多摩川の土手を上流の方向に歩きますと、右手に「ゆらの里」という
温泉があります。
 湧きだす泉温が42.5℃の源泉かけ流しということが、本物の温泉と
いう感じがします。
 冬場ですとこの位置から多摩川をはさんで向こうのほうに富士山の
冠雪した雄姿が臨めます。

 このまま歩くと中央高速道が見えます。
 このガードをくぐりぬけると前方にグランドが見えてきますから、この
辺りを土手から外れて右折します。

 100メートルほど歩くと名前のない橋があって川が流れていました。
 橋の手前に表札が立っていました。

 この府中用水は、多摩川の水を青柳下で取り入れ、谷保南部から府中、
是政まで導く現役の用水路です。
 江戸時代には、府中宿のうち、本町、番場宿、新宿と是政村、上谷保村、
下谷保村、青柳村の合計7カ村が管理していたため、7カ村組合用水と
呼ばれていました。

 また、江戸時代初期に多摩川の水を江戸にひく上水路工事が行われた
際、青柳から掘り進んだところ、土地の高低差が激しく断念、後の人がその
あとをを利用したと伝えられています。
 
 前記の多摩川からの取水口が青柳下と言いますのは、いつもの散歩で
折り返しをする「根川貝殻坂橋」から50メートルくらい下流あたりだと推測を
しています。

 結局、このような経緯で、江戸への上水の取水口は青柳からを変更して、
東京都の羽村になったようです。
 そして玉川上水が江戸への正式な上水路となったわけです。


 

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 この橋を渡って一つ目の交差点を左折し用水路と並行するように上流に
向かって歩きます。
 約5分くらいで多摩川を少し遠くに見下ろすような、開けてた場所にでます。
 この辺りから下り坂になっている階段を降りてゆくと、写真の府中用水路に
多摩川から水を取り入れる二門の電動式のゲートがありました。
 ここで二門のゲートの高さをコントロールして用水路に流れ込む水量を調節
していました。
 多摩川の水が水門に向かって満々と流れているのがはっきりと見えました。
 この川を上流に登ったところが青柳下で、多摩川からの分岐点(取り入れ口)が
あると思われます。


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 位置を絵で再度説明しますと、左手にある桜の木のあたりの階段を降りた所に、
府中用水路に流れ込む水量を調節する水門があります。