工、ロシア進出 電力整備で大手財閥と提携
・あすか薬とリンテック、シート状製剤で提携
・日清製粉、グループ内で排出権売買 CO2削減促す
・パソナ、定年後アジア地域の仕事紹介 中国中心に
・西友、早期退職450人募集 最終赤字104億円
・NTTデータ、富士通など、設計図の書式統一へ指針 
・KDDI、次世代高速無線の新会社設立 異業種と
・スカパーJ、B―SATと共同で衛星打ち上げ
・三菱自、来年から欧州子会社でアウトランダー生産
・日立ソフト、遺伝子検索の代行サービス
・楽天、DVD・CDネットレンタルに参入――月額利用料、最低水準に
・新日鉄・ミタル、協調は中国・欧米に限定――11月にも新協定
・ドトール・日レストラン統合新社、今期の純利益60億円――既存店回復
・HISの07年10月期、4期ぶり営業減益――夏の海外旅行伸び悩む
・正栄食の07年10月期、純利益43%減
・さいか屋の8月中間、経常益22%減


・新規公開 リアルコム<3856> 公開価格27万円


atsuya-onsurvey at 23:23│Comments(0)TrackBack(1)

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1. 日経ナビって?  [ お兄系よかぁ ]   2007年09月20日 01:04
1日5分で超カンタン!「株&日経225」システムトレードで大儲けする本商品価格:1,575円レビュー平均:3.7すげーダウが今日も100ドル上昇中笑ってしまった。 明日には半分取り戻せてる予感。(続きを読む) 9/19日経新聞夕刊米$?? 

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