May 27, 2022

辛味は、痛覚?

3bdf823f5e6e551010f4cd250fd80a90-300x168 人間の味覚は、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の“基本五味”と呼ばれる5つで構成されています。実は、辛味は、味覚に分類されていません。基本五味は、舌の上にあるセンサーである味蕾を構成する味細胞を介して受容されますが、辛味は味細胞では受容されず、痛みなどと同じような刺激として、痛覚や温度覚で感じ取られるモノで、冷たい、痛い…そういった感覚を刺激して「総合的に感じる味」になります。つまり、辛味は厳密に言うと味ではなく、感覚になります。
150ffb1dbe5052ec66b1eee4bb2ba950-300x300 辛味の受容体は、TRPV1 と呼ばれ、辛味成分によって活性化されます。非常に興味深いことに、TRPV1 は辛味成分だけではなく、43℃以上の温度刺激や酸(H+)によっても活性化されることがわかり、辛味刺激と熱刺激が同時に加わると、刺激は相乗効果で単独で刺激した場合よりも活性化されることが分かっています。熱々のカレーなどでは、辛味がより強く感じられるメカニズムになります。逆に辛みを治めるのに最も効果的な方法が温度を下げる(冷水を飲む)ことなのも納得できます。
887d0a79d4206630c89f97ed489363e4-300x148 辛味には、ホット系とシャープ系があります。ホット系の辛味は、感じるのが遅いぶん持続性があります。熱に強いのがこのタイプになります。唐辛子をはじめ、胡椒や生姜、山椒などがこのタイプです。シャープ系は口に含んだ瞬間に刺激を感じ、すぐに揮発して消えてしまうもの。熱に弱く、加熱すると辛味を感じなくなります。わさびやからし、ニンニクやネギ・ダイコンなどが、これに分類されます。
唐辛子の辛味 画像1 世界各地で特に好んで利用されているトウガラシの辛味は、発汗を促し、新陳代謝を促進する効果があると言われています。ただし、慢性的な過剰摂取に関しては悪影響が懸念されており、唐辛子を多く摂る韓国、インドのような国では胃癌の発生率が高く、唐辛子の過剰摂取との関連性が指摘されています。

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attivobodycare at 17:00コメント(0)感覚 

May 25, 2022

除菌し過ぎ?

8fa4d57b0252f036c9dd30bc6be50ce0-300x200 我が国をはじめ先進国の人間は「きれい好き」で、衛生状態も非常に良くなっています。それは、良いこともありますが、良くないことも起こります。
 例えば、“A型肝炎”は、子どもの頃に罹ると「無症状」か「非常に軽症」で終わります。現在70歳以上では、8割くらいの方が抗体を持っていますが、60代以下ではほとんど抗体を持っていません。c2bbd4320ff0adff4c37964d58080dd7-300x255下水道もなく衛生状態の悪い状況では、小児期に知らず知らずのうちにA型肝炎に感染して免疫を持つようになったのだろうと思われます。現在のように衛生状態が良くなって抗体を持たなくなり、ヒトの感受性がどんどん高くなってきたことは感染症が増加する原因の一つと考えられます。
16357009c5a2c937f4aa029f53594c69-150x150 また、地球温暖化の影響が疑われています。フランス南部でチクングニヤ熱(蚊などにより媒介されるウイルス性の伝染病)が出るなど、これまで見られなかった感染症が温帯地域で発生するようになっています。開発のために、それまで人間が立ち入らなかった 熱帯雨林のような場所にも入っていき、生態系を変えてしまうことにも影響がでています。その代表例が“エボラ出血熱”です。ヒトにおいては非常に重症になりますが、基本的には接触感染のため、感染はあまり広がりませんでした。
5243a20bdbdfc34f217ebff21f4bddf6-300x297 我々は、目に見えない微生物とも共同して生きています。しかし、必要以上に微生物を排除しようとしたり、活動テリトリーを拡げ過ぎると思わね感染源を呼び込むことになってしまいます。今回の新型コロナウィルスノ感染予防においても、除菌、殺菌を強く言われていますが、我々と共生し、我々を守ってくれたり、身体に良い作用をするウィルスや細菌なども除去することになり、却って感染し易い身体になっているかもしれません。アルコール除菌し過ぎて、手がボロボロになっていると非常に感染し易くなりますので、ホドホドにしてくださいね。

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attivobodycare at 17:00コメント(0) 

May 23, 2022

あくび

1f3a88ff731d7478b179960f3c12f758 ・目覚めた時 ・緊張状態が続く時 ・眠たい時 ・退屈な時 ・集中したい時など様々な場面で“あくび”が出ることがあります。しかし、何気なくする“あくび”ですが、ハッキリとしたメカニズムは未だに解明されていないようです。
「酸素が足りていない」説b6c0661fa65a2c9c73718134f8c28991-150x150
 実際“あくび”は大きな口を開けますが、大量に空気を吸っているわけでもなく、逆に意識すれば空気を吐きながら“あくび”をする事だって可能な為、この説はな根拠が希薄だと考えられています。
「脳を刺激するカンフル剤」説982a012a2f69d4fff19098bbe92afa0d-300x300
 “あくび”をしているときの人間の脳波を測定すると、覚醒時の脳波であるβ波が観測されています。“あくび”が身体に与える作用として覚醒作用があるようです。脳波は、顔の筋肉が大きく関わっている可能性が高いと考えられています。特に、モノを噛むときに使う「咬筋」が、“あくび”のときに大きく伸縮します。これが強烈なパルス(脳波の動き)を発生させており、その事により顔や脳への血液の循環が良くなり、「脳のオーバーヒート」を防ぐと考えられています。
眠たい時に出る“あくび”
1c294ee4b958981bdf0ef5b5fd9e77d1-150x150 眠たくて寝ようとしている時はあくびなど出ずに、車の運転中で眠たい時、眠たいが何か作業をしている時など、「重要な場面にいる!」と思っているのに、脳波はOFFモードになりつつある、そんな時に、手っ取り早く脳波を動かすために、咬筋を収縮させる“あくび”が発生するようです。“あくび”が出るのは、体が脳に「しっかりしろ!」と喝を入れていると考えられています。他の動物も同じように、集中力を発揮する直前に“あくび”をするようで、肉食獣がほかの動物に飛びかかろうとする前には必ず“あくび”をするそうです。
 これらもあくまで仮説止まりです。しかし、“あくび”についてだけでなく、人間の機能全般においてもまだまだ明確になっていない事だらけの様ですね。

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attivobodycare at 17:00コメント(0)身体の作用呼吸 

May 21, 2022

マスクの目的?

a99c433c26d6aa7f9250fc741e020f5f-285x300 マスクは、花粉症対策、保湿快適性、顔を隠すためなど様々な目的で使われますが、医療関係者がマスクを使うのは、自分の体液、飛沫(ひまつ)から患者を守るためでもあり、患者の血液や体液、飛沫で自身を守るためでもあります。その際には手袋や時にはゴーグルも併用しますが、主な目的は病人や高齢者に感染させないことです。
252f77ba04b4a75b3f2b1f46a2eb7acb-300x225 マスクには、感染予防の効果はほとんどないどころか、不適切なマスク使用は、むしろ感染の可能性を増しかねないことはあまり知られていません。感染予防に大切なことは、マスクの使用ではなく、こまめに手指の衛生に努めることであり、むやみに顔面や頭髪、あるいは人の手が触れたり、唾液が飛散したりする部位に触らないことです。米国公衆衛生局長官も、同じ趣旨の発言をしています。マスクに心理的な安心感を持つ人は多く、マスクを求める心情に水をさす議論をすれば、反発は避けられませんが、正しい理解による「効果的なマスク使用」にして欲しいと思います。
5b695563eb984c01169db78f529662be-300x209 感染者のせきやくしゃみで飛び散る飛沫には、大量の病原体が含まれています。そのまま飛散しますが、水分を含んで重いため、大半は床や机上、あるいは着衣などに落下します。一部は水分を失い、軽くなり小さなエアゾール化して浮遊しますが、舞い上がる量もわずかです。マスクは、大きな飛沫なら捕らえることができるため、感染者にマスクをしてもらうと、周囲に感染を拡げる割合を5分の1程度には低下させられますが、ゼロにはできないようです。知っておいていただきたいのは、「マスクには感染者の飛沫の飛び散る量、範囲を制限する効果はありますが、ウイルスそのものは通過させる」ことです。
3b968c01a30a3c9589dfb9f6fe5cac3b さらに問題なのは、マスクがあるばかりに、顔に触る頻度が増えることです。終日、無意識に何百回とウイルスにまみれたマスクや顔、髪の毛、着衣に手を触れたら、その都度、手指の衛生に努めたいものです。

by 黒執事        クリックお願いします。



attivobodycare at 17:00コメント(0)健康Q & A 

May 19, 2022

適度な運動の奨め

適度な運動 画像1 健康のために体を動かそうと、いきなり激しい運動をしたり、無理に長時間続けたりしていませんか?慣れない急激な運動は、体へのダメージは予想以上に大きく、免疫力を低下させてしまう原因にもなりかねません。運動習慣がある人は、今まで行ってきた運動を「気持ち良い」と感じる程度に、時間や強度、頻度を少しずつ増やしていくようにしましょう。急激に増やすのではなく少しずつ増やしていくことが大切です。
適度な運動 画像2 運動習慣のない人は、まず動いてみて「身体が少し熱くなる」と感じる強度で始めるようにします。目安としては「運動の途中で話しかけられても答えられる」程度の強度です。翌日以降に筋肉痛が起こってしまうかもしれませんが、運動後の適切なクールダウンや入浴、十分な睡眠等、心身のケアを行うようにすると筋肉痛は最小限度におさえられることが期待できます。
ストレッチ 画像1-1 また、ストレッチは手軽に室内で行え、運動強度も軽いモノを選ぶと運動習慣のない人にもオススメです。痛くないレベルで筋肉を伸ばしましょう。伸ばされている感覚以外に部分的に痛みを伴う場合は、過伸展になっている可能性が高いので、痛みのない範囲で行います。ポイントとしては、息をゆっくり吐きながら行うこと。「気持ちいい」と感じるぐらいで充分です。また、お風呂上がりなど、体が温まった状態は筋肉も温まっているので、よりストレッチも楽に取り組めます。
a1ee3617b9cd43b708bbd71071a130fb-300x175 運動は健康的な生活を送る上で欠かせないものですが、過度な負荷や、間違った知識で運動を行ったりすると身体にとって大きな負担となり、一時的に免疫力を低下させていまします。運動が終わったあとに「疲れた・しんどい」ではなく「スッキリした・気持ち良かった」が目安です。自分にあった運動強度を確認し、ウイルスに負けない体づくりに取り組みたいですね。

by 筋知良        クリックお願いします。



attivobodycare at 17:00コメント(0)運動免疫機能 
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