都立府中病院と同じ敷地続きにある癌検診センターへ行ってきました。

 家内が毎年このセンターでバリュームを飲んだ後、レントゲンで胃の
撮影を受けています。
 神経質そうに毎年受検が必要なのかどうか少々疑問に思っています
が、反して小生みたいにいまだかって一度もこの種の検査を行ったこと
がないのも困りものです。

 駐車場の屋上に車を止め、都立府中病院を撮影しました。
 去年ここに来た時は春でしたので木々に緑がいっぱいでで欝蒼として
いましたが、今日は樹木も冬支度で葉を落とし、殺風景な感じでした。

               都立府中病院
              
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 家内が受検している間に、新しい都立府中病院の手前側に位置する側
に更新前の古い病院があります。
 その裏側に広がる武蔵野公園に入ってみました。

 公園とはいっても雑木林の中を散策するという感じです。
 枯れ葉の積もる細い道をがさがさと音を立てながら少しづつ下り
こう配の段丘を歩くと、自然も豊かで心地良い気分になります。

 この枯れ葉が腐葉土になって木々の栄養分となり自然な循環が営まれ
ているよすが実感できます。


       もみじの葉が太陽の光にを受け真紅に染まっています。

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                紅葉狩り

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                                   雑木林

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  コナラの木を詠った万葉の歌があります

  御猟する雁羽の小野の礫柴の馴れは益らず恋こそまれまされ


                 コナラの木

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 シラカシの木を詠った万葉の歌があります。

 あしひきの山道も知らず白橿の枝もとををに雪の降れれば

                シラカシの木

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 雑木林をだんだんと下ってゆくと、保育園児の黄色いにぎやかな声が聞
こえてきました。

 黄色い声を聞きながら段丘をもう少し降りると、このあたりから平らな公
園に出ました。
 そしてこの公園を突っ切って30mほど一般道を上った所に道標が立って
いました。

 写真の階段を登り切ったところに小高い墳丘のような景色が見えました。


   左右は旧鎌倉街道・階段を上ると「塚」があるという意味の道標

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               「塚」(盛土遺構)
 

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                                           「 塚」(盛土遺構)

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 説明碑文によりますと

 この塚(盛土遺構)は底面1辺約22m、高さ約3mで、1辺約7mの平坦な頂
部を有する方錐体と復元され、周囲の地山層(黒褐色土)を削った土で築か
れている。
 
 旧来、「土塔」といわれ、国分寺に関係を有するものとされてきたが、2度に
及ぶ発掘調査の結果、中世(14・15世紀頃)において種々の祈願の成就を
得るために、作法に則り本尊に対し祈祷するために築かれた「修法檀」跡で、
伝祥寺應寺との関係を有するものと推考される。

 ※ウイキペディアから伝祥寺應寺について引用しますと
 伝祥寺應寺
 東京都国分寺市本多にある黄擘宗の寺院。
 江戸幕府八代将軍徳川吉宗の享保の改革に従い、当時の国分寺村名主・
本田三衛門の子儀右衛門と仲右衛門の兄弟によって、本田新田(現・国分
寺市本多)が開墾される。
当地住民のために菩提寺が必要となったため、伝祥應寺跡(現・国分寺西町
。黒鐘公園北方)より引寺して、開山にあたり深川海福寺六代恢門道頂禅師
を迎えた。
伝祥應寺跡地にあった寺院は、鎌倉時代末期の戦乱によって武蔵国分寺。国
分尼寺とともに焼失されたとされる。

 鉄道拡張工事に伴う第一次調査(1969)では、下層より平安時代竪穴住居
跡2軒、盛土内より明銭(洪武通宝、1368年初鋳)1枚、頂部に主体部と思わ
れる粘土敷き硬化面、その付近より梅瓶型瀬戸灰釉瓶子1点や素焼きの土師
器土器細片数点などが出土している。

                 「塚」実測図

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 車両は通行止めにしてこの街道を保存する措置が取られていました。

             旧鎌倉街道

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 予想をしていなかった遺構に会え得をしたようで、心が豊かになってきてい
ます。


 約1年前に小生が描い水彩画です。


              都立府中病院


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