カテゴリ: 縄文の人々

大國魂神社を背にして、伊勢丹の前を歩くと約5分で京王線の府中駅に出ます。

             伊勢丹前のケヤキ並木
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 大國魂神社境内にある「府中市歴史資料館」に中に入り、資料を拝見しています。

 縄文時代に豆栽培がなされていたという資料を目にはいり、大変興味をいだきま
した。

 【縄文時代の豆栽培】
 
 栽培種の大豆とアズキは中国大陸から日本列島にかけて分布する東アジア特産
の豆類です。
大豆は野生種のツルマメを、アズキは野生種のヤブツルアズキが改良されたとい
われています。
最近の研究では、日本では縄文時代前期頃(約6000年前)に中部~南関東地方
でも栽培が始まり、中期頃には盛んに栽培されるようになり、後期以降は西日本に
も次第に広まったと考えられるようになってきています。

 エゴマの分布と広がりも大体この豆類と重なるようです。
これらの栽培植物が見つかった遺跡は、縄文中期文化が繁栄した中部山岳~南
関東地方にほぼ重なっていますので、本格的な稲作が始まる弥生時代以前に、早く
もこの地方、独自に植物栽培が始まったのかもしれません。

        植物種子圧痕のある縄文土器の破片(深鉢)
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              エゴマ
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                エゴマ植物(シソ科)
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 新京成線の高根木戸駅の近くに高郷小学校あります。
 学校建設時に遺跡が発掘されたという情報を得て、何か遺跡跡が残さ
れているのかと思い以前出かけたことがありました。

 残念ながら校舎とグランドそれに付属棟だけのようでした。

 一昨日、船橋市飛ノ台史跡公園博物館に孫を連れて行ってきました。
  
 高根木戸遺跡に関する遺物が展示されていましたので、少し触れたい
と思います。

 高郷小学校のある場所が、当時はこのような景色だったろうと想像した
絵です。

                縄文時代の想像図
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 直径5mの竪穴住居です。
 炉は住居のほぼ中央にあり、土器が埋め込まれていました。
 住居跡からは土器の外たくさんの遺物が見つかりどんな道具を当時の人
が使っていたのかがわかります。

           遺跡発掘時の写真(縄文時代中期)

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                 石の道具

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 煮炊きには深鉢が使用されています。
 
 
                                          
                                    縄文時代の住居(想像図)
 
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 阿玉台式、三角と四角を稜線に沿って幅広く押し引き文が縄文されてい
る。

                  深  鉢

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                   深  鉢  

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                   深  鉢

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                   深  鉢

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                   深  鉢

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 へら状腰飾りは、鯨類下顎骨製とみられます。
 
 
          鹿角製腰飾り、ヘラ状腰飾り

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 3頭の犬が折り重なって見つかりました。

                3頭の犬の骨

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            3頭の犬の埋葬想像図

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