土方歳三資料館へ行こうと思い立ち、自宅から多摩川沿いの土手に
出ました。

 多摩川を挟んで西の方角に富士山の冠雪した雄姿がくっきりと肉眼で
見ることができました。

 このように空気が澄みきってはっきりと見られるのは滅多になく、幸運
だと思います。
 富士山を見ると気分がすっきりとするのはこの山が不思議な力を持って
いる証拠です。

 ここからだと富士山の手前にある山が風景としては少々目障りですが
これは自然の造形ですから仕方がないと思います。

             鉄塔の左側に見える富士山

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 多摩川にかかる左手に見える高速道路は「中央高速」で富士山の方向
が八王子、甲府方面です。

 手前のグランドでは少年少女たちがいつもサッカーの練習にいそしんで
います。

              冠雪した富士山

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 石田橋から向こうに電車のような形をした駅が見えますが、これはモノレ
ールの「万願寺駅」です。

 このモノレールは立川と多摩センター方面を結んでいて、途中の高幡不
動駅からは「多摩動物公園」へ行きの支線もあります。


        駅の向こう側に富士山が写っています。

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 多摩川にかかるこの橋の名称は石田橋です。

 この橋を渡りきると日野市の石田に入りますから「石田橋」という名がつ
けられたと思います。

 渡りきって少し下りますと平坦な場所になり、大きな交差点があります。
 右手前が「いなげや」というスーパーがあり、右前方にはモノレール駅の
「万願寺駅」が目に入ります。

 万願寺駅から3分くらい歩いて土方歳三資料館に到着です。


 先だってお邪魔した時は閉館で門がしまっていましたが今回は開門され
開館中の看板も出ていました。
              
               歳三資料館全景

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 平成二年に歳三の生家である古民家を近代家屋に建て替えたとのこと
です。
 母屋と接する右の平屋建が資料館になっていました。
 この資料館には土方歳三が育った古民家の柱などを随所に流用してい
るそうです。

               門をは入ったところ

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              土方歳三の胸像

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 この近代的な建物には、土方歳三の子孫の方が住まわれ、資料館と併設
されておられるようです。

 館長のお嬢さんと思われる人が途中から資料館の入口で入場者の案内と
説明をされていました。

                土方家の庭園

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 この刀は、土方歳三が新撰組副長として京にあった慶応三年(1867)、
京都で兼定に鍛えさせたものだそうです。

 歳三が明治二年(1869)、戊辰戦争で函館において戦死した後、遺品と
して生家に届けられたものです。

 長さ約170センチメートル(二尺三寸一分六厘)、柾目鍛えに互の目乱
の文を焼き、当時の拵えがつけられています。

 資料館の中の壁に、お嬢さんが函館で講演をされたという新聞記事が
掲示されていました。

 内容ははっきりと覚えていませんが、刀を握る柄のところの布が複雑に
摩耗しているのは歳三が握り具合によっていろいろと剣術を工夫をして
いたのではないかと説明されていたようです。

 確かに実物の柄を見ると、使い古したという感じがしますが、剣である
刃はまるで一度も使用していないような落ち着いた光を発していました。
 刀剣にはまるで知識はありませんが、やはり「和泉守兼定」と云われ歴
史に登場するくらいですから、名刀だと思いました。

 一方、村正という刀は人の血を欲しがる刀であるといわれていますが真
偽は不明です。

 中里介山著の「大菩薩峠」で、たびたびこのような記述があります。


                                      歳三が愛用した和泉守兼定
                                              
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                                土方家伝来の十文字槍(穂先)

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 資料館を出ると矢竹の茂っている場所に接する建物に木刀がかけて
ありましたので写真を撮りました。

 資料館の中にありました木刀は太くぼくとつとした感じで小生の想像と
少し違っていました。

 建屋の外側に掛けてある木刀に触ってみようと思い、手を伸ばした時
少し音を立てたので、案内係りをされていた美人のお嬢さんがこちらを
凝視されました。 
 眼は女性らしい優しさの中にも鋭い光があったように感じました。

 小生がマスクをかけてバイザーなどをかぶっていたせいかもしれませ
んし、小生の棚にある土方歳三についての若干の知識がそんな具合に
感じさせたのかもしれません。

            複製の木刀が掛けてあります

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  歳三が武士になる決意を込めて植えた矢竹は今も繁茂しています。

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