さて、今回携わっている物件は漆喰の外壁に内装、厚板の無垢材の床材に樹脂サッシュにダクト第3種換気システムに屋根は玄昌石の天然スレートの屋根材など自然素材を多用した建物です。
純粋に本体の建物だけの坪単価で80万円であれば適正な価格であり、それ以外の外構や地盤改良工事などはオプションと考え別建ての予算となります、水道やガスの公共のインフラを利用するには負担金が発生し、これは建物を建てるビルダーや工務店の利益にはなりませんので建設費からは外して貰い純粋に施主側の負担金と捉える必要があります。
補償金で建てる計画ですが、本来は補償金は仮設分の費用しか見られておらず、その上施主側の希望要望や仮設を建てるなら恒久的な物にした方が良いと言う思惑が出て、その分の費用を本来補償金以外の自己資金でやる必要があるのに、全て補償金で補おうと言う極めて無理な都合が良過ぎる事を経営側が考えている事が非常に愚妹であります。
自分達の自己資金を使わず補償金だけで好き勝手出来る訳がない、現場や業者にギリギリか赤字に陥らせるように事は決してしてはならない振る舞いです。
小生は何度も工事で得られる便益を算出し、若干の自己資金で将来への投資が大きな利益を生むと考え、現在の施設の維持運営費などを算出し、費用対便益効果の論拠を作りましょうと提案しましたが、組織のガバナンスや内分で混乱しており、それさえ出来ない状況です
このように資料を作りそれ基づいて建物を新しくしたりして投資に値するかを経営の会議でプレゼンテーションしないなら誰も賛同出来る訳がありません
組織を纏める能力が無い人が表に立ってアレコレやっても上手くいくハズがありません・・・
あまりにレベルが低い前近代的な振る舞い方やアプローチに愕然とするのであります
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