2009年10月02日

居住福祉のGOAL VOL.24

最近「ケア付き適合高齢者専用賃貸住宅」についての話題が多くとり上げられるようになってきました。
少し前に日本経済新聞の夕刊(3月4日)に次のような記事がのっていました。

【高齢者向け集合住宅の新制度に介護を組み合わせた「ケア付き適合高齢者専用賃貸住宅(適合高専賃)」が広がってきた。ひとり暮らしや老々介護が増えて自宅療養が難しくなるなか、有料老人ホームや高齢者施設とも違う新たな選択肢になりそうだ。「終(つい)の住まい」としての可能性も高い。


適合高専賃は、国交省の高齢者居住安定法と、厚労省の介護保健法という両方にまたがる制度として06年4月に登場した。入居者を高齢者に限る高齢者専用賃貸住宅(高専賃)に、有料老人ホーム並みの条件を加えた住宅だ。
高専賃の中で、18平方メートル以上のトイレ付居室や、食事、清掃の介助といった生活支援4条件を満たすと適合高専賃と認定される。既存の福祉施設では、居室は最低13.2平方メートルでトイレは義務付けられていない。
賃貸住宅への入居を拒まれがちな高齢者向けに作られた制度が高専賃。
それを「適合」に格上げして高齢者に必要な本格的な住環境が得られる。制度スタートから2年を経て、様々な介護サービスが組み合わされるようになり、適合高専賃の使い勝手は向上している。


高専賃は全国で1150棟、そのうち適合高専賃は257棟で介護サービスを組み込む方式はまだ少数派。普及は期待される。
既に65才以上の人口が21.5%(5人に1人)という超高齢者社会になっていることを考えると、要介護者が今後一層増加することは容易に想像できます。
要介護者とその家族のために、介護負担が軽減される。そのような施設が普及してほしいものです。】

また、最近では8月に高齢者居住安定法が改正・施工され、ケア付き高専賃の確保を目指す方向が打ち出されている。

私どもは、2年前に千葉県では他施設に先がけて、このケア付き適合高専賃『憩いの里君津』をオープンさせました。
この2年間の運営を振り返ってみると、まさしく私どもの目指した高齢者の住まいのあり方が、社会のニーズに合致していたという事を実感しています。
「憩いの里 君津」では、特別養護老人ホームや老健施設でよく見られる入居者様の都合や意向を無視した画一的な施設側の都合に基づいた介護ではなく、併設の居宅支援事務所のケアマネージャーによるその方に合ったケアプランをおつくりし、そのプランに基づいたケアをさせていただいております。
あくまでも入居者様の意向に沿った必要最小限の介護をさせていただいておりますので、入居者様の自立の意識が強く、現実に入居されてから介護度が下がった方が何人かおり、私共として大変うれしいことだと思っております。
又、他の高専賃でよくみられるような介護度が上がると退去を求めるということも一切ありません。実際に介護度4、5の人でも入居されております。
私達の運営するケア付き適合高専賃はこれからの超高齢社会の中で高齢者の新しい住まいのカタチとして一つの選択肢となることは間違いないと実感しているこの頃です。

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憩いの里君津 2007年11月 OPEN



憩いの里資料_2ページ

                                    完成イメージ
憩いの里木更津 2010年1月 OPEN
          入居者募集中!!



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この記事へのコメント
ご無沙汰してしまい申し訳ありません。
木更津にもオープンされるとのことおめでとうございます。
Posted by 藤野雅一 at 2009年11月17日 11:42