April 30, 2017

紗袷と二重紗の季節、また紗合わせ、無双、二重紗の違いについて

Sha-awase, Nijū-sha Seasonality

私(AF)は、「紗袷」の季節は6月の最後の週間だけ、「二重紗」の季節は6月の最後の週間と9月の最初の週間だけだと、ずっと思いました。ただ、今は「紗袷」と「二重紗」はあまり区別しておらず、その上、春の単衣の季節(5月下旬)から、夏をも通して、秋の単衣の季節(9月下旬)までに、着られるようになっているみたいのです。それでいいのですが、ちょっと寂しいとも思います。

「紗袷」と「二重紗」は、ほぼいつでも(五ヶ月間じゃく)着られる用になると、彼等の着物達の特徴が無くなるのではないか?今は何でも、リサイクル品が安くて手の入る時代になって、私も嬉しいけど、昔は、6月の下旬に銀座とかで幻の「紗袷」の姿を偶然に拝見が出来て、思わずに幸せな気分になりました。今は何かが失っている感じがします。

I always thought that sha-awase was only to be worn the last week of June, and nijū-sha, only the last week of June and the first week of September. However, now it seems that the two types of kimono are not being distinguished seasonally anymore, and what’s more, both are being worn from the spring hitoe season (late May), through summer, up until nearly the end of the fall hitoe season (late September). Well, that may be fine, but it still makes me a bit sad.

Now that sha-awase and nijū-sha can be worn nearly any time (just slightly less than 5 months of the year), aren’t those kimono losing their specialness? Nowadays, recycle kimono can be easily bought cheaply, for which I am grateful too, but it used to be something really special to catch a glimpse of someone wearing the dream-like sha-awase somewhere like Ginza, and it made one feel happy and lucky. I think it is a bit of a loss.


色無地紗えんじ色


Sha-ori: (see photo above)
紗織り 【しゃおり】
 (上の写真)
搦み織りの一種で、緯糸を二本の経糸でからめた織り方で、織り目の開いたものです。ふつう絹糸を経緯糸に用いた絹地が多く、最近では、レーヨン、アセテート、合成繊維などでもつくられ、夏の服地、カーテンなどに用いられてきました。
紗組織を基本として、文様を織り出した「紋紗」、二重織りの「風通紗」ボイル糸を使った「紋ボイル」など各種の紗が織られています。
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紗袷 DSC03546


Sha-awase: (See photo above)
紗袷 【しゃあわせ】
(上の写真)
「絽、もしくは紗の生地の上に薄手の紗を重ねて仕立てた二枚あわせのきものや羽織のことです。裏生地の模様が表の紗を通して見えるために独特の趣があります。着ている人よりも周囲から見ている人のほうが楽しめるきものです。 従来は袷と単の境となる6月下旬頃と9月初旬に着用されましたが、近年は拡大解釈され、単のきものに準じて考えられています。」
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Nijū-ori:
二重織 【にじゅうおり】

「二枚の織物を重ねて一枚の織物として織ったものを二重織といい、たて糸、あるいは、よこ糸のある部分だけを上下の織物にまたがって組織させます。その二枚の織物をつなぎとめるための糸を接結糸といいます。たて糸を接結糸にしたものをたて二重織、よこ糸を接結糸にしたものをよこ二重織といいます。二重織は、リバーシブル衣服に用いられるように、表の織物と、裏の織物とを異なった色の糸で織りあげ、表裏の色を変えることができます。」
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付下げ 二重紗 椿花 濃青

Nijū-sha: (See photo above)
二重紗 【にじゅうしゃ】
 (上の写真)
紗の二重織


風通織 風呂敷 2


Fūtsū-ori: Reversible figured double weave
風通織 【ふうつうおり】

「二重織りの一種。表裏に異色の糸を用い、文様の所で糸を交換して色の異なる同じ文様が表裏に織り出されたもの。」
https://kotobank.jp/word/風通織-615939

「織物の表裏にそれぞれ別の色糸を用い、二重組織となって表裏の文様が反対の配色になる織物のことで、二重織ともいいます。二重組織のためにいかにも袋状に織られているように見え、その中を風が通るという意味で「風通」という名称がつけられました。江戸時代の天明(1781〜89)のころ、中国・明の人によって伝えられた技術で、明伝来の名物裂にこの技術のものが残されています。和服地に風通縮緬、風通御召などがあるほか、最近は羊毛や化合繊も風通織の素材として用いられ、高級婦人服などに使われています。」
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Musō-baori: A haori lined with the same material
無双羽織 【むそうばおり】

「表裏を同じ布地で仕立てた袷(あわせ)羽織。また、同じ布地を色変わりに染めて表と裏にした羽織。」
https://kotobank.jp/word/無双羽織-641848

「羽織のひとつで、表裏を同じ布でしたててある袷羽織です。普通の羽織は、表地と別の裏地を用いて仕立てますが、無双羽織は表地のみ使用し、表地を裏に引き返して仕立てます。かつては男性の紋付に用いられた仕立てですが、現在はあまりみられません。 また、同じ布地を表と裏で別色に染めて羽織にしたものをさすこともあります。」 
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*キモノ季節図は『美しいキモノ』2006年から




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auberginefleur at 10:13│Comments(0)着物のつれづれ | Kimono: Terms & Info

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