2016年06月27日

アミノバイタル2回戦 筑波×駒澤

土曜に続いて裾野グラウンドに戻ります。
アミノバイタルカップは本日が2回戦。
これは32校が参加する関東大学選手権。
ベスト8がそのまま8月の総理大臣杯に出るという予選でもある。
となれば今日は勝てば大阪、負ければ敗退…という大一番だ。

第1試合は筑波と駒澤の対戦を見る。
理由は駒澤を春のリーグ戦で見られていなかったから。
どちらも1部校。前期の成績は筑波が2位で、駒澤は10位。

筑波大学
GK  1 森本泰介  3年 183/76 栃木SC・Y
DF  2 浅岡大貴  3年 172/72 JFAアカデミー
    3 小笠原佳祐 2年 180/70 東福岡
    5 鈴木大誠  2年 183/74 星稜
   14 会津雄生  2年 169/66 柏U-18
MF 25 西澤健太  2年 171/63 清水Y
    8 吉田直矢  4年 173/70 川崎U-18
   16 戸嶋祥郎  3年 170/66 市立浦和
   17 野口航   3年 166/58 大津
FW 10 北川柊斗  3年 177/70 名古屋U18
   11 中野誠也  3年 172/67 磐田U-18

−−−−−−−中野−−−−−−−
−−野口−−−北川−−−戸嶋−−
−−−−−吉田−−西澤−−−−−
−会津−-鈴木大−小笠原-−浅岡−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−森本−−−−−−−

駒澤大学
GK  1 輪島稜   3年 180/74 札幌U-18
DF 13 初芝政弘  3年 174/65 千葉敬愛
    4 宮坂瑠   4年 179/73 三浦学苑
    3 星キョーワァン
           1年 184/79 矢板中央
    2 熱川徳政  3年 170/68 藤枝東
MF 26 小川礼太  1年 174/68 京都橘
   17 大村英哉  3年 170/66 聖隷クリストファー
    8 桑原智   4年 175/70 駒大高
    7 中原輝   2年 169/65 ルーテル学院
FW 12 小口大司  3年 176/72 前橋育英
   16 大塲淳矢  2年 170/68 藤枝東

−−−−大塲−−−−小口−−−−
−−中原−−−桑原−−−大村−−
−−−−−−−小川−−−−−−−
−熱川−−-星-−−宮坂−−初芝−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−輪島−−−−−−−


主将は筑波が吉田直矢で、駒澤は宮坂瑠。

駒澤は星キョーワァン、小川礼太が1年生ながら起用されている。
どちらも高校選手権で活躍したのでご存知の方も多いだろう。
星は動きがいいし、声のよく出る賢い選手。
十分に立派な体格だけどまだ大きくなると思う。
サッカーを本格的に始めたのは中学から。
右利きだけど左足のロングキックを磨いた。
…というような変わり種でもある。
彼の左足は攻撃の起点にもなっていた。

10分、筑波は左CKを西澤健太が右足で入れる。
北川柊斗はニアで少し擦らして、中野誠也がニアからボレーで押し込んだ。
<筑波大 1−0 駒澤大>
筑波がいい時間帯に先制する。

12分、筑波は中野誠也がエリア左に抜け出して左足シュート。
駒澤DFに当たって危険なこぼれ球になる。
しかしGK輪島稜が何とかセーブした。

中野誠也はユニバ代表にも入っていたストライカー。
初速が速いし、動き出しも良いし、DFの背後を突く能力が抜群。
右利きだけど身体の左側もしっかり使える選手だなと思った。
この後も「ゴール左からの左足」でいくつもチャンスを作っていた。

12分、駒澤は大塲淳矢に警告。

18分、駒澤は小川礼太が左サイドから強肩スローイン。
小口大司がニアでヘッドを競り、大村英哉がこぼれ球をやはり頭でプッシュ。
GKが捕球体制だったが筑波DFがもつれ、大村も詰めて…。
混戦状態のままゴールイン。
<駒澤大 1−1 筑波大>

小川礼太は大型ではないけれど、いかにも身体が強い。
原山海里(東京学芸大)を思い出させるストロングアームである。

駒澤は大型アタッカーが先発にいなかった。
ロングボールの使い時と狙いは流石に良い。
サイドバックが上がったその裏に上手く落として、筑波を裏返していた。
相手に悪い持ち方をさせて、前線から激しくプレスに行く。
セカンドから仕掛けてセットプレーやスローインを取る。
そういう脅威が序盤からあった。

ただ筑波もラインを下げず、しっかり組織で守っていた。
鈴木大誠は星稜が選手権を制したときのキャプテン。
彼がいい内容、いいタイミングでいい声を出していましたね。
彼の統率力は元から高かったんだけど、
上級生が相手でもしっかり要求するところは改めて感心した。
あと筑波は両ボランチがプレスを苦にせずボールを動かしていましたね。
特にキーマンとなっていたのが西澤健太だ。
彼は方向転換が鋭くて、初速も速い。
インサイドの隙間からするする持ち上がる楽しさがあった。

前半はそのまま特に大きな動きがなく1−1で終了する。

60分、駒澤は中原輝が左サイドからゴールライン沿いに切れ込む。
中川のクロスに合わせてファーでFWもフリーだった。
しかしここは星キョーワァンがいい位置取りでクリアに成功。

中原は左利きで突破力もある。
小口大司と中原が駒澤にとっては攻撃のキーマンだったかな?と。

61分、駒澤は中原輝、大塲淳矢が左サイドで激しくプレス。
相手のボールロストを誘うと、中原が左サイドから折り返す。
桑原智のミドルシュートは筑波DFに当たってぎりぎり枠の外へ。

62分、駒澤は左CKを中原輝が左足で入れる。
桑原智がヘッドで合わせてゴールイン。
<駒澤大 2−1 筑波大>

62分、駒澤は桑原智に警告。
ゴール後に喜びすぎた。警告を出すほどには思わなかったが…。

64分、筑波は戸嶋祥郎→鈴木徳真。
96ジャパン、前橋育英で活躍した知性派MFだ。
鈴木がボランチに入り、西澤が一列上がる。

74分、筑波は北川柊斗→高柳昴平。
高柳は背番号6だがFWに入る。フィジカル系の選手かな?
77分、駒澤は中原輝→深見侑生。
78分、駒澤は大塲淳矢→須藤皓生。

79分、筑波は高柳昴平がゴールのすぐ左まで切れ込んでクロス。
野口航がフリーでボレーを合わせたけれど枠上。

81分、駒澤は小口大司→大谷真史。
広島ユース出身の大型センターフォワード。
エンターテイナーとしても鳴らした男である(笑)

81分、筑波は浅岡大貴→三笘薫。
これはもう点を取りに行く交代だろう。
布陣がこうなった↓
−−−−高柳−−−−中野−−−−
−−三苫−−−−−−−−西澤−−
−−−−−吉田−-鈴木徳-−−−−
−野口−-鈴木大−小笠原-−会津−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−森本−−−−−−−


82分、筑波のカウンター。
中野誠也が左サイドから切れ込んで、左足を一閃。
GK輪島稜も手に当てたがこれを弾いてゴールイン。
<筑波大 2−2 駒澤大>

86分、筑波は三苫薫が中央からドリブルで運んで左に叩く。
中野誠也が体半分抜け出して左足シュートを放つも枠外。

89分、これも筑波のカウンター。
オフサイド崩れのような流れで2,3人が一気に裏へ出る。
三苫薫は打ち切れなかったが、中野誠也がぎりぎりで触って右に叩く。
三苫は体勢を崩していてシュートに強さがなかった。
駒澤DFがブロックしたようにも見えたが、オウンゴール気味にネットへ収まった。
<筑波大 3−2 駒澤大>
近いサイドだったのに、混戦で正直よく分からなかった…。

92分、筑波は中野誠也→山川哲史。
筑波の最終布陣がこう↓
−−−−−−−高柳−−−−−−−
−−−三苫−−−−−−西澤−−−
−野口−−吉田−-鈴木徳-−会津−
−−-山川−−鈴木大―-小笠原−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−森本−−−−−−−


駒澤も星キョーワァンをトップに上げて点を取りに行く。
駒澤の最終布陣がこう↓
−−−−-星-−−−−大谷−−−−
−−深見−−−須藤−−−大村−−
−−−−−−−桑原−−−−−−−
−熱川−−小川−−宮坂−−初芝−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−輪島−−−−−−−


93分、駒澤は小川礼太が左からスローイン。
しかし須藤皓生のヘッドはバーに嫌われる。

筑波が4分強のロスタイムを凌いでタイムアップ。
残り10分の2得点で駒澤を逆転して、大阪行きの切符を得ている。

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アミノバイタル2回戦 桐蔭横浜×東洋

アミノバイタルカップは本日が2回戦。
32校が参加する関東大学選手権、総理大臣杯予選も兼ねる。
関東の出場枠は「8」なので、2回戦は勝てば全国の大一番だ。
第2試合は桐蔭横浜と東洋の対戦を見る。
桐蔭横浜は1部で前期の成績が12校中6位。
東洋は2部で12校中3位だった。
ただタレント的には東洋も一部相当。
両校とも春に見られなかったのでこのカードにした。

桐蔭横浜大学
GK  1 田中雄大  3年 184/72 青森山田
DF  8 佐々木俊輝 4年 178/75 厚木北
    3 八戸雄太  3年 174/60 青森山田
   18 眞鍋旭輝  1年 180/66 大津
    2 剣聖矢   4年 171/68 横浜FC・Y
MF 10 石川大地  3年 176/65 水戸啓明
    6 名畑典樹  3年 165/55 富山第一
   19 浅沼大和  3年 178/68 清水Y
   12 佐藤碧   4年 184/74 関東第一
FW  9 今関耕平  4年 178/69 千葉U-18
   11 鈴木国友  3年 183/72 相洋

ーーーー鈴木ーーーー今関ーーーー
ーー佐藤ーーーーーーーー石川ーー
ーーーーー浅沼ーー名畑ーーーーー
−剣−−-眞鍋−−八戸-−佐々木−
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー田中ーーーーーーー

東洋大学
GK  1 伊藤俊祐  3年 177/72 柏U-18
DF  6 飯島樹生  4年 171/65 流経大柏
    4 浦上仁騎  2年 176/77 大宮Y
    3 徳市寛人  4年 173/71 東福岡
    2 水落敬   4年 175/68 埼玉栄
MF  9 坂元達裕  2年 167/58 前橋育英
   13 盒狭┻─ 2年 173/65 FC東京U-18
   17 勝野瑛   2年 175/67 浦和Y
    7 田中舟次郎 4年 169/63 横浜FC・Y
FW 11 佐藤仁紀  4年 178/71 東福岡
   10 仙頭啓矢  4年 170/62 京都橘

ーーーー仙頭ーーーー佐藤ーーーー
ーー田中ーーーーーーーー坂元ーー
ーーーーー勝野ーー盒供次次次次
ー水落ーー徳市ーー浦上ーー飯島ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー伊藤ーーーーーーー


東洋大のベンチには5番のユニフォームが掛けられていた。
背番号的にDF星清太(4年・関東第一)のモノ。
彼は高1のTリーグで見た印象が強いし、見られれば嬉しかったな。

前半は互角の展開。
チャンスが皆無ということではなかったが、
お互いに最終局面の対応が良く、展開が動かない。

40分、桐蔭横浜は佐藤碧が起点になり、鈴木国友がエリア左に上手く落とす。
今関耕平が走り込んで、ボレーシュートでニアを破った。
<桐蔭横浜大 1−0 東洋大>

攻撃のキーマン3名が上手く連動した。
佐藤碧は大型でキープ力があり、両足でパスを出せる。
鈴木国友もやはり大型で推進力のあるアタッカー。
今関耕平は切れがあって、間から抜け出して決められるタイプ。

45分、東洋は勝野瑛に警告。
石川大地の突破を引っ張って止めた。

試合は桐蔭横浜の1点リードで後半。
47分、桐蔭横浜は佐藤碧が中盤で浮き球を上手く収めて持ち上がり。
佐藤は中央からふわっと左に展開する。
今関耕平が右足の巻いたボールでファーに落とす。
しかし鈴木国友の頭には合わなかった。

51分、東洋大は坂元達裕がドリブルで運んでエリア右に落とす。
仙頭啓矢が仕掛けると、桐蔭横浜DFは滑ってバランスを崩す。
仙頭はゴールすぐ右から決定的な折り返しを入れる。
しかしここは桐蔭横浜の選手がブロック。

57分、東洋は田中舟汰郎→宮野直也。
57分、桐蔭横浜は今関耕平→浅川隼人。

57分、東洋は盒狭┻┐右サイドからエリア内までえぐってクロス。
ファーに抜けて「触れば」というボールだったが合わない。

後半は東洋がペースをつかんでいた。
中にボールを当てて、サイドMFがフォローしてどんどん押し込む。
坂元達裕は左利きだし、狭いスペースで持てる選手。
彼が中に流れてボールに触ることで攻撃の循環が良くなっていた。
そこに盒狭┻┐いいタイミングで走り込んで、スペースに抜けていく。
桐蔭横浜が最終局面で耐える流れだった。

58分、桐蔭横浜は名畑典樹に警告。

71分、桐蔭横浜は剣聖矢→池田壮磨。
75分、東洋は佐藤仁紀→小林拓夢。
75分、桐蔭横浜は石川大地→山下優人。

83分、東洋は仙頭啓矢が左サイドを抜け出して右足で折り返す。
盒狭┻┐ファーに飛び込んでヘッドを合わせた。
枠を捉えて決定的だったけれどGK田中雄大がブロックする。

83分、東洋は勝野瑛→原田守。
東洋の最終布陣がこう↓
ーーーー仙頭ーーーー小林ーーーー
ーー宮野ーーーーーーーー坂元ーー
ーーーーー原田ーー盒供次次次次
ー水落ーー徳市ーー浦上ーー飯島ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー伊藤ーーーーーーー


83分、桐蔭横浜は名畑典樹→林拓弥。
桐蔭横浜の最終布陣がこうかな?↓
ーーーー浅川ーーー-佐々木-ーーー
ーー佐藤ーーーーーーーー鈴木ーー
ーーーーー-林−−-浅沼ーーーーー
−山下−−眞鍋−−八戸−−池田−
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー田中ーーーーーーー


桐蔭横浜大が押されつつ耐えてタイムアップ。
東洋を1−0で下して、総理大臣杯出場を決めた。

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2016年06月26日

プレミアE 清水×市立船橋

今週末から高円宮杯プレミアU-18が再開する。
クラ選、高校総体の予選があって5月上旬から中断していた。
今週末が第6節。前後期9節ずつの総当たり2回戦制である。
イーストはまだ2チームしか見られていないので、
この大会が個人的には最優先だった。

18時の三ッ沢に間に合うという条件でカードを探した。
調べると清水のホームゲームがJ-STEPで11時キックオフ。
今後のカードとの組み合わせも考えてここにする。
清水は2勝2分1敗の4位。市船は3勝2分の2位。
上位争いをしている同士の対戦だった。
なお首位は4勝1敗のFC東京である。

清水エスパルスユース
GK  1 水谷 駿介  98.05.11 179/76 FC.フェルボール愛知
DF  6 梅村 豪   98.04.27 168/58 清水エスパルスJY
   25 伊藤 駿光  99.05.19 173/58 清水エスパルスJY
    5 立田 悠悟  98.06.21 189/75 清水エスパルスJY
    3 伊藤 研太  99.05.12 175/60 名古屋グランパス三好FC
MF 23 滝 裕太   99.08.29 166/54 清水エスパルスJY
    8 佐野 皓平  98.04.30 175/64 清水エスパルスJY
   10 望月 陸   98.04.05 168/61 清水エスパルスJY
   18 新関 成弥  99.04.28 177/66 アスルクラロ沼津U15
FW 19 平墳 迅   99.05.19 180/77 スポーツクラブ岐阜VAMOS
   11 中野 優太  99.02.09 168/62 F.C.コーマラント

−−−−中野−−−−平墳−−−−
−−新関−−−−−−−−望月−−
−−−−−佐野−−-滝-−−−−−
−伊藤研−立田-−伊藤駿-−梅村−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−水谷−−−−−−−

■リザーブ:
GK 16 梅田 透吾  00.07.23 178/68 清水エスパルスJY
DF  2 中島 杏輔  98.06.08 165/58 清水エスパルスJY
MF  7 多田 愛稀  98.10.22 167/62 サンフレッチェ広島F.C JY
MF 17 宮本 優   99.05.17 170/67 UKI-C.FC
MF 27 吉田 峻   99.06.20 172/63 清水エスパルスJY
MF 28 鈴木 魁人  99.08.16 174/65 清水エスパルスJY
MF 35 齊藤 聖七  00.11.21 168/58 FCパルピターレJY

船橋市立船橋高校
GK 17 井岡 海都  98.04.27 183/70 千葉SC
DF  3 真瀬 拓海  98.05.03 173/62 JSC CHIBA
    7 原 輝綺   98.07.30 178/63 AZ’86東京青梅
    5 杉岡 大暉  98.09.08 178/73 FC東京U-15深川
   16 桧山 悠也  99.09.10 170/68 栃木SC・JY
MF  4 金子 大毅  98.08.28 173/62 FCトッカーノU-15
    6 阿久津 諒  98.05.30 173/60 FC KASUKABE
   10 高 宇洋   98.04.20 173/64 川崎フロンターレU-15
    8 西羽 拓   98.06.05 163/60 鹿島アントラーズつくばJY
    9 野本 幸太  98.05.05 168/60 大宮アルディージャJY
FW 11 村上 弘有  98.04.02 186/77 Wings U-15

−−−−−−−村上−−−−−−−
−−−-野本−−−−−西羽-−−−
−−阿久津−−金子−−−高−−−
−桧山−−杉岡−−-原-−−真瀬−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−井岡−−−−−−−

■リザーブ:
GK  1 北畠 新輝  99.03.18 191/83 町田JFC・JY
DF 28 岡井 駿典  00.04.13 170/66 Wings U-15
DF 33 今村 直也  99.04.20 178/75 アブレイズ千葉SC
MF 14 太田 貴也  98.05.07 171/64 JSC CHIBA
MF 32 今村 卓也  99.04.20 178/75 アブレイズ千葉SC
MF 35 郡司 篤也  00.05.12 168/60 JSC CHIBA
FW 12 矢野 龍斗  98.05.12 182/79 FC多摩JY


清水は立田悠悟、市船は杉岡大暉がキャプテン。
いずれも5番で、左利きのCBである。
あと清水は1年生CBの監物拓歩がU-16代表に参加して不在だった。

市船は攻守可変システムだった。
金子大毅がフォアリベロ的な役割である。
守備の時は[4−3−3]のオーガナイズ。
これが攻撃になると金子が3バックの中央に入り、SBが高く広がる。

3分、清水は平墳迅が縦に当てる。
滝裕太は中央からエリア右に流れてシュートを狙うもわずかに枠外。

平墳迅は左利きのセカンドトップ。
DFを背負って時間を作れるし、反転も速い。
彼がいい持ち方をすれば、いいラストパスが出ていた。
まだ2年生なんですね。間違いなくタレントだろう。

10分、市船は真瀬拓海が右からスローイン。
西羽拓が浮き球をそのまま左足ボレーで狙うもGKの正面。

西羽拓が狭いスペースで上手く受けていた。
プレーと判断の早さがあって、相手の守備より先にボールを離せる。
市船は彼をフリーにするとちょっと面倒だった。

22分、清水は平墳迅が右サイドから一発フィード。
中野優太がエリア右に抜け出していい形。
中野は杉岡大暉を振り切ってシュートを放つも枠外。

あまり大チャンス、大ピンチはなく試合が進んでいく。
清水の守備は大きな隙を作らずに対応していた。
CB立田悠悟は189cmの公称よりおそらくもっと大きい。
アジリティ、クイックネスはまだ不足があるけれど、
ただ1対1の仕掛けをきっちり止める強さはある。
あと左利きで、奪ってからのつなぎもいい。
左SBの伊藤研太は気を利かせられる選手。
第3ボランチ的に絞って組み立てに絡んだり、
周りの選手を助ける位置取りが細やか。
彼も左足からの配球能力を持っていた。

ただ市船は手堅く試合を運んでいた。
攻撃は無理をせず悪い奪われ方がなく、
余裕をもって進めているんだろうな…という流れだった。
市船はサイドチェンジを上手く使っていた。
原輝綺、金子大毅の右足、杉岡大暉の左足はいずれも高質。
「左→右」「右→左」に加えて、縦縦のボールもしっかり通る。
清水は[4−4−2]のゾーンで守るチームだが、
ブロックの外に蹴り込まれるとラインを下げなければいけない。
小まめに左右、上下動をすればいいんだけどこのレベルで完璧は無理。
これはボディブローのように効いてくる。

33分、市船は前線に押し込んで村上弘有がエリア内でキープ。
野本幸太が後ろへ下げたところに、金子大毅が走り込んで来る。
金子がエリア内で清水DFに倒されて判定はPK。

33分、市船はこのPKを野本幸太が成功。
<市立船橋高 1−0 清水エスパルスユース>
野本はセットプレーもほとんどすべて任されていた。
キックについては信頼されているのだろう。

前半45分を終えてスコアは1−0。
試合は後半へ。

47分、市船は阿久津諒が右サイドにフィード。
真瀬拓海は大外から縦に抜けて折り返す。
村上弘有がニアでボールを抑えて、ゴール右からシュート。
DF、GKが届かぬコースだったけれどゴールを横切って枠外。

55分、清水は伊藤駿光が右サイドにダイレクトのフィード。
相手が前係りになったところで完全に裏を取った。
望月陸は縦に抜け出して、マイナスの折り返しを入れる。
しかし平墳迅が放った左足ボレーはコースが逸れ、DFに弾かれて外。

59分、市船は桧山悠也が左大外を抜け出して折り返す。
野本幸太のボレーはDF、ポストに弾かれて外。

市船は両SBがいいところに顔を出して、質の高いクロスを入れていた。
彼らの能力が高いからこそ[3−4−3]の攻撃組織も機能する。

60分、清水は平墳迅→鈴木魁人。
63分、清水は佐野皓平→中島杏輔。
71分、清水は新関成弥→宮本優。

78分、市船は村上弘有が前線でロングボールを競る。
野本幸太がセカンドボールから仕掛けて、エリア左から折り返す。
これはDFがブロックして市船のCKに。

市船はリードしていたので無理をしない。
あまり人をかけず、サイドと縦の長いボールからの攻撃が多くなっていた。
前線が薄くなったことで村上弘有の強みが逆に出る。
彼が五分以上に競ることでこぼれ球が味方につながり、
そこから2シャドーのドリブルという形がこれ以外にも2、3回生まれていた。

78分、清水は滝裕太→齊藤聖七。
この子の話は誰かに聞いたことがある。
齊藤聖七という名前は覚えていなかったけれど、
「パルピターレ」というクラブ名が記憶に(笑)
明治大の栗田大輔監督が代表を務めている神奈川県のクラブである。

清水の最終布陣がこう↓
−−−−中野−−−−齊藤−−−−
−−鈴木−−−−−−−−望月−−
−−−−−梅村−−宮本−−−−−
−伊藤研−立田-−伊藤駿-−中島−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−水谷−−−−−−−


市船はチームとしての「ベース」が高い。
攻撃ではパスを出したらしっかり動き直す。
守備も球際で寄せる、戦うという部分がいい。
選手同士の距離感、チャレンジ&カバーも当然できている。
試合の中で「突っ込みどころ」がない。
そしてそのベースが終盤になっても崩れない。
選手を変えるそぶりすら見せず、
チームの「ストレステスト」をしているくらいの様子だった。
まだ6月だし、仕上げはこれからだと思うけれど、
チームとしての凄みを感じさせる後半だった。

清水も無抵抗だったわけではない。
望月陸は残り10分、20分に頑張れていた一人。
スペースが空いたことで、彼の技巧がより引き出される。
左右両足の細かいタッチ、重心移動でいい仕掛けを見せていた。

85分、市船は野本幸太に警告。
笛が鳴った後にシュートを打ってしまった。

89分、清水の波状攻撃。
中島杏輔は右サイドから折り返す。
鈴木魁人がファーからヘッドを合わせるも枠上。

アディショナルタイムの提示は3分。

91分、市船は真瀬拓海に警告。

試合はそのまま1−0でタイムアップ。
市船の強さ、堅さを感じた後半の45分間でした。

augustoparty at 13:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(U18) 

2016年06月25日

アミノバイタル1回戦 中央×青山学院

引き続いてアミノバイタルカップの1回戦。
大学サッカーの関東大会にして、夏の総理大臣杯予選である。
32校が関東からの出場枠「8」を争う。
つまり2勝すれば全国行きだ。
1回戦の第2試合は中央と青山学院のカードにした。
どちらも1部相当の人材がいて、春に見られなかった。
加えて青学にはゼルビアと縁のある選手がいる。
そんな理由でB1ピッチに場所を移す。
中央は前期を終えて2部首位。青学は2部の8位だ。

中央大学
GK  1 置田峻也  4年 186/78 星稜
DF 24 安在達弥  2年 172/69 東京V・Y
    3 小川雄生  4年 182/76 前橋育英
    4 渡辺剛   2年 185/74 山梨学院大附
    2 縣翔平   4年 183/72 青森山田
MF  8 三島頌平  3年 175/67 帝京大可児
   20 早坂翔   3年 172/64 横浜FM・Y
   10 古橋匡梧  4年 168/60 興国
   11 翁長聖   4年 171/67 帝京三
FW  7 寺村介   3年 170/64 星稜
   29 中村文哉  2年 170/67 G大阪Y

−−−−−−−中村−−−−−−−
−−翁長−−−寺村−−−古橋−−
−−−−−早坂−−三島−−−−−
−縣−−-渡辺-−−小川−−安在−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−置田−−−−−−−

青山学院大学
GK  1 齋藤駿介  3年 177/67 千葉U-18
DF 17 上村佳祐  3年 174/69 広島Y
   16 池庭諒耶  1年 186/70 名古屋Y
    4 中島康輔  3年 179/69 名古屋Y
   25 椿健太郎  2年 180/73 三菱養和SC・Y
MF 29 尾ノ上幸生 1年 170/65 前橋育英
    8 瀬川泰樹  2年 167/62 JFAアカデミー
    6 平久将土  4年 178/66 柏U-18
   10 伊藤光輝  4年 171/70 柏U-18
   20 森孝輔   2年 170/62 横浜FM・Y
FW  9 窪園大地  3年 173/64 横浜FC・Y

−−−−−−−窪園−−−−−−−
−−-森−−−-伊藤−−−平久−−
−−−−−瀬川−-尾ノ上-−−−−
−椿−−-中島-−−池庭−−上村−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−齋藤−−−−−−−


青学は伊藤光輝、平久将土が柏の94年組。
中村航輔、秋野央樹、小林祐介らと同じ学年である。
伊藤はその中でも高1でU18の出場機会を得ていた選手。
平久将土もクラ選U18の得点王だ。
育成年代の実績は相当なものである。

どちらも似たオーガナイズ。
中央は寺村介、青学は伊藤光輝がプレイメイカーだ。
二人がセカンドトップの位置でボールを集めるところも同じ。
ただ中央は守備をはっきりセットしてカウンター色が強い。
青学の方が手数をかけてつなげてくるスタイルだった。

青学の起点になるのはCBの池庭諒耶。
高校に入って背が伸びた晩熟タイプで、まだ横に細い。
U18まではMFでプレーしていて、パスセンスの高い選手でもある。
まだ強さ、アジリティの部分で物足りなさがあるけれど
個人的にはU18のときから将来はプロでやる素材だと思っていた。
彼と話をしたことがないし、人間的な部分は正直分からない。
ただ身体的な特性、成長過程は吉田麻也とよく似ている。

29分、中央は古橋匡梧が右サイドから折り返す。
翁長聖がファーサイドからボレーを合わせるも当たりが悪く枠上。

33分、中央は古橋匡梧が寺村介とのワンツーから右サイドを破る。
古橋がマイナスの繰り返しを入れて、寺村はエリア内でトラップ。
寺村はそのままDFをいなして、左足で流し込んだ。
<中央大 1−0 青山学院大>

中央の切れ込み隊長は古橋匡梧。
彼は一瞬の加速、アジリティで簡単に一枚は剥がしていた。
後半になっても落ちないし、柏好文ばりの威力でしたね。

34分、中央はロングボールから前線がゴチャっとしたところ。
中村文哉が抜け出して1対1からシュートを放つ。
しかしここは青学DFがブロック。

38分、中央は小川雄生に警告。

前半は中央が1点をリードして折り返す。
試合は後半。
46分、青学は椿健太郎→加倉井拓弥。
加倉井がそのまま左SBに入った。
彼は昨年のFC町田ゼルビアユース主将。
クラブユース選手権出場に貢献し、
天皇杯3回戦では先発して福岡を倒す立役者の一人になった。
左利きで試合を作れる、守備でもクレバーさを発揮する選手だ。
本音を言えば彼の登場を待っていた…。
窪園大地も町田U-15出身なので、気持ちは完全に青学推しに(笑)

55分、青学は左CKを尾ノ上幸生が右足で入れる。
これが強風に乗って曲がって、ファーに直接ゴールイン!
<青山学院大 1−1 中央大>
このCKを取ったのが加倉井拓弥です。
彼がかなり高い位置を取って、ボールも呼び込んでいた。

56分、中央は中村文哉→加藤陸次樹。
63分、青学は平久将土→加藤優汰。
加藤優汰は中京大中京出身の3年生。
浦和相手に孤軍奮闘していた名古屋FCの加藤くんか!
今も変わらずスピードを生かしたプレーが持ち味。
彼が右サイドからの仕掛けでさらに青学ペースを加速させる。

65分、中央は寺村介→桜井昴。
桜井昴も名古屋グランパス出身。
ピッチ内の愛知県民率が次第に上がっていく。

69分、青学は伊藤光輝が右サイドでGKへプレスに行く。
置田峻也のクリアは伊藤の足に当たって小さくこぼれる。
加藤優汰がすぐ後ろをフォローし、ダイレクトで右足を振り抜く。
中央のカバーはぎりぎりで間に合わず、
加藤が狙った「ゴールへのクロスパス」はそのままゴールイン。
<青山学院大 2−1 中央大>

71分、中央は小川雄生が右サイドから折り返す。
加藤陸次樹がファーストタッチで相手を上手くいなす。
加藤はそのままゴール右から流し込んだ。
<中央大 2−2 青山学院大>

71分、青学は伊藤光輝→福井康太。
青学の布陣がこう↓
−−−−−−−窪園−−−−−−−
−−-森−−−-福井−−−加藤−−
−−−−-尾ノ上ー-瀬川−−−−−
−加倉井−-中島-−池庭−−上村−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−齋藤−−−−−−−

伊藤は少し痛んでいたかも。

71分、中央は縣翔平に警告。
72分、中央は翁長聖に警告。
試合はすっかり荒れ模様。ボコボコの打ち合いになる。

80分、中央は縣翔平→藤崎雄太郎。
中央の布陣がこう↓
−−−−−−−加藤−−−−−−−
−−翁長−−−桜井−−−古橋−−
−−−−−三島−−早坂−−−−−
−藤崎−−渡辺−−小川−−安在−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−置田−−−−−−−


82分、青学は右サイドの好位置でFKを得る。
尾ノ上幸生が右足で中に合わせ、福井康太がヘッドを合わせた!
<青山学院大 3−2 中央大>
尾ノ上幸生は右足の精度と曲がりがぴか一でしたね。
しかし試合はまだ決まらない。

86分、青学は瀬川泰樹に警告。
87分、青学は瀬川泰樹→飛田泰平。
飛田はそのままボランチに入る。

88分、中央は左中間、残り20m強の好位置でFKを得る。
壁は4枚だったか5枚だったか。向かって右のコースを切っていた。
GKの立ち位置もやや向かって右寄り。
素人目に見ても「危険だ」と思った。
風が向かって右→左に強く吹いていたからだ。
果たして古橋匡梧が右足を振り抜くと…。
シュートがあっさり左へ滑り落ちてゴールイン。
<中央大 3−3 青山学院大>

試合は3−3のまま10分ハーフの延長戦へ。
91分、中央は三島頌平→蓮見謙介。
中央の布陣がこう↓
−−−−−−−古橋−−−−−−−
−−翁長−−−桜井−−−加藤−−
−−−−−早坂−−蓮見−−−−−
−藤崎−−渡辺−−小川−−安在−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−置田−−−−−−−


100分、中央は蓮見謙介が中央を持ち上がって左サイドに浮き球パス。
加藤陸次樹が抜け出してシュートを放って枠を捉える。
しかしここはGK齋藤駿介がよくキープ。

3−3のまま試合は延長後半へ。
101分、青学は森孝輔→小田寛貴。
小田寛貴は昨年ブリオベッカ浦安に所属していた。
在学していた青山学院大に「移籍」した3年生である。
青学の最終布陣がこう↓
−−−−窪園−−−−福井−−−−
−−小田−−−−−−−−加藤−−
−−−−−飛田−-尾ノ上-−−−−
−加倉井−-中島-−池庭−−上村−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−齋藤−−−−−−−


101分、中央は蓮見謙介に警告。

106分、青学は自陣で中央大のプレスを受ける。
GK齋藤駿介がちょっと無謀じゃない?という縦パスをボランチにつける。
これが通って飛田泰平は縦にフィードを送る。
小田寛貴が左中間からドリブルで持ち上がる。
外に加倉井拓弥もフォローしていたのでDFは飛び込めない。
小田はエリア左から仕掛けてDFのファウルを誘う。
青学に貴重な貴重なPKが与えられる。
自陣からつないでいく姿勢が奏功した場面である。

107分、中央は渡辺剛に警告。

108分、青学はこのPKを飛田泰平が成功。
<青山学院大 4−3 中央大>

中央大は両CBが前線に上がってくる。
中央の最終布陣がこう↓
−−渡辺−−−小川−−−古橋−−
−加藤−−−−−−−−−−加藤−
−−−−−三島−−安在−−−−−
−−−藤崎−−翁長−−蓮見−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−置田−−−−−−−


110分、中央は中村文哉に警告。
ベンチにいた選手の異議に対する警告である。

110分、青学はFKを前線に蹴り入れる。
中央のGK置田峻也はDFを制して自ら補球に行く。
しかし反攻を焦ったのか、真正面のボールをこぼしてしまう。
青学は窪園大地がこのボールを拾って流し込んだ。
<青山学院大 5−3 中央大>

試合は5−3でタイムアップ。
青学が激闘を制して全国まで「あと1勝」とした。
一つ一つの得点を見ると呆気ない、ちょっと安いモノが多い。
中央にしてみれば間違いなく判定への不満もあると思う。
ただ途中までの静けさは何だったのだろう?という70分以降でした…。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(大学) 

アミノバイタル1回戦 順天堂×産能大

関東王者を決めるカップ戦にして、8月の総理大臣杯に向けた予選。
それがアミノバイタルカップである。
「アミノバイタル」カップ2016
第5回関東大学サッカートーナメント大会
<兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選>
大会の正式名称を書こうとすると3行必要だ!
1部、2部の12校ずつは自動出場。
加えて都県リーグから8チームが予備予選を突破した。
32校が関東からの出場枠「8」を争う。

今春はなかなか関東の大学サッカーを見られなかった。
その中でも特に気になるチームをこの大会で見ておきたい。
1回戦は上と下のたすき掛けで、1部の上位なら都県リーグと当たる。
しかし番狂わせの多さがこの大会の特徴。
2回戦もあるけれど、そこまで待っていると見逃す。

本日は大会初日で1回戦。
第1試合は順天堂大と産業能率大の対戦を見る。
順天堂大は前期を終えて1部の4位。
産業能率大は関東2部にいたこともあるけれど現在は神奈川県リーグだ。

順天堂大学
GK 21 中村研吾  3年 181/72 四日市中央工
DF  6 原田鉄平  3年 178/70 静岡学園
   16 村松航大  1年 171/71 清水Ý
    2 坂圭祐   3年 174/72 四日市中央工
    5 毛利駿也  3年 176/70 山梨学院大附
MF 15 石上輝   2年 171/65 堀越
    7 名古新太郎 2年 168/63 静岡学園
   14 杉田真彦  3年 171/67 静岡西
   11 米田隼也  3年 173/68 静岡学園
FW 27 浮田健誠  1年 185/78 柏U-18
   28 旗手玲央  1年 172/68 静岡学園
  
−−−−旗手−−−−浮田−−−−
−−米田−−−−−−−−杉田−−
−−−−−名古−−石上−−−−−
−毛利−−-坂-−−村松−−原田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−中村−−−−−−−

産業能率大学
GK  1 佐藤友助  4年 181/70 麻布大渕野辺
DF  2 植田涼吾  2年 177/72 瀬戸内
    5 鑓水隼   2年 176/67 山形Ý
   15 山下隼輝  1年 178/72 浜松開誠館
    6 遠藤元一  4年 178/70 旭川実業
MF 12 柿崎六郎  2年 170/58 山梨学院大附
   10 越智大和  3年 171/62 広島Ý
    7 齋藤孝紀  4年 168/55 厚木北
    8 浜下瑛   3年 164/58 瀬戸内
   20 岡村吾郎  2年 168/61 広島Ý
FW 13 渡邊りょう 2年 177/65 高輪

−−−−−−−渡邊−−−−−−−
−−岡村-ー浜下−齋藤−-越智−−
−−−−−−−柿崎−−−−−−−
−遠藤−−山下−−鑓水−−植田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−佐藤−−−−−−−


順天堂大の監督は元日本代表の名SB堀池巧氏。
自身は清水東高のOBだがこのチームは静岡学園が4名もいる。
しかも米田隼也、名古新太郎、旗手怜央は飛び切りのテクニシャン。
個の打開力、発想を存分に出す楽しいサッカーが期待できる。
しかも今日の先発には1年生が3人。ここを見ておきたかった。
産業能率大の監督は柏、湘南で活躍した加藤望氏。
こちらは広島ユース、瀬戸内と広島県出身者が多い。
県リーグとはいえ全国区のタレントもおり、やはり注目だ。

11分、産能大は齋藤孝紀が左中間にスルーパス。
越智大和が斜めに走りこんでエリア左に抜ける。
越智が左足で折り返して、渡辺りょうはニアで合わせる。
右足ボレーは枠を捉えて決定的だったがGK中村研吾に防がれる。

越智大和は早い時期から全国区で各年代の代表に入っていた。
彼は左利きでスピード、裏取りに優れる「佐藤寿人系」のアタッカー。
序盤は彼が斜めの動きで盛んに裏を突いていた。
相手のラインが下がれば、足元で受けてチャンスメイクもできる。
関東1部の強豪を相手にしても、十分に個でやれていた。
齋藤孝紀も見ていて面白かったレフティー。
小柄だけど間で受ける、動かす技巧と機知がある。
切り替え、守備で頑張る姿勢もあって個人的には発見だった。

14分、順天堂は杉田真彦が右サイドを鮮やかに突破して横にボールを放す。
旗手怜央がすぐ横を抜けてエリア右に抜け出す。
旗手は小さくフェイクを入れて、右足シュート。
ニアでなくファーを突いてGKは一瞬逆を取られた。
しかしGK佐藤友助が辛うじて触ってDFクリア。

18分、順天堂は石上輝がエリア右に落とす。
杉田真彦がスペースに抜け出してシュート。
枠を捉えていたがGK佐藤友助にブロックされる。
米田隼也もセカンドから決定的シュートを放つが枠上。

22分、順天堂は名古新太郎が右サイドからカットイン。
フリーで左足ミドルを放つが枠のぎりぎり右へ逸れた。

28分、産能大は渡邊りょうが前線の密集からスルーパス。
順天堂DFがクリアを狙うも届かない。
越智大和は完全に裏を取ってボールを運び、1対1からシュート。
しかしGK中村研吾がこれをしっかりストップする。

前半の流れは完全に互角だった。
順天堂はSBも含めて人数をかけて近い距離感で攻めてくる。
名古新太郎、石上輝の両ボランチも前向きにもって生きるタイプ。
ただ奪われて一気にひっくり返される状況で隙があった。
坂圭祐主将はこの体格で強くて高い。
1年生の村松航大も球際の強さ、スピードがある。
問題はサイズや強さでなくリスク管理の部分だった。

43分、順天堂は毛利駿也が起点となり、名古新太郎が左サイドに振る。
旗手怜央はゴールラインぎりぎりから一気に横へ切れ込んで、右足一閃。
これが対角のネットに突き刺さった!
<順天堂大 1−0 産業能率大>

旗手怜央は高2の時以来だけど「ファンタジスタ度」が増していた。
柔らかさというよりも一瞬の加速、パワーを存分に発揮。
完全に個でゴールを取り切って見せた。

順天堂が攻め切って1点リードで前半を折り返す。
試合は後半。

57分、産能大は岡村吾郎→佐藤尚輝。

61分、順天堂は浮田健誠が右サイドをゆったり持ち上がる。
フェイントでDFを外すと思い切って左足を思い切り振り切る。
鋭いミドルだったがこれはバーに弾かれた。

浮田健誠は左利きの大型アタッカー。
昨季はACLのベトナム遠征にも参加した1年生だ。
細かい技巧を持つ静岡県人に囲まれて、まだ浮いている部分がある。
上を目指すなら切れだったり、状況判断はもっと欲しい。
ただ1年でこれだけやれるのだから、これからですよね。

63分、順天堂は浮田健誠→松島奨真。

63分、産能大は齋藤孝紀が中央から上手く仕掛けて右に大きく振る。
植田涼吾がエリア右からボレーを放って決定的だったけれど枠上。

65分、順天堂はCKからの波状攻撃。
原田鉄平が左サイド深くからボールを下げる。
米田隼也は中に小さく叩く。
すると名古新太郎が強烈な無回転ミドルを叩き込んだ!
<順天堂大 2−0 産業能率大>
観戦者から「クリロナ」と声が飛ぶゴラッソだった。

71分、産能大は柿崎六郎が縦に当てる。
佐藤尚輝は左から中に流れて縦にスルーパスを入れる。
渡邊りょうと越智大和が被っていた。
しかし越智が上手くクロスしてDFの脇を抜け出して…。
最後は越智が1対1から左足で流し込んだ。
<順天堂大 2−1 産業能率大>
さすが越智!というストライカーらしいプレーでした。

76分、順天堂は米田隼が左サイドでキープし、外に落とす。
毛利駿也はすぐに中へ折り返す。
これに旗手怜央がボレーで合わせた。
<順天堂大 3−1 産業能率大>
「決まったな」というゴールだった。

79分、産能大は齋藤孝紀→斎藤絢斗。
79分、順天堂は旗手怜央に警告。

80分、順天堂は杉田真彦が縦にくさびを当てる。
石上輝はダイレクトで右に落とす。
最後は松島奨真がゴール右から叩き込んだ。
<順天堂大 4−1 産業能率大>

83分、産能大は山下隼輝→井上雅士。
産能大の最終布陣がこう↓
−−佐藤−−−渡邊−−−越智−−
−−−−ー浜下−−斎藤−−−−−
−−−−−−−柿崎−−−−−−−
−遠藤−−井上−−鑓水−−植田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−佐藤−−−−−−−

83分、順天堂は旗手怜央→貫場貴之。
87分、順天堂は石上輝→津島孝至。
90分、順天堂は杉田真彦→新里涼。
順天堂の最終布陣がこう↓
−−−−松島−−−−新里−−−−
−−米田−−−−−−−−貫場−−
−−−−−名古−−津島−−−−−
−毛利−−-坂-−−村松−−原田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−中村−−−−−−−


試合はそのまま4−1でタイムアップ。
終盤は順天堂が産能大を圧倒し、そのまま逃げ切った。

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2016年06月11日

大学選手権準決勝 中京学院×奈良学園

第65回全国大学野球選手権は今日が準決勝。
本当は大学サッカーを観に行く予定だった。
ただ「見損ね校」の中で最も心残りだった奈良学園大が勝ち残っている。
プロ注目の右腕・鈴木佳佑の登板も濃厚
それではということで神宮球場にやってきた。

奈良学園大は近畿学生野球連盟所属。
今大会は6大会連続20回目の出場である。
基本的にこの連盟は奈良学園が一強。
ただ7年前は山本翔(現日本生命)を擁する大阪教育大が出てきた。
OBには湯舟敏郎、山井大介とプロで名を成した投手が複数いる。
学生数は2014年5月のデータで578名。
4学年でこれだからかなりの小規模校だ。
本部キャンパスは奈良県生駒郡。1984年に設立されている。
14年に奈良産業大から現校名へ改められた。
元々は「情報と経営」の学校だったが、定員割れの続いていた学部を廃止。
今は「教育と看護」に力を入れ再出発を図っているらしい。
今大会は中京、九州国際、関西国際を下しての4強。
九国大、関国大戦はタイブレイークを制している。

中京学院大は東海地区大学野球連盟所属の初出場校。
開学は1993年。岐阜県中津川市に本部を置く私立大学だ。
学生数は千名弱。経営学部、看護学部が設置されている。
ここは1回戦の観戦記でも紹介したから割愛します。
ただそこから桐蔭横浜、明治を下しての勝ち上がりは見事。
吉川尚輝はドラフト1位競合もあり得る注目選手だ。

中京学院大学
1番 中 戸田勇次  4年 右左 175/68 大垣日大
2番 二 南亮介   3年 右左 175/74 中京
3番 遊 吉川尚輝  4年 右左 177/79 中京
4番 三 石坂友貴  3年 右右 181/77 中京
5番 捕 山崎善隆  4年 右左 165/74 昭和第一
6番 指 楠拓也   4年 右右 184/87 塩山
7番 一 内藤大貴  2年 右左 173/77 大垣日大
8番 右 影山和也  3年 右左 175/75 昭和第一
9番 左 坂之下仁哉 2年 右左 166/66 鵬翔
   投 熊岡脩平  4年 左左 171/66 松川

奈良学園大学
1番 左 西田将知  3年 右左 173/70 報徳学園
2番 一 米満凪   2年 右左 170/62 敦賀気比
3番 遊 宮本丈   3年 右左 181/79 履正社
4番 三 盒饗麑蕁 3年 右左 173/75 明徳義塾
5番 中 村上海斗  3年 右右 189/92 北照
6番 二 中西玲人  3年 右両 172/70 箕島
7番 指 中井享洋  2年 右右 178/77 大商大堺
8番 捕 松木大輔  3年 右左 173/74 常葉学園菊川
9番 右 菅田大介  1年 左左 187/80 京都共栄
   投 鈴木佳佑  4年 右右 178/82 履正社


1回表。先攻は中京学院。
1番・戸田が三飛。
2番・南は四球。一死1塁。
南は次打者の5球目に二盗成功。一死2塁。
3番・吉川が右中間を破るタイムリー二塁打。一死2塁。
<中京学院大 1−0 奈良学園大>
4番・石坂は左飛。二死2塁。
5番・山崎が右前タイムリー安打。ライトの悪送球も絡んで二死2塁。
<中京学院大 2−0 奈良学園大>
三塁を蹴る吉川尚輝の走塁を見て、その傾きに驚いた。
サーキットを走るバイクのような角度…。ボディバランスが凄いんでしょう。
6番・楠は遊ゴロで攻撃終了。

奈良学園の先発は鈴木佳佑。
右上手の腕を強く、全力で振る力投派だ。
いかにもパワフルで上半身はかなり鍛えられていた。
加えて下半身の粘りがあって、肩の回旋もスムーズ。
一目でレベルの高い投手であることは伝わってきた。
あと彼は投球がいかにも強気ですよね。
今日の球速は速球が132〜45キロ。
ボールの抑えが効いていてシュートせず、むしろスライドする。
130キロ前半でもいいボールがあった。
変化球はフォーク、チェンジ系が119〜31キロ。
スライダーが119〜27キロ。
カーブが95〜100キロ。
1回戦、2回戦は彼が連投し完投勝利。
続く準々決勝は他の投手が踏ん張って、中2日でこの試合だ。
1試合休めたとはいえ、疲れは溜まっていただろう。
球威はあってもボールが上ずり、序盤はボール先行も多かった。

1回裏。後攻は奈良学園。
1番・西田が中前安打。無死1塁。
2番・米満は初球にバスター&ラン。遊前安打で無死1、2塁。
3番・宮本がエンドランから二ゴロ。一死2、3塁。
4番・盒兇脇鵐乾蹐濃偉歔者が生還。二死3塁。
<中京学院大 2−1 奈良学園大>
5番・村上が左前タイムリー安打。二死1塁。
<奈良学園大 2−2 中京学院大>
村上は捕手からの牽制球により一塁上でタッチアウト。攻撃終了。

中京学院の先発は熊岡脩平。左の技巧派である。
3試合のうち21イニングを任されたエースの柳川優太は温存だ。
リーグ戦は4試合、24イニングを投げて1勝0敗。
今日の球速は速球が126〜32キロ。
この速度帯でシュート、ツーシーム気味の球筋もあった。
変化球はスライダーが110〜15キロ。
チェンジが119〜25キロ。
カーブが100キロ台前半。

2回表。
中京学院は7番・内藤が二ゴロ。
8番・影山は中前安打。一死1塁。
9番・坂之下が一ゴロ。二死2塁。
1番・戸田は四球。二死1、2塁。
2番・南が二ゴロで攻撃終了。

2回裏。
奈良学園は6番・中西がチェンジで空振り三振。
7番・中井は中前安打。一死1塁。
8番・松木が一ゴロ併殺で3アウト。

3回表。
中京学院は3番・吉川が143キロの速球で空振り三振。
4番・石坂は遊ゴロ。
5番・山崎が中飛で三者凡退。
鈴木佳佑の投球が落ち着いてきた。

3回裏。
奈良学園は9番・菅田が一ゴロ。
1番・西田はスライダーで空振り三振。
2番・米満が遊ゴロで三者凡退。

4回表。
中京学院は6番・楠が遊ゴロ。
このゴロを処理した宮本丈も来年のドラフト候補だろう。
この場面は三遊間の深い位置からしっかり刺した。
7番・内藤は右直。
8番・影山が一ゴロで三者凡退。

4回裏。
奈良学園は3番・宮本が二ゴロ。
4番・盒兇六裕紂0貉爍盈檗
5番・村上の5球目に熊岡脩平が暴投。一死2塁。
村上は左中間に運ぶタイムリー二塁打。一死2塁。
<奈良学園大 3−2 中京学院大>
村上海斗は二打席連続のタイムリー安打である。
6番・中西が三前内野安打。一死1、3塁。
三塁、ショートが同時にボテボテの打球を取ろうと被ってしまった。
吉川尚輝に処理をさせた方が良かったと思うけれど…。
7番・中井はセーフティスクイズ。
三塁走者が反応できず投ゴロに。二死2、3塁。
8番・松木が二ゴロで攻撃終了。

5回表。
中京学院は9番・坂之下が左飛。
1番・戸田は空振り三振。
2番・南が遊ゴロで三者凡退。

5回裏。
奈良学園は9番・菅田が中飛。
1番・西田は一ゴロ。
2番・米満が捕ゴロで三者凡退。

6回表。
中京学院は3番・吉川が粘って四球。無死1塁。
4番・石坂は外角速球で空振り三振。一死1塁。
5番・山崎が四球で一死1、2塁。
6番・楠は速球で空振り三振。二死1、2塁。
7番・内藤が三邪飛で無得点。

6回裏。
奈良学園は3番・宮本が四球。無死1塁。
4番・盒兇チェンジで空振り三振。一死1塁。

中京学院はここで熊岡脩平が降板。
二番手投手に市川良太を起用する。
市川は中京高出身の4年生。
181cm・85kgの右スリークオーターである。
今春のリーグ戦は3試合に登板して4勝0敗…。
ってプログラムの誤りですねこれは(笑)
24イニングで防御率0.75とのこと。
速球系がMAX134キロかな?
球威は平凡だけどボールが動く。

奈良学園は5番・村上が中前安打。一死1、3塁。
村上はこれで早くも猛打賞。
6番・中西が右前タイムリー安打。一死1、2塁。
<奈良学園大 4−2 中京学院大>
代打・吉田泰瑛が右飛。
二塁走者はタッチアップして二死1、3塁。

中京学院は市川良太が降板。
三番手に柳川優太を起用する。
前述の通り彼がエースで、181cm・84kgの左腕。
大垣日大高出身の4年生だ。
今日は速球が133〜43キロ。
変化球はスライダーが110キロ台中盤。
チェンジが120キロ前後。
1回戦の先発時に比べると球威があり、どんどん速球で押す。
彼が力投で試合の流れを引き戻す。
奈良学園は8番・松木が140キロの速球で空振り三振。攻撃終了。

7回表。
中京学院は代打・高田昭吾が速球で空振り三振。
9番・坂之下は外角速球で見逃し三振。
1番・戸田が中前安打。二死1塁。
2番・南は左飛で3アウト。

7回裏。
奈良学園は9番・菅田が空振り三振。
代打・黒川翔太が左前安打。一死1塁。
2番・米満はエンドランから遊前安打。一死1、2塁。
3番・宮本が遊ゴロで二封のみ。二死1、3塁。
4番・盒兇呂なり粘って四球。二死満塁。
しかし5番・村上が143キロの速球で空振り三振。
棒醉ヂ世ここまで3打数3安打の強打者を仕留めた。

8回表。
中京学院は3番・吉川が中飛。
4番・石坂がレフト線を抜く二塁打。一死2塁。
5番・山崎は二ゴロ。二死2塁。
6番・楠が内角速球で見逃し三振。
鈴木佳佑がピンチを脱出して2点差を保つ。

8回裏。
奈良学園は6番・中西が中飛。
7番・吉田は外角速球で空振り三振。
8番・松木がチェンジで空振り三振。

9回表。
中京学院は7番・内藤が速球で空振り三振。
代打・大向繁利が中前安打。一死1塁。
9番・坂之下は右前安打。一死1、2塁。
1番・戸田も中前安打。一死満塁。
2番・南は遊ゴロで二封のみ。
三塁走者が生還して二死1、3塁。
<奈良学院大 4−3 中京学院大>
3番・吉川が敬遠気味の四球。二死満塁。
4番・石坂は中前タイムリー安打!
二者が生還して中京学院大が逆転。なお二死1、3塁。
<中京学院大 5−4 奈良学園大>
5番・山崎が右飛で攻撃終了。
中京学院大が粘ってひっくり返して試合は9回裏へ…。

9回裏。
奈良学園は9番・菅田が三飛。
1番・細川真人はチェンジで空振り三振。
2番・米満は中前安打。二死1塁。
3番・宮本の初球に棒醉ヂ世暴投。二死2塁。
バッテリーは敬遠四球に切り替えて空いた一塁を埋める。二死1、2塁。
しかし4番・盒兇初球を打ち上げて二飛。攻撃終了。

名勝負でした。
中京学院が最終回に2点差をひっくり返して鮮やかな逆転勝ち。
打線はクリーンアップが計5打点と期待に応えた。
棒醉ヂ世魯螢蝓璽佞任盥圓韻修Δ任垢諭
短いイニングで持ち味を出しました。

安打   210 000 114 9 四 失
中京学院┃200|000|003┃5 5 0
奈良学園┃200|101|000┃4 4 1
安打   310 202 201 11

奈良学園:●鈴木
中京学院:熊岡、市川、○棒

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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2016年06月08日

大学選手権2回戦 福井工大×上武

全日本大学野球選手権は第3日。
東京ドームの第2試合はこのカードだ。
自分はこれが終わったら野津田に移動します。
雨による順延がない限り、僕が見られる今大会で最後の試合だ。

福井工業大は北陸大学野球連盟所属。
6年連続39回目の出場である。
古くは伊藤敦規、水尾嘉孝といった名投手を輩出した伝統校。
現役選手なら西武の増田達至がいる。
本部は福井市にあり、大学の設置が1965年。
3学部に約2300名の学生が在籍している。
野球部員は172名とかなりの大所帯だ。
サッカー日本代表の東口順昭も2年までここに在学していた。
しかしサッカー部が解散したため、新潟経営大に転入している。

上武大は関甲新大学野球連盟所属。
2年連続14回目の出場である。
ここが強くなったのは何といっても谷口英規監督の就任が契機。
高校時代は鈴木健と共に全国4強を達成した浦和学院のエースだった。
東洋大で打者に転向し、東芝でも活躍。
2000年に上武大の監督に就任するとすぐ全国の常連となった。
09年秋の神宮大会で準優勝。
13年の大学選手権はついに全国制覇を成し遂げている。
上武は部員238名の大所帯だけどここは応援席の熱、団結感が素晴らしい。
前から強いだけでなく「良い野球部」だと思っている。
安達了一、井納翔一、加賀繁、豊田拓矢とNPB戦士も近年は続々と輩出中だ。
大学の本部は群馬県伊勢崎市で学生数は現在約1900名。
1968年に開学した私立大学である。

福井工業大学
1番 中 樋口拓真  3年 右左 178/75 九州国際大附
2番 左 林強太   4年 右左 180/76 九州国際大附
3番 指 笹岡滉生  2年 右左 174/70 PL学園
4番 遊 丸山裕太  3年 右右 180/81 豊橋中央
5番 一 高山直也  4年 右左 181/78 筑陽学園
6番 三 大瀧三郎  4年 右左 170/70 遊学館
7番 右 島田優樹  1年 右左 173/68 福井工大福井
8番 二 山本竜彦  4年 右左 181/75 敦賀気比
9番 捕 鈴木大夢  2年 右右 173/82 米子北
   投 谷龍   2年 右右 192/87 福井工大福井

上武大学
1番 中 島田海吏  3年 右左 175/70 九州学院
2番 指 我如古剛瑠 4年 右左 166/65 美里
3番 一 山本兼三  4年 右右 177/86 日本航空石川
4番 右 長澤壮徒  4年 右右 184/83 甲府工業
5番 三 鳥巣誉議  3年 右左 177/72 久留米商業
6番 左 市根井隆成 2年 右左 176/72 前橋商業
7番 捕 吉田高彰  2年 右右 180/78 智辯学園
8番 遊 小豆澤誠  3年 右左 166/65 飛龍
9番 二 山脇竜二  3年 右左 176/70 日南学園
   投 宮川哲   3年 右右 178/78 東海大山形


1回表。先攻は福井工業大。
1番・樋口が中前安打。無死1塁。
バントで送ると思ったら樋口は2球目に二盗成功。無死2塁。
2番・林が見逃し三振。一死2塁。
3番・笹岡は一ゴロ。二死3塁。
4番・丸山が中飛で無得点。

上武大の先発は宮川哲。右上手の本格派である。
上下半身とも逞しいけれど、単なるパワーピッチャーではない。
重心移動の幅があって、下半身の粘りや蹴りも生かせるフォーム。
真っ向勝負!という爽快感のある投手ですね。
今春のリーグ戦は5試合に登板して3勝1敗。
20.2回を投げ、防御率は1.31だった。
今日の球速は速球が137〜46キロ。
変化球はカット、スプリット系の縦変化が134〜42キロ。
スライダーが119〜32キロ。
カーブが105〜18キロ。

1回裏。後攻は上武大。
1番・島田が一塁線を破る二塁打。無死2塁。
2番・我如古は一邪飛。一死2塁。
3番・山本が外角速球で見逃し三振。二死2塁。
4番・長澤はストレートの四球で二死1、2塁。
5番・鳥巣が二ゴロで3アウト。

福井工大の先発は谷龍。右上手の本格派である。
細長い体型だけど、ふにゃっとした感じは無い。
バランスがいいし、意外と動きの強さもある。
超大型投手に有りがちな荒削り感はなかった。
球速は速球が133〜42キロ。
カット気味に横へ流れる球筋がある。
変化球はスライダー、フォークが110〜22キロ。
いわゆる「スラーブ」的な軌道をよく投げる。
春のリーグ戦は7試合に登板して7勝。
59.1回を投げて防御率0.61と見事な結果を残した。
初戦の愛媛大戦で完投勝利を挙げてから中1日の登板である。
筋は間違いなくいいし、今後の成長次第では…。

2回表。
福井工大は5番・高山が三飛。
6番・大瀧は遊ゴロ。
7番・島田が左飛で三者凡退。

2回裏。
上武は6番・市根井が遊飛。
7番・吉田が三ゴロ。
8番・小豆澤は二ゴロで三者凡退。

3回表。
福井工大は8番・山本がカットで空振り三振。
9番・鈴木が二ゴロ。
1番・樋口は二直で三者凡退。

3回裏。
上武は9番・山脇が二ゴロ。
1番・島田は中前安打。一死1塁。
2番・我如古がスライダーで空振り三振。二死1塁。
3番・山本は3−2から三塁線を破るタイムリー二塁打。
<上武大 1−0 福井工業大>
山本は粘りに粘って10球目を痛打した。
上武の打線は中1日の谷潤に対して、
「球数を投げさせる狙い」が徹底していた。
そういう嫌らしさは今の六大学、東都から消えた部分でもある。
4番・長澤は右飛で攻撃終了。

4回表。
福井工大は2番・林がセーフティバント成功で三前安打。無死1塁。
3番・笹岡のバントは宮川哲の好処理で失敗。一死1塁。
4番・丸山がエンドランから中前安打。一死1、3塁。
5番・高山は高く弾む一ゴロで三塁走者が生還。二死2塁。
<福井工業大 1−1 上武大>
6番・大瀧が左前タイムリー安打。二死1塁。
<福井工業大 2−1 上武大>
7番・島田もセーフティバント成功。
三塁線に転がす投前安打で二死1、2塁。
8番・山本の2球目に宮川哲が暴投。二死2、3塁。
しかし山本はスライダーで空振り三振。攻撃終了。

4回裏。
上武は5番・鳥巣が中飛。
6番・市根井が右前安打。一死1塁。
7番・吉田は左越え二塁打。一死2、3塁。

福井工大はここで谷龍が降板。
中1日だし、球数がかなり嵩んでいたので仕方ない。
二番手投手は上田優介だ。
73cm・64kgの3年生左腕である。
春は7試合に登板して1勝0敗。
ただし投球回数が14.1回と少ない。
普段からリリーフで投げているのだろう。
球速は速球が127〜31キロ。
カーブが100キロ台前半。

上武は8番・小豆澤が四球を選ぶ。一死満塁。
9番・山脇は左犠飛。二死1、2塁。
<上武大 2−2 福井工業大>
1番・島田も四球を選んで二死満塁。
2番・我如古は速球を見逃し三振。攻撃終了。

5回表。
福井工大は9番・鈴木が左飛。
1番・樋口はカーブで空振り三振。
2番・林が左飛で三者凡退。

5回裏。
福井工大はこの回から三番手投手に加藤賢哉を起用する。
加藤は浜松工業高出身の2年生。
175cm・74kgの右下手投げである。
リーグ戦は9試合、18イニングで防御率0.00と見事。
球速は速球、シンカーが123〜29キロ。
下手投げの常だが「シュートして沈む」球筋が多い。
スライダーが110キロ台後半。
パワフルだし、球威で勝負できる本格派。
あと走者がいなくてもセットで投げていた。

上武は3番・山本が三飛。
4番・長澤は右飛。
5番・鳥巣が二ゴロで三者凡退。

6回表。
福井工大は3番・笹岡が速球で空振り三振。
4番・丸山は四球。一死1塁。
5番・高山が投ゴロ併殺で3アウト。

6回裏。
上武は6番・市根井が死球。無死1塁。
7番・吉田はバント成功。一死2塁。
8番・小豆澤が一ゴロ。二死3塁。
9番・山脇は右飛で無得点。

7回表。
上武はこの回から二番手投手に寺沢星耶を起用する。
寺沢は佐久長聖高出身の2年生。
178cm・77kgの左腕である。
リーグ戦は4試合、23イニングで防御率1.57。
上武は継投が多く、彼が春の最多投球回数だった。
球速は速球系が126〜39キロ。
変化球はスライダーが113〜23キロ。
カーブが103〜09キロ。
身体がより腕が遅れて出て来て、タイミングが合わない。
実戦的なタイプの左腕だと思った。

福井工大は6番・大瀧が遊ゴロ。
7番・島田が死球。一死1塁。
8番・山本はバント成功。二死2塁。
代打・八幡理久が中飛で3アウト。

7回裏。
福井工大はこの回から四番手投手に近藤洸を起用する。
近藤は福井工大附属福井高出身の3年生。
172cm・72kgの左腕である。
球速は速球が126〜37キロ。
この速度帯でツーシームがあったかもしれない。
変化球はスライダーが107〜19キロ。
他にチェンジが120キロ前後。

上武は1番・島田が一前安打。無死1塁。
2番・我如古はバント成功。一死2塁。
3番・山本は二ゴロ。二死3塁。
4番・長澤が右飛で無得点。

8回表。
福井工大は1番・樋口が外角速球で見逃し三振。
2番・林も外角速球で見逃し三振。
3番・笹岡は左前安打。二死1塁。
4番・丸山が右飛で3アウト。

8回裏。
上武は5番・鳥巣が中前安打。無死1塁。
6番・市根井はバント成功。一死2塁。
7番・吉田が四球。一死1、2塁。
8番・小豆澤は速球で空振り三振。二死1、2塁。
代打・辻井翔真が四球を選ぶ。二死満塁。
1番・島田は外角速球で空振り三振。
近藤洸がピンチをしっかり切り抜けた。

9回表。
福井工大は代打・藤本隼人が一飛。
6番・大瀧が四球。一死1塁。
7番・島田はセーフティバント成功。三前安打で一死1、2塁。
代打・芳野了哉が遊直。二死1、2塁。
9番・神谷は一飛で無得点。

9回裏。
上武は代打・田中が見逃し三振。
3番・山本は三直。
4番・長澤が四球。二死1塁。
長澤は次打者の3球目に二盗成功。二死2塁。
5番・鳥巣は右前安打。二塁走者は三塁を蹴る。
本塁に生還すれば試合は上武大のサヨナラ勝ちだ。
ライトからの返球は悪くなかったが、捕手がやや追いタッチ気味。
走者は捕手から逃げて、大回りでホームベースに手を伸ばす。
キャッチャーも慌ててタッチに行く…。
本当にぎりぎりだったけれど、タッチが一瞬速かった。上武は無得点!

延長戦からはタイブレーク方式が採用される。
攻撃はどちらも一死満塁から。打順は任意。
その打者の前3人が塁を埋める。

10回表。
福井工大の攻撃は3番・笹岡から。
笹岡は高め速球で空振り三振。二死満塁。

上武はここで寺沢星那が降板。
三番手投手に鈴木稜也を起用する。
鈴木は拓大紅陵高出身の4年生。
187cm・87kgの右横手投げである。
今春はほとんど投げていない。
ただ3年のときにエース格だった投手では?
今日は速球がMAX137。2球しか投げてないけど。
福井工大は4番・丸山が一ゴロで無得点。

10回裏。上武の攻撃は4番・長澤から。
長澤の打球は三塁手のグラブを弾いてレフト前へ…。
三塁走者が生還し、上武大がサヨナラ勝ち!

息詰まる熱戦を制したのは上武大。
福井工業大を下して準々決勝に進出している。

安打   100 400 011 0 7 四 失
福井工大┃000|200|000|0┃2 3 1
上武  ┃001|100|000|1X┃3 7 0
安打   102 200 011 1 8

上武:宮川、寺沢、○鈴木
福井工大:谷、上田、加藤、●近藤

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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大学選手権2回戦 東海大北海道×立命館

第65回全日本大学野球選手権は大会3日目。
東京ドームの第1試合はこのカードだ。

東海大北海道キャンパスは札幌学生野球連盟所属。
3回目の出場で1回戦は環太平洋大を下した。
東海大は全国10キャンパス・20学部に約3万人の学生が在籍している。
北海道東海大として77年に設置され、熊本などと共に08年に統合された。
出身者には里谷多英、國母和宏といった冬季五輪のレジェンドがいる。
オリックスの佐藤達也も"北海道"のOBだ。

立命館大は関西学生連盟所属。
3年連続17回目の出場で1回戦は東日本国際大を下している。
ここは関関同立に近大、勉強担当の京大という六大学風リーグだ。
立命館の「学祖」として位置づけられるのが西園寺公望。
彼が1869年に創設した私塾がまず「立命館」を名乗っていた。
これがすぐ解散させられ、その30年後に「京都法政学校」が設立された。
1913年に「立命館大学」と改称し、
大学令で認められたのが1922年という経緯らしい。
本部キャンパスは京都府北区の衣笠にある。
13学部に3万人を超す学生が在籍する私立大学だ。
有名な卒業生は沢山いるけれど、
野球界的には古田敦也、長谷川滋利のご両人だろう。
ちなみにこの両校は昨年の1回戦でも対戦している。

東海大学北海道キャンパス
1番 二 竹中悟   4年 右右 175/80 沼南
2番 中 平田悠人  4年 右右 175/71 女満別
3番 指 長田雅輝  4年 右右 181/88 札幌光星
4番 一 伊藤諄   4年 右右 181/94 東海大四
5番 遊 福田涼太  2年 右左 174/70 東海大四
6番 右 高本啓太  4年 右右 182/75 遠軽
7番 三 中西郁人  3年 右右 170/70 東海大四
8番 左 井口和真  4年 右右 178/86 東海大四
9番 捕 廣辻健太郎 4年 右右 174/70 柏日体
   投 水野洸也  4年 右右 175/75 札幌日大

立命館大学
1番 二 池内将哉  4年 右左 171/73 今治西
2番 遊 堂圭    4年 右右 179/82 京都学園
3番 中 辰己涼介  2年 右左 178/72 社
4番 一 高島勇弥  4年 右右 180/88 神港学園
5番 左 岩井康祐  4年 左左 178/77 金沢商
6番 三 脇屋直征  3年 右左 174/75 明豊
7番 右 石坂太一  4年 右左 174/74 洲本
8番 指 山田弘也  4年 右左 180/77 福知山成美
9番 捕 佐野友亮  2年 右右 175/75 福知山成美
   投 渡邉大地  3年 右右 177/77 大分雄城台


伊藤諄、辰己涼介と両校に大学代表候補がいますね。

1回表。先攻は東海大学北海道キャンパス。
1番・竹中が右前安打。無死1塁。
2番・平田はバント成功。一死2塁。
3番・長田がスライダーで空振り三振。二死2塁。
4番・伊藤は遊前内野安打。
二塁走者が三塁を蹴って本塁を突くがタッチアウト。
走者は「コリジョンルール」絡みの抗議をするが認められない。

立命館の先発は渡邉大地。右上手の本格派である。
櫻井俊貴先輩と似たタイプと言えば似たタイプかな。
今日は速球が132〜44キロ。
ツーシーム、スプリット的な沈む球筋もあった。
変化球はフォークが125〜30キロ。
スライダーが109〜18キロ。これは横にかなり大きく流れる。
初のリーグ戦では8試合に登板して2勝2敗。
36イニングを投げて防御率3.75という成績を残している。
投球回数的には初戦の勝利投手だった東克樹に次ぐ二番手格だ。
大学野球でこの防御率は相当悪い…。
と思ったら優勝が決まった後の同志社戦で打ち込まれていた。
エースの東は防御率0.65という数字です。

1回裏。後攻は立命館大。
1番・池内が二ゴロ。
2番・堂はチェンジで空振り三振。
3番・辰己が中前安打。二死1塁。
4番・高島も中前安打。二死1、3塁。
高島は次打者の2球目に二盗失敗。
廣辻健太郎が三塁走者を目で制しつつ、好送球で刺した。

東海大北海道の先発は水野洸也。
右サイドハンドの技巧派である。
身体を少し沈めて、少し三塁側を踏んで角度を付ける。
しっかり溜めを作れていて、やや遅れ気味でボールがでてくる。
出所が見やすいようで、実はタイミングが取り辛そうだった。
今日の球速は速球系が135〜44キロ。
変化球はチェンジが123〜33キロ。
シュートしながら沈んで、切れがいい。
縦横のスライダーが117〜28キロ。
横スラは横にかなり激しく滑る。
右打者が思わず腰を引いたところからストライクになったり。
左打者の内角を突く「シュート」的な使い方もできていた。
速球もそれなりに威力があるし、変化球がかなりスペシャル。
食い込む球筋、逃げる球筋がどちらも良かった。
比率は速球4割、スライダー4割、チェンジ2割くらいかな?
加えて制球力もあるから、内外角で揺さぶれる。
リーグ戦は6試合に登板して5勝0敗。
43イニングで防御率0.21という圧巻の結果を出している。
2回戦は二番手の山根大幸が来るかな?と思ったけれど中1日の彼が来た。
「プロ注」として知られていた存在ではなかった。
しかし今日の彼は凄いインパクトだった。

2回表。
東海大北海は5番・福田がフォークで空振り三振。
6番・高本は三ゴロ。
7番・中西が高め速球で空振り三振。三者凡退。

2回裏。
立命館は5番・岩井が一ゴロ。
6番・脇屋は二ゴロ。
7番・石坂がチェンジで空振り三振。

3回表。
東海大北海は8番・井口が高め速球を引っ張る。
レフトスタンドに飛び込むソロ本塁打となる。
<東海大北海道キャンパス 1−0 立命館大>
井口はこの直前にも本塁打性のファールを打っていた。
カウントも悪くないし、パワーヒッターに対してあまりに無警戒。
おそらく「振らせる高め速球」が甘く入った。
9番・廣辻は遊ゴロ。
1番・竹中が中前安打。一死1塁。
2番・平田はバント成功。二死2塁。
3番・長田が四球を選ぶ。二死1、2塁。
4番・伊藤は中飛で攻撃終了。

3回裏。
立命館は8番・山田がチェンジで空振り三振。
9番・佐野は中前安打。一死1塁。
1番・池内が二ゴロ。二封のみで二死1塁。
2番・堂はチェンジで空振り三振。3アウト。

4回表。
東海大北海は5番・福田が左前安打。無死1塁。
6番・高本は速球で見逃し三振。一死1塁。
7番・中西が1−2から空振り三振。
福田も二盗を刺されて三振ゲッツー。3アウト。

4回裏。
立命館は3番・辰己が投ゴロ。
4番・高島は外角スライダーで空振り三振。
5番・岩井が三邪飛で三者凡退。

5回表。
東海大北海は8番・井口がスライダーで空振り三振。
前の打席の反省を生かしてすべてスライダーで攻めた。
9番・廣辻は中前安打。一死1塁。
1番・竹中も中前安打。一死1、2塁。
2番・平田は四球を選ぶ。一死満塁。

ここで立命館は渡邉大地が降板。
二番手投手に黒田達也を起用する。
黒田は神戸国際大付属出身の2回生。
185cm・80kgの右スリークオーターだ。
大柄でなで肩で、やや外振りだけど腕をしっかり振れる。
ポテンシャルは強烈にありそうな本格派である。
リーグ戦は7試合に登板して3勝0敗。
17.1回で防御率1.04という結果を残している。
今日は速球が137〜43キロ。
変化球はスライダーが117〜25キロ。
彼のスライダーもかなり強烈でした。
ただ制球の緻密さはないし、組み立ても単調。

東海大北海は3番・長田が左前タイムリー安打。
二者が生還し、送球の間に打者ももう一つ進む。一死2、3塁。
<東海大北海道キャンパス 3−0 立命館大>
4番・伊藤は二ゴロ。三塁走者が生還して二死3塁。
<東海大北海道キャンパス 4−0 立命館大>
5番・福田が二ゴロで攻撃終了。

5回裏。
立命館は6番・脇屋が四球。無死1塁。
7番・石坂がバント。一死2塁。4点差なのに。
8番・山田は四球。一死1、2塁。
9番・佐野がスライダーで空振り三振。二死1、2塁。
1番・池内はチェンジで空振り三振。
水野洸也はここまで毎回の7奪三振。

6回表。
東海大北海は6番・高本が遊ゴロ。
7番・中西は三飛。
8番・井口が中前安打。二死1塁。
9番・廣辻は二ゴロで3アウト。

6回裏。
立命館は2番・堂がチェンジで空振り三振。
3番・辰己は三邪飛。
4番・高島がスライダーで見逃し三振。

7回表。
東海大北海は1番・竹中が投ゴロ。
2番・平田が三ゴロ悪送球で生きる。一死1塁。
3番・長田はバント成功。二死2塁。
4番・伊藤が二直で3アウト。

7回裏。
立命館は代打・大林拓朗が投前内野&悪送球で出塁。無死2塁。
6番・脇屋は三ゴロ。一死2塁。
7番・石坂がスライダーで見逃し三振。二死2塁。
これで水野洸也の奪三振は二ケタに届いた。
代打・佐々木優がスライダーで空振り三振。3アウト。

8回表。
立命館は三番手投手に山上大輔を起用する。
山上は立命館宇治高出身の2回生。
182cm・90kgの右上手投げである。
球速は速球、ツーシームが132〜41キロ。
回転少な目で縦に沈むアメリカっぽい?球筋ですね。
グラブを叩く音が「ボフッ」と低音。
変化球はスライダーが113〜20キロ。
他にチェンジ系もあったはず。

東海大北海は5番・福田が二ゴロ。
6番・高本が中飛。
7番・中西は一邪飛で三者凡退。

8回裏。
立命館は代打・大谷征輝が二前内野安打。無死1塁。
1番・池内は左前安打。無死1、2塁。
ボテボテの当たりが三遊間の真ん中を抜けて行った。
代打・綿世優矢がスライダーで空振り三振。一死1、2塁。
3番・辰己は二ゴロで二封のみ。二死1、3塁。
4番・高島がスライダーで空振り三振。
水野洸也がピンチを悠々と乗り切る。奪三振は8回を終えて13個。

9回表。
東海大北海は8番・井口がスライダーで見逃し三振。
9番・廣辻は左前安打。一死1塁。
1番・竹中は二ゴロ併殺で3アウト。

9回裏。
立命館は5番・早田が外角速球で見逃し三振。
代打・石原輝がスライダーで空振り三振。
代打・村田陸はスライダーで空振り三振。

水野洸也が三者三振で最終回を締めた。
これで奪三振は16個!7回からの3イニングで7個。
点差も付いて狙いに行っていましたね。
被安打は5だがいい当たりは皆無。
四死球2で内容的にも万全な完封勝利でした。
好投というレベルを越える、水野洸也の歴史的な快投でした。
東海大北海道キャンパスはこれでベスト8に進出。
準々決勝の相手は千葉県連盟の中央学院大だ。

安打    202 131 001 10 四 失
東海大北海┃001|030|000┃4 2 1
立命館  ┃000|000|000┃0 2 1
安打    200 000 120 5

立命館:●渡邉、黒田、山上
東海大北海:○水野

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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2016年06月07日

大学選手権2回戦 共栄×中央学院

全日本大学野球選手権第2日。
東京ドームの第3試合は共栄大と中央学院の対戦である。
大会はここから2回戦に入ります。

共栄大は東京新大学野球連盟所属。
今大会が全国初登場だ。
この連盟は流通経済大が前回大会の準優勝校。
田中正義(創価)、生田目翼(流経大)とドラ1候補も二人いる。
しかしこの春は彼らがこぞって故障し、登板を回避。
共栄大がレスターばりの「超番狂わせ」でこの連盟を制した。
大学の設立は2001年で本部が埼玉県春日部市。
今大会の出場校では一番「若い」大学だろう。
学生総数は約1200名で、野球部員はちょうど100人だ。
まだプロ選手は出していない。
共栄学園というくくりで言うと高校の方が有名だろう。
春日部共栄高は93年の選抜で土肥義弘を擁して準優勝。
水泳、バレーなどでも有力選手を輩出している。
1回戦はシードで今日が大会の初戦だ。

中央学院大は千葉県大学野球連盟所属で出場が7回目。
05年の第54回大会はベスト4に進出している。
今ほど大学野球について詳しくなかった時期なので、
準々決勝で早稲田を下したときの驚きはよく覚えている。
早稲田もエースが宮本賢で二番手が越智大祐。
リリーフに佐竹功年、大谷智久…という人材豊富な時代でしたからね。
大学の設置は1966年で、本部は千葉県我孫子市。
商、法の二学部に約2600名が在学している。
野球部員は190人とかなりの大所帯。
百獣の王こと武井壮、藤田憲右らがここに在学していた。
1回戦では鹿児島の第一工業大を下している。

共栄大学
1番 一 長谷川亮太 3年 右右 180/75 武南
2番 二 平野裕貴  4年 右左 165/59 八千代松陰
3番 遊 伊藤ヴィットル
          3年 右左 178/72 本庄第一
4番 指 三好智泰  4年 右左 175/75 成立学園
5番 三 鈴木琢磨  4年 右左 174/72 浦和実業
6番 左 青木隆一郎 4年 右右 178/80 春日部共栄
7番 中 和久津智広 3年 右右 168/71 浦和実業
8番 捕 上野拓馬  3年 右右 172/66 昌平
9番 右 小暮龍生  4年 右左 173/63 樹徳
   投 清水蓮   1年 右右 175/70 樹徳

中央学院大学
1番 遊 竹村光司  3年 右左 165/65 大森学園
2番 二 成田昌駿  4年 右左 173/67 湘南工大附
3番 一 伊藤臣人  4年 左左 178/69 光明相模原
4番 左 山口啓太  3年 右右 174/76 関東第一
5番 指 深瀬靖彦  4年 右左 174/74 山形中央
6番 三 志岐晴太郎 4年 右右 177/79 熊本城北
7番 右 沢辺太一  1年 左左 180/75 松戸国際
8番 捕 長井涼   4年 右右 170/70 聖光学院
9番 中 千田僚介  4年 右右 173/73 小松島
   投 臼井浩   4年 右左 168/73 光明学園相模原


1回表。先攻は共栄大。
1番・長谷川が2−2からライトに流す先頭打者本塁打!
<共栄大 1−0 中央学院大>
2番・平野は遊飛。
3番・伊藤がスライダーで空振り三振。
4番・三好は一ゴロで攻撃終了。

中央学院の先発は臼井浩
右上手の本格派である。小柄だけどパワフル。
フォーム自体の力感はそれほどないけれど、かなりの球威だった。
球速は速球が135〜44キロ。
変化球はスライダー、フォークが121〜31キロ。
縦変化の切れが素晴らしく、これで打者から空振りを奪える。
ここのエースは2年生の石井聖太。
彼はリーグ戦でチーム最多の46.1回を投げている。
昨日の1回戦では第一工業大から14奪三振。
被安打2、四死球1という圧巻の投球で完封勝利を挙げた。
臼井は投球回数で言うと3番手。
ただ中央学院は「誰が出ても140いくつ投げる」という評判を聞いていた。
この臼井も他校なら十分にエースが務まるレベルの実力を持っている。
制球もなかなか良かったですしね。

1回裏。後攻は中央学院。
1番・竹村が四球。無死1塁。
2番・成田はバント成功。一死2塁。
3番・伊藤が左中間に落とす二塁打。
走者はフライに備えてスタートが遅れ、一死2、3塁。
4番・山口はスライダーで空振り三振。二死2、3塁。
5番・深瀬が右飛で無得点。

共栄の先発は清水蓮。
右上手の技巧派である。
彼は東京国際大戦でもピッチングを見ている。
コンパクトだけど球持ちがいいという印象は変わらない。
ただあのときに比べてボールが動かない。
前回は大田スタジアムの「風の悪戯」があったということに気付いた。
とはいえ決して悪い投手ではないのですが…。
球速は速球が130〜40キロ。
変化球はパーム、スライダーが115〜27キロ。
チェンジ、フォーク系が120キロ台。
カーブが94〜106キロ。
リーグ戦では7試合に登板して4勝1敗。
投球回数の50. 1回はチーム最多だ。

2回表。
共栄は5番・鈴木が三ゴロ。
6番・青木は外角速球で空振り三振。
7番・和久津がフォークで空振り三振。

2回裏。
中央学院は6番・志岐がスライダーで空振り三振。
7番・沢辺はカーブで空振り三振。
8番・長井が遊ゴロで三者凡退。

3回表。
共栄は8番・上野が速球で見逃し三振。
9番・小暮は中飛。
1番・長谷川が三前内野安打。二死1塁。
長谷川は次打者の初球に二盗成功。二死2塁。
2番・平野は左飛で3アウト。

3回裏。
中央学院は9番・千田が右前安打。無死1塁。
1番・竹村はバント成功。一死2塁。
2番・成田が捕ゴロ。
しかし一塁送球が高くなってファウルグランドに抜ける。
二塁走者が生還し、成田も二塁へ進んだ。一死2塁。
<中央学院大 1−1 共栄大>
3番・伊藤は右飛。二塁走者がタッチアップして二死3塁。
4番・山口が四球。二死1、3塁。
5番・深瀬は中前タイムリー安打。二死1、3塁。
<中央学院大 2−1 共栄大>
6番・志岐も中前タイムリー安打で続く。二死1、2塁。
<中央学院大 3−1 共栄大>
中央学院が相手のミスを突いて一気に得点を奪う。

共栄大はここで清水蓮が降板。
二番手投手に矢野剛士を起用する。
矢野は樹徳高出身の4年生。
176cm・76kgの右スリークオーターである。
リーグ戦は6試合に登板して4勝0敗。防御率は2.52。
普段は2回戦の先発を任されているようだ。
球速は速球、スプリットが130〜38キロ。
変化球はスライダー、フォークが116〜25キロ。
中央学院は7番・沢辺が中飛で攻撃終了。

4回表。
共栄大は3番・伊藤が中飛。
4番・三好は二ゴロ。
5番・鈴木が二前内野安打。二死1塁。
鈴木は次打者の3球目に二盗失敗。攻撃終了。

4回裏。
中央学院は8番・長井が中飛。
9番・千田はセーフティ狙いの三ゴロ。
1番・竹村が中前安打。二死1塁。
竹林らは次打者の3球目に二盗成功。二死2塁。
2番・成田は左中間を破るタイムリー二塁打。二死2塁。
<中央学院大 4−1 共栄大>
3番・伊藤が四球を選ぶ。二死1、2塁。
4番・山口は二ゴロで攻撃終了。

5回表。
共栄は6番・青木が三ゴロ。
7番・和久津は外角速球で見逃し三振。
8番・上野が二ゴロで三者凡退。

5回裏。
中央学院は5番・深瀬が右飛。
6番・志岐はスライダーで空振り三振。
7番・沢辺が三振振り逃げで出塁。二死1塁。
8番・長井は三前内野安打。二死1、2塁。
9番・千田が中飛で無得点。

6回表。
共栄は9番・小暮が二ゴロ。
1番・長谷川はフォークで空振り三振。
2番・平野が右飛で三者凡退。

6回裏。
中央学院は1番・竹村が右飛。
2番・成田は左越えの三塁打。一死3塁。
3番・伊藤が四球。一死1、3塁。
4番・山口はフォークで空振り三振。二死1、3塁。
5番・深瀬が投手強襲のタイムリー安打。なお二死1、3塁。
<中央学院大 5−1 共栄大>
6番・沢辺は四球を選ぶ。二死満塁。

共栄はここで矢野剛士が降板。
三番手投手に日盻戮魑用する。
日發惑魏高出身の3年生。
173cm・70kgの左サイドハンドだ。
速球、シンカー系が120キロ前後。
スライダーが110キロ台前半。
中央学院は代打・丸岡駿介が中飛で攻撃終了。

7回表。
共栄は3番・伊藤が二直。
4番・三好は中飛。
5番・鈴木が中飛で三者凡退。

7回裏。
共栄はこの回から四番手投手に石井一斗士を起用する。
石井は西邑楽高出身の4年生。
178cm・76kgの右上手投げである。
球速は速球が136〜42キロ。
変化球はスライダーが115〜20キロ。
カーブが100キロ強。

中央学院は8番・長井が右飛。
9番・千田が速球で見逃し三振。
1番・竹村は遊ゴロで三者凡退。

8回表。
共栄は6番・青木がスライダーで空振り三振。
代打・菅野裕志が左飛。
8番・村田はスライダーで空振り三振。

8回裏。
中央学院は2番・成田が中前安打。
微妙なバウンドで二塁を狙ったがこれはタッチアウト。
3番・伊藤が中飛。
4番・山口は右前安打。二死1塁。
5番・深瀬が中前安打。二死1、3塁。
深瀬は次打者の3球目に二盗成功。二死2、3塁。
6番・志岐は四球。二死満塁。
7番・鈴木は死球で押し出し。なお二死満塁。
<中央学院大 6−1 共栄大>
8番・長井がスライダーで空振り三振。攻撃終了。

9回表。
共栄は9番・小暮が二ゴロ。
1番・長谷川はフォークで空振り三振。
2番・平野が右前安打。二死1塁。
3番・伊藤の2球目に平野がスタート。
石井は慌てて投球動作を止め、ボークを取られた。
平野は自動的に二塁進塁を認められたが、普通に投げてもセーフだったと思う。
走者に対して無警戒だった。二死2塁。
伊藤は二前内野安打。二死1、3塁。
4番・三好が遊ゴロで無得点。試合終了。

中央学院は臼井浩が完投勝利。
被安打5、四死球0、9奪三振で失点は初回の一発のみだった。

安打   101 100 002 5 四 失
共栄  ┃100|000|000┃1 0 2
中央学院┃003|101|01×┃6 7 0
安打   103 212 03  12

中央学院:○臼井
共栄:●清水、矢野、日

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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大学選手権1回戦 日本体育×九州産業

第65回全日本大学野球選手権の第2日。
東京ドームの第2試合はこのカードだ。

日本体育大は首都大学野球連盟所属。
前身の「日本體育會體操學校」が1893年の設立らしい。
大学としては1949年に発足している。
本部は世田谷区。横浜市青葉区の「健志台」にも様々な施設がある。
学生数は約6,500名。野球部員は191名だ。
松浪健四郎理事長はOB、レスリングの名選手で元衆院議員。
12年のロンドン五輪では日本が獲得した23個のメダルのうち、
日体大関係者が10個を獲得したという。
ただ野球、駅伝のようなメジャー競技は他校も力を入れている。
この連盟も東海大が圧倒的に強く、日体大の選手権出場はまだ10回目だ。
今春は筑波大と9勝4敗で並び、プレーオフを制して優勝を決めた。

九州産業大は福岡六大学連盟所属。
3年連続18回目の出場となる。部員数251名の大所帯だ。
福岡市東区に本部を置き、設立が1960年。
8学部20学科に1万人強の学生を擁する私立大学だ。
主な卒業生は蛯原友里、松尾スズキなど。
中退者も長渕剛、松村邦洋、江頭2:50と更に多士済々だ。
野球部は島田誠、榎下陽大らを輩出している。
大瀬良大地が出たのは同じ連盟の「九州共立大」です。

日本体育大学
1番 二 肥田直斗  3年 右左 174/72 上宮太子
2番 中 知念佑哉  3年 右左 167/65 沖縄尚学
3番 一 大木惇司  1年 右右 175/76 東福岡
4番 右 冨里優馬  3年 右右 181/85 日体荏原
5番 指 ドゥルビ・アドニス
          2年 右右 183/85 オネシモヒメネス
6番 左 菅沼賢一  4年 右右 179/80 日大三
7番 三 太田晃平  3年 右右 178/80 九州学院
8番 捕 馬場龍星  1年 右右 169/77 八戸学院光星
9番 遊 船山貴大  2年 右右 168/71 日大三
   投 松本航   2年 右右 176/80 明石商業

九州産業大学
1番 中 西山天翔  2年 右左 183/76 熊本工業
2番 二 松本晃   4年 右右 173/73 唐津商業
3番 三 岩城駿也  2年 右右 180/80 東海大五
4番 一 安樂諒祐  4年 右左 177/78 鹿児島工業
5番 指 藤嶽貴大  2年 右左 178/72 鎮西
6番 右 原國竜   4年 右左 173/73 沖縄尚学
7番 左 花堂尊光  4年 右右 171/78 都城商業
8番 遊 原田拓夢  3年 右左 180/70 長崎総合科学大附
9番 捕 高山竜太朗 4年 右右 185/86 鹿児島工業
   投 草場亮太  3年 右右 183/75 伊万里商業


「ドゥルビ・アドニス」「オネシモヒメネス高」が
気になって調べたら、ドミニカからの留学生なんですね。
白鴎大がブラジルから呼んだり、九州の第一経済大に韓国の選手が来たりはある。
ただ日体大のような伝統校が留学生を受け入れるのは画期的だ。

1回表。先攻は日本体育大。
1番・肥田が四球。無死1塁。
2番・知念はバント失敗で捕飛。一死1塁。
3番・大木が三ゴロ。二死2塁。
4番・冨里は一ゴロで3アウト。

九州産業大の先発は草場亮太。
右スリークオーターの本格派である。
テイクバックが小さく、フォロースルーで腕が伸びる。
肘のしやなかさ、バネは別格だった。
ただ肩の回旋がスムーズでなく、かなり手投げ。
正直どうかな?と思ったのだけど、それが想定以上の好投を見せた。
球速は速球が135〜49キロ。
伸びる、切れるという球筋ではないけれど単純に速い。
変化球はスライダーが118〜32キロ。
他にチェンジが120キロ台後半。
カーブが105〜09キロ。
九産大は高良一輝というドラフト候補の有力右腕がいる。
しかし今春はおそらく故障で登板がなかった。
春の投球回数を見れば草場はチームの三番手。
高良も含めれば四番手ということになる。
今春は5試合に登板して0勝1敗。
20イニングで防御率4・05だから内容は決して良くはない。
ただそういう投手が150キロ近い速球を投げて、全国の舞台で好投する。
今季に限ったことではないが、凄まじい選手層だ。

1回裏。後攻は九州産業大。
1番・西山が一邪飛。
2番・松本は速球で空振り三振。
3番・岩城も速球で見逃し三振。

日本体育大の先発は松本航。
右スリークオーターの本格派である。
左足を三塁側に降ろして、横回旋から投げてくる。
個性的だけど無理のない、いい投げっぷりだ。
まだ2年生だから先は分からないけれど、全国レベルの好投手。
今春のリーグ戦は9試合、67イニングの大奮投。
7勝2敗、防御率1.61という成績を残している。
球速は速球が135〜44キロ。
カット気味に滑る球筋も結構ある。
これを左打者の内角にズバッと投げ込めるのが彼の制球力。
変化球はチェンジ、ツーシーム系が125〜35キロ。
スライダーが118〜28キロ。
カーブが99〜111キロ。

2回表。
日体大は5番・アドニスが三ゴロ。
6番・菅沼は左前安打。一死1塁。
7番・太田が左邪飛。二死1塁。
8番・馬場の5球目に菅沼が二盗失敗。
高山竜太朗が抜群の送球で刺した。

2回裏。
九産大は4番・安樂が一ゴロ。
5番・藤嶽は二邪飛。
6番・原國が右前安打。二死1塁。
7番・花堂は速球で見逃し三振。3アウト。

3回表。
日体大は8番・馬場が二直。
9番・船山は二飛。
1番・肥田が148キロの速球で見逃し三振。

3回裏。
九産大は8番・原田が内角速球で空振り三振
9番・高山は外角速球で見逃し三振。
1番・西山が内角速球で空振り三振。
松本航は早くも6奪三振。

4回表。
日体大は2番・知念が一ゴロ。
3番・大木は中飛。
4番・冨里が右飛で三者凡退。

4回裏。
九産大は2番・松本が中飛。
3番・岩城は三直。
4番・安樂が右前安打。二死1塁。
5番・藤嶽は左前安打。二死1、2塁。
6番・原國が二ゴロで無得点。

5回表。
日体大は5番・アドニスが速球で空振り三振。
3−0から速球を3スイング!
全て空振りだったけれど、すごい迫力でした…。
6番・菅沼は四球。一死1塁。
7番・太田が二ゴロ併殺で3アウト。

5回裏。
九産大は7番・花堂が1−0から速球を強振。
引っ張った打球はレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打に!
<九州国際大 1−0 日本体育大>
8番・原田が左直。
9番・高山は速球で空振り三振。
1番・西山が二ゴロで攻撃終了。
肥田直斗のナイスプレーだった。

6回表。
日体大は8番・馬場が四球で出塁。無死1塁。
9番・船山はバント成功。一死2塁。
1番・肥田が三邪飛。二死2塁。
2番・知念は二ゴロで3アウト。

6回裏。
九産大は2番・松本が空振り三振。
3番・岩城が遊ゴロ。
4番・安樂も空振り三振で三者凡退。

7回表。
日体大は3番・大木が左前安打。無死1塁。
4番・冨里は左飛。一死1塁。
代打・前川紀洋がバントで送る。二死2塁。
6番・菅沼は四球。二死1、2塁。

九産大はここで草場亮太が降板。
二番手投手に伊藤奨太を起用する。
伊藤は九州学院高出身の4年生。
178cm・70kgの右上手投げだ。
春のリーグ戦は10試合に登板して7勝1敗。防御率が2.31。
ただ投球回数が46.2回とそれほど多くない。
九産大は継投で戦ってきたチームなんだろう。
球速は速球系が135〜40キロ。
ツーシーム的に折れる、沈む球筋も多い。
腕はよく振れているのでスピードだけを狙えばもっと出るだろう。
変化球はスライダーが126〜30キロ。
稀にチェンジらしい球筋もあった。
腕の振りがしなやかで、スライダーの曲がりがえげつない。
この球種を速球以上に多投していた。
球速は平凡でも、ボールに回転をかける能力が素晴らしい。

日体大は7番・太田の0−2から捕手が一塁に牽制。
二塁走者がこの隙を突いて三塁を陥れ、二死1、3塁。
しかし太田はスライダーで空振り三振。3アウト。
日体大はホームが遠い…。

7回裏。
九産大は6番・藤嶽が一ゴロ。
7番・原國が左飛。
8番・山崎幸大は一邪飛で三者凡退。

8回表。
日体大は8番・原田がセーフティ狙いの一ゴロ。
9番・高山はレフト線を破る二塁打。一死2塁。
1番・西山が速球で空振り三振。二死2塁。
2番・松本は二ゴロで無得点。

8回裏。
九産大は代打・谷津鷹明が二ゴロ。
代打・橋爪駿はスライダーで空振り三振。
1番・肥田もスライダーで空振り三振。

9回表。
日体大は代打・加藤勝平が左飛。
3番・大木はスライダーで空振り三振。
4番・冨里が三ゴロで三者凡退。

九産大は2投手の継投で日体大を零封し2回戦進出。
ヒットも2本しか許さなかった。
日体大の松本航は11奪三振の好投報われず。
被安打5、四死球0、1失点なら文句なしですが…。
花堂尊光の一発に泣きました。

安打   010 000 100 2 四 失
日本体育┃000|000|000┃0 4 0
九州産業┃000|010|00×┃1 0 0
安打   010 210 01  5
 
九州産業:○草場、伊藤
日本体育:●松本

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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大学選手権1回戦 東北福祉×東農北海道

第65回全日本大学野球選手権2日目。
大会3日目までは神宮、東京ドームの両会場を使います。
私はエアコンが効いている、雨を気にしなくていい方の球場へ。

東北福祉大学は仙台六大学野球連盟所属で出場が31回目。
昭和、平成を跨いだ数年間の光芒は凄まじかった。
87年、88年、90年は大学選手権準優勝。そして91年に悲願の初優勝。
佐々木主浩、斎藤隆、金本知憲、和田一浩といった
後に名球会入りする選手がゴロゴロいた時代である。
今に至る「地方の時代」は彼らの台頭がきっかけだった。
昨年7月から元西武の大塚光二氏が監督を務めている。
ちなみに大塚さんは金本と寮の同部屋だったそうで…。
大学の設置は1962年で、本部な仙台市青葉区。
学生数は約1万人で、地方の私大にしては多い。
社会福祉士、精神保健福祉士などの資格を取れることが人気の理由らしい。
時代のニーズを先取りして、そこに応えていく学校なんでしょうね。

東京農業大北海道オホーツクは北海道野球連盟所属で出場が14回目。
大学自体は東京都世田谷区に本拠を置き、設置が1925年。
オホーツクキャンパスは網走市にあり、1989年の開設だ。
農学部、生物産業学部など計5学部に約3千人が在学している。
2011年までは「東京農業大学生物産業学部」という呼称だった。
新聞で使われる略称は「東農大北海道」だけど、東海大北海道と紛らわしい。
文中では「東農大オホーツク」の表記を使います。
1990年代の中頃から実力をつけ、大学選手権の最高成績は8強。
14年秋の明治神宮大会ではベスト4入りも果たした。
昨秋のドラフトでは井口和朋、風張蓮の2人がプロに進んでいる。

東北福祉大学
1番 指 寺田和史  3年 左左 184/88 聖望学園
2番 三 山本昂征  3年 右右 176/70 花咲徳栄
3番 一 楠本泰史  3年 右左 180/78 花咲徳栄
4番 中 井澤凌一朗 4年 右右 175/72 龍谷大平安
5番 右 浅沼佑亮  4年 右左 182/75 日大山形
6番 左 笠井駿   3年 右右 180/80 国士舘
7番 捕 長坂拳弥  4年 右右 173/75 健大高崎
8番 中 菊名裕貴  3年 右左 170/66 仙台育英
9番 遊 中野拓夢  2年 右両 171/65 日大山形
   投 城間竜兵  4年 右右 172/77 光星学院

東京農業大学北海道オホーツク
1番 三 周東佑京  3年 右左 180/66 東農大二
2番 遊 諸永秀幸  4年 右左 178/65 鎮西
3番 二 稲村晃希  2年 右左 179/74 千葉経済大附
4番 左 山本竜生  3年 右左 188/86 文徳
5番 指 榎本竜成  1年 右右 177/84 流経大柏
6番 右 伊藤紘多  3年 右右 182/78 武相
7番 一 田辺直輝  1年 右右 178/84 佐久長聖
8番 捕 石井雅敏  3年 右右 174/75 札幌光星
9番 中 永田大貴  1年 左左 175/73 千葉経済大附
   投 宮本誉士樹 3年 右右 186/79 鎮西


1回表。先攻は東北福祉大。
1番・寺田が左飛。
2番・山本は速球で空振り三振。
3番・楠本が二ゴロで三者凡退

東農大オホーツクの先発は宮本誉士樹。
右サイドハンドの本格派である。
リーグ戦は4試合に登板して4勝0敗。
25イニングを投げ、防御率は2.52だった。
足をくの字に後ろへ蹴り上げてから、前方に持ち上げる。
身体を深く沈めて、三塁側のプレートを踏んで、横の角度を活かす。
球速は速球系が132〜42キロ。
ブレーキングボール、いわゆる変化球は投げない。
シンカー、ツーシーム気味の球筋がかなり多い。
カット、スライダー的に滑る球筋もある。
いわゆる「真っ直ぐ」ではなく、かなり動く速球だった。
しかも球威があって程よく荒れ球。
一回り目でこの投手を捉えるのは難しいだろうな…と思った。

1回裏。後攻は東京農業大学北海道オホーツク。
1番・周東が二ゴロ。
2番・諸永は四球。一死1塁。
3番・稲村はエンドランから遊ゴロ。二死2塁。
4番・山本が左飛で3アウト。

東北福祉大の先発は城間竜兵。
右上手の技巧派である。
光星学院では高2夏から3季連続甲子園準優勝を達成。
彼は背番号4をつけて、マウンドに立っていた。
小柄だけどバネがあってパワフル。
何より高校時代と比べて「投手らしく」なった。
重心移動も程よく大きくて、全身をしっかり使ったドームだ。
速球が135〜41キロ。
変化球はチェンジが121〜30キロ。
スライダーが120〜27キロ。
彼の強みは2種類の縦変化だろう。
どちらも切れがあるし、良いコースに来る。
今日の投球内容はかなりの安定感、安心感があった。
「小柄な右腕」という属性でプロは難しいけれど、
社会人なら頼られる存在ににあるだろう。

2回表。
東北福祉は4番・井澤が死球。無死1塁。
しかし井澤は1−1から牽制で逆を突かれて刺される。一死無走者。
5番・浅沼は二ゴロ。
6番・笠井が速球で空振り三振。3アウト。

2回裏。
東農大オホーツクは5番・榎本が中飛。
6番・伊藤はチェンジで空振り三振。
7番・田辺が投ゴロで三者凡退。

3回表。
東北福祉は7番・長坂がシンカーで空振り三振。
8番・菊名は二ゴロ。
9番・中野が中直で三者凡退。

3回裏。
東農大オホーツクは8番・石井が左直。
9番・永田はチェンジで空振り三振。
1番・周東が二ゴロで三者凡退。

4回表。
東北福祉は1番・寺田が投ゴロ。
2番・山本は速球で空振り三振。
3番・楠本が三塁線を破る二塁打。二死2塁。
4番・井澤は左中間を破るタイムリー三塁打。二死3塁。
<東北福祉大 1−0 東農大北海道オホーツク>
5番・浅沼が四球。二死1、3塁。

東農大オホーツクはここで宮本誉士樹が降板。
二番手投手に岡本直也を起用する。
岡本は千葉経済大附属高出身の2年生。
180cm・72kgの左腕である。
今春のリーグ戦は3試合、6イニングを投げて自責点ゼロ。
球速は速球が125〜36キロ。
速球は横の角度があるクロスファイア―。
カット気味に手元で沈む球筋もある。
大きめの横スラが107〜15キロ。
これは「スラーブ」というところでしょうか。

東北福祉は6番・笠井が三ゴロで攻撃終了。

4回裏。
東農大オホーツクは2番・諸永が左飛。
3番・稲村がチェンジで空振り三振。
4番・山本は速球で見逃し三振。

5回表。
東北福祉は7番・長坂が中飛。
8番・菊名は左飛。
9番・中野がスライダーで空振り三振。三者凡退。

5回裏。
東農大オホーツクは5番・榎本が外角速球で見逃し三振。
6番・伊藤は中飛。
7番・田辺が右邪飛で三者凡退。

6回表。
東北福祉は1番・寺田がスライダーで空振り三振。
2番・山本は二飛。
3番・楠本が中前安打。二死1塁。
4番・井澤は四球で二死1、2塁。
5番・浅沼が中前タイムリー安打。
本塁への返球を投手がカットして三塁に転送。
一塁走者は二三塁間に挟まれてタッチアウトとなる。
しかし二塁走者の生還が早かったため得点は認められた。
<東北福祉大 2−0 東農大北海道オホーツク>

6回裏。
東農大オホーツクは8番・石井が三ゴロ。
ボテボテでぎりぎりのタイミングだった。
9番・永田がチェンジで空振り三振。
1番・周東は左前安打。二死1塁。
ショート後方のポテン安打で城間竜兵のノーヒットノーランが終了する。
周東は次打者の4球目に二盗成功。二死2塁。
しかし2番・諸永が投ゴロで3アウト。

7回表。
東北福祉は6番・笠井が投ゴロ。
7番・長坂は1−1からレフトにソロ本塁打。
<東北福祉大 3−0 東農大北海道オホーツク>
8番・菊名が二ゴロ。二死無走者。
9番・中野は高め速球で空振り三振。攻撃終了。

7回裏。
東北福祉大はこの回から二番手投手に大園祐也を起用する。
大園は神戸国際大附属高出身の3年生。
175cm・67kgの左腕だ。
球速は速球が130キロ台後半。
スライダー、チェンジが110キロ台後半かな?
すぐ降板してしまい、よく分からなかった。

東農大オホーツクは3番・稲村が三飛。
4番・山本が死球。一死1塁。

8回表。
東北福祉は1番・寺田が二ゴロ。
2番・西山は三ゴロ。
3番・楠本が右飛で三者凡退。

8回裏。
東北福祉はこの回から三番手投手に津森宥紀を起用する。
津森は和歌山東高出身の1年生。
177cm・75kgの右サイドハンドだ。
腕を上手く畳んで隠していきなり出てくる。
柔より剛という感じの、パワフルさもあった。
やや粗削りな感じはあるが、この球威とフォームは要注目。
速球が136〜43キロ。
多少動く球筋もあるけれど基本は全て速球。

東農大オホーツクは6番・伊藤が二直。
7番・田辺は142キロの速球で空振り三振。
8番・石井が投ゴロで三者凡退。

9回表。
東北福祉は4番・井澤が四球。無死1塁。

東農大オホーツクはここで岡本直也が降板。
三番手投手に藤谷和輝を起用する。
藤谷は武相高出身の1年生。
173cm・64kgの右上手投げである。
今季は3試合、計4イニングを投げて無失点。
今日の球速は速球が130キロ台中盤。
スライダー、フォークが120〜26キロ。

東北福祉は5番・浅沼がスライダーをライトスタンドに運ぶ。
<東北福祉大 5−0 東農大北海道オホーツク>
6番・笠井は遊飛。
7番・長坂が四球。一死1塁。

東農大オホーツクは藤谷和輝が降板。
四番手投手に諸見里俊汰を起用する。
諸見里は美里高出身の3年生&右上手投げ。
速球が132,3キロ。
スライダーが110キロ台後半だった。

東北福祉は代打・佐藤竜馬が三直。二死1塁。
9番・中野が二ゴロで3アウト。

9回表。
東北福祉は四番手投手に波多野陽介を起用する。
波多野は日本文理高出身の4年生。
180cm・84kgの右上手投げである。
高校のときは細身でバネのあるタイプだったけれど、
身体が大きく逞しなって、パワー型になりましたね。
今日の球速は速球が140〜46キロ。
変化球はスライダー、チェンジが124〜29キロ。
今日は短いイニングなのでとにかく全力投球でした。

東農大オホーツクは代打・村尾信義が146キロの速球で空振り三振。
1番・周東が左前安打。一死1塁。
しかし周東は次打者の初球に二盗失敗。二死無走者。
2番・諸永がスライダーで空振り三振。

ここで試合終了。
東北福祉大が4投手の継投で相手打線を2安打に封殺。
投打ともに層の厚さを感じましたね。
東農大オホーツクを下して、2回戦進出を決めている。

安打      000 202 101 6 四 失
東北福祉   ┃000|100|102┃5 5 0
東農大ホーツク┃000|000|000┃0 2 0
安打      000 001 001 2

東農大オホーツク:●宮本、岡本、藤谷、諸見里
東北福祉大:○城間、大園、津森、波多野

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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2016年06月06日

大学選手権1回戦 広島経済×九州国際

第65回全日本大学野球選手権第1日。
3日目までは神宮、東京ドームの分散開催である。
神宮球場の第3試合は広島経済大と九州国際大の対戦だ。

広島経済大は広島六大学連盟所属で出場が14回目である。
広島市安佐南区に本部を置く単科大学。
1967年に設置され、約3千名の学生が在籍している。
野球部員は129名。柳田悠岐がここの出世株。
彼が大学のときに見ていますが、まさかこれほどの選手になるとは…。
その次に有名なOBはオリックスで活躍した小林宏でしょう。

九州国際大は九州六大学野球連盟所属。
この連盟は九州国際と福岡大が2強。
九州国際の選手権出場はこれが25回目だ。
同じく強豪として知られる九州産業大、九州共立大は「福岡六大学」の側。
昭和25年創立の私立大で、北九州市八幡東区に本部を置く。
文系3学部に約1700名の学生が在籍しており、野球部員は144名。
旧称を八幡大といい、実はあの下柳剛がここを中退している。

広島経済大学
1番 遊 白川雄大  3年 右左 174/71 広島工業
2番 二 吉岡勇輝  3年 右左 176/70 自由ヶ丘
3番 捕 山田貴也  4年 右右 173/70 広島商業
4番 一 京條一平  4年 右左 182/86 光
5番 左 芦谷央貴  4年 右左 177/80 浜田
6番 三 久家英雄  3年 右右 180/82 大社
7番 指 今岡寛晶  4年 右左 181/80 大社
8番 右 小野村怜  4年 右左 167/69 広島商業
9番 中 大野恵介  3年 右左 174/69 広島新庄
   投 尾仲祐哉  4年 右左 172/70 高陵

九州国際大学
1番 二 斎藤銀次郎 1年 右右 176/77 筑陽学園
2番 中 白石純也  4年 右左 177/74 三重総合
3番 指 宮城知秀  3年 右両 178/78 糸満
4番 三 宮崎竜之介 4年 右左 177/74 早鞆
5番 左 安田寿明  2年 右左 175/78 宮崎日大
6番 右 生谷大成  3年 右右 170/80 今治工業
7番 一 白石剛己  3年 右右 180/80 飯塚
8番 捕 檜山祐太  3年 右右 170/80 星琳
9番 遊 甲斐晃平  2年 右右 171/65 東海大五
   投 高椋俊平  4年 右右 174/80 柳川


1回表。先攻は広島経済大。
1番・白川が右飛。
2番・吉岡は左中間に運ぶ二塁打。一死2塁。
3番・山田が遊ゴロ。
二塁走者は送球後に三塁へスタート。しかしタッチアウトで3アウト。

九州国際大の先発は高椋俊平。
右上手の本格派である。
上半身がまだ細身で、パワーピッチャー系ではない。
ただバランスがいいし、しっかり下半身を使える。
下が安定しているから腕も振れるし、今日はとにかく制球が良かった。
昨秋も神宮大会で投げており、今春は九州六大学のMVPも獲得。
5試合に先発して4勝1敗、防御率0.95という成績だ。
球速は速球系が133〜43キロ。
この速度帯でツーシーム、シンカー系の球筋も多い。
変化球はスライダーが118〜30キロ。
他にチェンジが130キロ前後。
縦スラをウィニングショットとしてかなり多投していた。
切れがとにかくいいし、いい高さから落ちていた。
かくして2年生右腕が全国舞台で堂々とした投球を披露する。

1回裏。後攻は九州国際大。
1番・斎藤がチェンジで空振り三振。
2番・白石はスライダーで空振り三振。
3番・宮城もスライダーで空振り三振。

広島経済大の先発は尾仲祐哉。
右上手の本格派である。
今春は6試合に登板して5勝0敗。
43イニングの登板回数で0.84という防御率だった。
ただ昨秋は3.2イニングしか投げていない。
体格は小さいし、フォームもオーソドックスだ。
重心移動も特に大きくはないし、上体もやや立ち気味。
つまりそれほど「球が速そうなフォーム」ではない。
力みがなくて自然なのに、これでよくこの球速が出るものだと驚く。
もっとも下半身は見るからに強靭だし、バネは間違いなくある。
今日の球速は速球が133〜49キロ。
試合を通した常時は140前半くらいだった。
変化球はスライダーが116〜31キロ。
チェンジアップが121〜33キロ。
カーブが110キロ台前半。
縦変化もかなり質が高く、速球と変化球が半々くらいかな?
初回はこの変化球で九州国際大の打線を三者三振に切って取った。
出身は広島の広陵高でなく、北九州の高稜高。
スポーツで聞いたことのある高校ではないですよね?
普通に考えるとこの体格の右腕でプロ入りはない。
ただ複数のスカウトさんが彼の投球を撮影、測定をしていた。
今日の内容を見ても、プロ入りがあるのかな…。
高椋も尾仲も見たことがあったけれど、
どちらもレベルアップして、実に濃い投げ合いとなった。

2回表。
広島経済は4番・京條が空振り三振。
5番・芦谷は一ゴロ。
6番・久家がスライダーも空振り三振。

2回裏。
九州国際は4番・宮崎が一ゴロ。
5番・安田は右中間に運ぶ二塁打。一死2塁。
6番・生谷が右飛。タッチアップで二死3塁。
7番・白石剛は147キロの速球で見逃し三振。

3回表。
広島経済は7番・今岡が二ゴロ。
8番・小野村は左前安打。一死1塁。
9番・大野がエンドランから三ゴロ。二死2塁。
1番・白川はチェンジで見逃し三振。3アウト。

3回裏。
九州国際は8番・檜山が三ゴロ。
9番・甲斐は三前内野安打で出塁。一死1塁。
1番・斎藤がチェンジで空振り三振。二死1塁。
2番・白石純も見逃し三振で3アウト。

4回表。
広島経済は2番・吉岡が左飛。
3番・山田は速球で空振り三振。
4番・京條が二前安打。二死1塁。
5番・芦谷は三邪飛で3アウト。

4回裏。
九州国際は3番・宮城が二ゴロ。
4番・宮崎はスライダーで空振り三振。
5番・安田もスライダーで空振り三振。
4回を終えて尾仲祐哉は早くも8奪三振である。
高椋俊平も4奪三振だからハイペース。

5回表。
広島経済は6番・久家が二飛。
7番・今岡はスライダーで空振り三振。
8番・小野村が二ゴロで三者凡退。

5回裏。
九州国際は6番・生谷が三ゴロ。
7番・白石剛は高め速球で空振り三振。
8番・檜山が四球。二死1塁。
9番・甲斐も四球で二死1、2塁。
1番・斎藤は遊ゴロで3アウト。

6回表。
広島経済は9番・大野がセーフティバント成功。投前安打で無死1塁。
1番・白川は右飛。一死1塁。
2番・吉岡の3球目に大野が二盗失敗。二死無走者。
吉岡は二ゴロで3アウト。

6回裏。
九州国際は2番・白石純が二前安打。無死1塁。
3番・宮城はスライダーで空振り三振。一死1塁。
4番・宮崎が投ゴロ。捕球が乱れて二封できず二死2塁。
5番・安田もスライダーで空振り三振。3アウト。

7回表。
広島経済は3番・山田が右飛。
4番・京條は中前安打。一死1塁。
5番・芦谷が投ゴロ併殺で3アウト。

7回裏。
九州国際は6番・生谷が中前安打。無死1塁。
7番・白石剛はバント失敗の捕邪飛。一死1塁。
8番・檜山も3バント失敗。二死1塁。
9番・甲斐は遊ゴロで3アウト。

8回表。
広島経済は6番・久家が速球で見逃し三振。
代打・三浦和哉が遊ゴロ。
8番・小野村歯スライダーで空振り三振。

8回裏。
九州国際は1番・斎藤がスライダーで空振り三振。
2番・白石純は左飛。
3番・宮城が四球。二死1塁。
4番・宮崎はスライダーで空振り三振。3アウト。

9回表。
広島経済は9番・大野がチェンジで見逃し三振。
1番・白川は捕邪飛。
2番・吉岡が左越えの二塁打。二死2塁。
3番・山田は遊ゴロで無得点。

9回裏。
広島経済大は二番手投手に野村尚樹を起用する。
尾仲祐哉は8回を投げて被安打4&四死球3。
14奪三振という快投だった。
野村は西田川高出身の3年生。
181cm・82kgの右上手投げである。
パワフルだけどボールが上ずらない。
球速は速球が136〜44キロ。
変化球はスライダーが115〜28キロ。
チェンジが124〜31キロ。

九州国際は5番・安田が中飛。
6番・生谷が左前安打。一死1塁。
7番・岡本はバントで送る。二死2塁。
8番・檜山が右飛で無得点。

息詰まる投手戦は9回が終わっても決着つかず。
大会規則により10回からはタイブレーク方式に切り替わる。
打順は何番からでもOK。
攻撃は一死満塁からで、先頭打者の前の打順3人が塁を埋める。
1日に何試合もやるから仕方ないのかもしれないけれど、
まだ2時間経ってなかったし、延長戦を普通に見たかった…。

10回表。
広島経済大の攻撃は2番打者から。
タイブレークを2番打者から始めるってのは初めて見た。
大体は3番で他は4番か1番が標準。
ただ吉岡勇輝は今日の4打席で2本長打を放っていた。

2番・吉岡は中犠飛。二死1、2塁。
<広島経済大 1−0 九州国際大>
3番・山田が三ゴロ。2球で攻撃が終了した。

10回裏。
九州国際大の攻撃は3番打者から。
3番・宮城が131キロのチェンジで見逃し三振。二死満塁。
4番・宮崎は2ストライクからスライダーを引っ張る。
これがライトの頭上を越えるサヨナラタイムリー安打!
「あと1球」から九州国際がひっくり返した。

これで試合終了。高椋俊平は自責点0。
被安打6、四死球0で奪三振8という文句のない内容でした。
九州国際大が広島経済大を下して、2回戦進出を決めている。

安打   101 101 101 0 6 四 失
広島経済┃000|000|000|1┃2 0 0
九州国際┃000|000|000|2X┃2 3 0
安打   011 001 101 1 6

九州国際:○高椋
広島経済:尾仲、●野村

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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大学選手権1回戦 富士×京都産業

第65回全日本大学野球選手権。
大会第1日の神宮球場、第2試合は富士大と京都産業大の対戦だ。

京都産業大は関西六大学連盟所属で出場が5回目。
京都市北区に本部を置き、9学部に約1万3千人が在籍する総合大学だ。
1965年の設立だが当時の時流に背き、
産学連携を唱えて学校名に「産業」の名を冠している。
成り立ちとしては「体制派」「右」の大学だ。
密使として沖縄返還交渉に尽力した若泉敬氏はここの教授だった。
ただリベラルな主張、活動で知られる益川敏英先生もここの教授。
そういう懐の広さは京都っぽいなと思う。
中退者には笑福亭鶴瓶、堀内孝雄と中々の大物が揃う。
ラグビー部も田中史朗、大畑大介、廣瀬佳司と強烈なOBを輩出している。
野球部は平野佳寿(オリックス)が京産大のOBだ。
実は今年4月に西京極で京産大の試合を見ている。
大阪学院大に二塁を踏めず0−11と惨敗した試合。
だから彼らがまさか優勝するとは思っていなかった…。。

富士大は北東北大学野球連盟所属で出場が11回目。
1965年創立。岩手県花巻市に本部を置く私立大学である。
経済学部のみの単科大学で学生数は683名。
スポーツに力を入れ、野球部員は185名を数える。
09年の大学選手権はエース守安玲緒(三菱重工神戸)を擁して準優勝。
あの大会の彼らは強烈なインパクトを残してくれた。
中村恭平(広島)や山川穂高、外崎修汰(共に西武)が野球部のOBだ。
今春のリーグ戦は3校が7勝3敗で並んだ。
青森、八戸学院との三つ巴プレーオフを連勝して神宮行きを掴んだ。

富士大学
1番 指 水野大輔  4年 右右 178/89 札幌日大
2番 右 長田駿介  3年 右右 180/77 東北
3番 二 濱田祥伍  4年 右左 170/72 日体荏原
4番 左 楠研次郎  2年 左左 180/78 東海大相模
5番 三 佐藤龍世  2年 右右 174/76 北海
6番 一 伏見有史  3年 右右 170/67 木造
7番 捕 小林遼   3年 右左 172/75 仙台育英
8番 遊 内間滝介  4年 右両 166/65 浦添商業
9番 中 椎名潤   4年 右右 182/77 橘学苑
   投 小野泰己  4年 右右 183/77 折尾愛真

京都産業大学
1番 中 杉野翔梧  1年 右左 171/74 近江
2番 遊 原井佑輔  4年 右右 171/66 福知山成美
3番 左 中北昂希  3年 右左 171/66 奈良大付
4番 三 藤原隆蒔  4年 右右 177/78 近江
5番 捕 福山大貴  4年 右右 174/74 明石
6番 指 横山裕也  2年 右右 177/78 龍谷大平安
7番 一 西川寛崇  1年 右右 179/80 龍谷大平安
8番 二 川上雄大  2年 右左 177/80 高知
9番 右 岡村遼   3年 右左 172/66 徳島城東
   投 川辺凛   2年 右右 191/74 東山


1回表。先攻は富士大。
1番・水野が二ゴロ。
2番・長田は右飛。
3番・濱田が二ゴロで三者凡退。

富士大の先発は小野泰己。
四肢がいかにも柔軟で、フォームのバランスもいい。
春はおそらく負傷で登板回数が多くなかった。
ただ勝負どころのプレーオフでは2戦2勝と大活躍。
個人的に東北で一番気になっていた本格派右腕である。
今日の球速は速球、シュートが139〜50キロ。
変化球はスライダーが125〜33キロ。
数字ほどの球威は感じないが、シュートの球筋がかなり鋭く食い込む。
何よりスライダーが縦にグワッと曲がる。
ただ球速、切れの割には「芯で捉えられる」「飛ばされる」きらいも…。
あとリリースがばらついていましたね。
1週間前に2連投した疲れもあるのかな?
今日の内容に限れば「ドラフト1位は無いかな」というのが正直な感想。
4年時で比べると多和田真三郎先輩の方が上だった。

1回裏。後攻は京都産業大。
1番・杉野は左前安打。無死1塁。
2番・原井がバント成功。一死2塁。
3番・中北は四球。一死1、2塁。
4番・藤原の2球目に捕逸があり一死2、3塁。
藤原も四球を選んで一死満塁。
5番・福山が中前タイムリー安打。
甘いスライダーを上手く弾き返した。
本塁への返球が大きく逸れて一死2、3塁。
<京都産業大 2−0 富士大>
6番・横山が三ゴロで本塁タッチアウト。二死1、3塁。
7番・西川は速球で見逃し三振。攻撃終了。

京都産業大の先発は川辺凛。
長身痩躯の右上手投げだ。
リーグ戦の投球回数だけを見れば四番手格。
ただポテンシャル、個性は感じる投手ですよね。
単に長身だけでなく手足が長く、しなやかさもある。
欠点というほどではないが手足の「畳み方」に難があり、重心移動でロスをする。
投げ終わった後に一塁側へパタッと倒れていた。
とはいえ彼は上下の角度、変則フォームという強みがある。
かなり荒れ球だったけれど、それがまた打ち難さにつながっていた。
指に「引っかかった」ボールを投げられるのも強みだ。
球速は速球が129〜39キロ。カット気味に沈む癖球だ。
変化球はカーブ、スライダーが110〜23キロ。

2回表。
富士は4番・楠が死球。無死1塁。
5番・佐藤はバント成功。一死2塁。
6番・伏見が二直。二死2塁。
7番・小林はカットで空振り三振。

2回裏。
京産は8番・川上がスライダーで空振り三振。
9番・岡村は速球で空振り三振。
1番・杉野が中飛で三者凡退。

3回表。
富士は8番・内間が二ゴロ。
9番・椎名は中飛。
1番・水野が四球を選ぶ。二死1塁。
2番・長田は右中間を破るタイムリー三塁打。二死3塁。
<京都産業大 2−1 富士大>
3番・濱田が右飛で攻撃終了。

3回裏。
京産は2番・原井がスライダーで空振り三振。
3番・中北は三飛。
4番・藤原が三ゴロで三者凡退。

4回表。
富士は4番・楠が空振り三振。
5番・佐藤は四球。一死1塁。
6番・伏見が左飛。二死1塁。
7番・小林の4球目に佐藤が二盗成功。二死2塁。
小林は死球。二死1、2塁。
しかし8番・内間が高速カットで空振り三振。3アウト。

4回裏。
京産は5番・福山が速球で見逃し三振。
6番・横山は三ゴロ。
7番・西川が遊ゴロで三者凡退。

5回表。
富士は9番・椎名が中飛。
1番・水野は四球で一死1塁。
2番・長田が中飛。二死1塁。
3番・濱田も中飛で3アウト。

5回裏。
京産は8番・川上が四球を選ぶ。無死1塁。
9番・岡村はバント成功。一死2塁。
1番・杉野が中飛。タッチアップで二死3塁。
2番・原井は遊ゴロで無得点。

6回表。
京産は二番手投手に湯川翔太を起用する。
湯川は久御山高出身の2回生。
184cm・75kgの右上手投げである。
球速は速球が130〜34キロ。
スライダーが115〜17キロ。
カーブが106〜8キロ。
彼の売りはスライダーだろう。
ただ左打者が相手だと少し苦しみそう。
リーグ戦では9試合、42.1回を投げて登板回数は最多。
4勝1敗、防御率2.13の成績を挙げている。

富士は4番・楠が右前安打。無死1塁。
5番・佐原はバント成功。一死2塁。
6番・伏見が三ゴロ。
二塁走者の楠が一塁送球後に三塁へスタート。
一塁手からの転送が乱れて、楠は更に本塁へ生還。
ちょっとした「ギャンブル」が成功した場面して二死無走者。
<富士大 2−2 京都産業大>
7番・小林は内角速球で見逃し三振。攻撃終了。
富士大が試合を振り出しに戻す。

6回裏。
京産は3番・中北が凡飛。
二塁、一塁、投手と全員が捕球できるフライだった。
しかし全員が打球を見失うボーンヘッドで打球はワンバウンド。
誰のエラーにもならず、記録は「投前安打」で無死1塁。
4番・藤原は中前安打。無死1、2塁。
5番・福山はバント成功。一死2、3塁。

富士大はここで小野泰己が降板。
二番手投手に西村拓真を起用する。
西村は北海高出身の4年生。
175cm・72kgの右スリークオーターである。
リーグ戦は6試合、24.1回を投げて2勝0敗。
春のリーグ戦では和田悠佑に次ぐ投球回数だ。
球速は速球が135〜43キロ。
スライダーが121〜27キロ。
彼の縦スラはかなり速くてしかも鋭く落ちる。
小柄だしテイクバックも小さいけれど、腕の振りが強い。
リリースの瞬間に「グイッ」と体重の乗る力強さがある。
今日に限れば小野よりもいい投球だった。

京産は6番・横山がスライダーで空振り三振。二死2、3塁。
7番・西川は右飛で無得点。
西村拓真がピンチを凌いで試合の均衡を保つ。

7回表。
富士は代打・板垣隼斗が外角速球で空振り三振。
9番・椎名は遊ゴロ。
1番・笠井孝行が四球。二死1塁。

京産はここで湯川翔太が降板。
三番手投手に熊山琢也を起用する。
熊山は東海大仰星高出身の3回生。
178cm・73kgの右上手投げだ。
球持ちのいい、しなやかなタイプでした。
球速は速球、ツーシームが128〜38キロ。
スライダーが110キロ台後半。

富士は2番・長田が左前安打。二死1、2塁。
3番・濱田の3球目に笠井が三盗成功。二死1、3塁。
しかし濱田は左飛で無得点。

7回裏。
京産は8番・川上が遊前内野安打。無死1塁。
9番・岡村はバント成功。一死2塁。
1番・杉野がスライダーで空振り三振。二死2塁。
2番・原井は中飛で3アウト。

8回表。
富士は4番・楠が二ゴロ。
5番・佐藤は四球。一死1塁。
6番・伏見が三塁線を高いバウンドで破る二塁打。一死2、3塁。
7番・小林は右前タイムリー安打。一死1塁。
<富士大 4−2 京都産業大>
富士大が貴重な、貴重な勝ち越し点を挙げる。
8番・片野泰大が遊直併殺で攻撃終了。

8回裏。
京産は3番・中北が一ゴロ。
4番・藤原は三前内野安打。一死1塁。
5番・福山が強烈な一ゴロ。二死2塁。
6番・横山は遊ゴロで3アウト。

9回表。
富士は9番・椎名が遊前内野安打。無死1塁。
1番・笠井はバント成功。一死2塁。
2番・長田が四球。一死1、2塁。
3番・濱田は一ゴロで二封のみ。二死1、3塁。
濱田が次打者の初球に二盗成功。二死2、3塁。
4番・楠が右飛で無得点。

9回裏。
京産は7番・西川は左前安打。無死1塁。
8番・川上が中直。一死1塁。
9番・岡村は二ゴロ。二死2塁。
1番・杉野が一ゴロで3アウト&試合終了。

ここで試合終了。
富士大は西村拓真の好リリーフからの逆転勝利。
京都産業大を下して、2回戦進出を決めている。

安打   001 001 121 6 四 失
富士  ┃001|001|020┃4 8 1
京都産業┃200|000|000┃2 3 1
安打   200 002 111 7

京都産業:川辺、湯川、●熊山
富士:小野、○西村

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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大学選手権1回戦 日本文理×中京学院

第65回全国大学野球選手権は本日開幕。
必ず時間を作って見に来ている大切な大会だ。
神宮球場の第1試合は日本文理大と中京学院大の対戦だ。

大学野球は全国に27の連盟がある。
大半が6校、総当たりのリーグ戦で2部3部がある「東都型」が多い。
入れ替えの無い「六大学型」も東北、関西、九州にある。
県リーグからプレーオフに進む東海地区、九州地区のような連盟も。
この大会は平等で1連盟1代表。
ただ今大会は記念大会で九州地区大学野球連盟に2枠が与えられた。

日本文理大は九州地区大学野球連盟の北部代表。
設立が1967年で、大分市に本部を置く私立大学だ。
元々は大分工業大学と言い、82年の商経学部設置と共へ現校名に改められた。
学生数は約1,700人。野球部は283名の大所帯だ。
野球部は2003年の第52回全日本大学野球選手権大会で優勝。
出場は当時が確か2回目で、今回が6回目。
吉川輝昭、脇谷亮太と後のプロ野球選手を擁していた。
ただ当時の感覚としては無名校による驚きの番狂わせでしたね。
就任5年目、20代の青年指導者だった中村壽博監督も現在41歳。
西日本短大付属で92年夏の選手権を制し、早稲田大で活躍した。
僕が大学に入ったときの4番打者でした(笑)

中京学院大は東海地区大学野球連盟所属。
ここはまず岐阜、三重、静岡の3県でリーグ戦を行う。
更に3県の代表がプレーオフに進む方式を採用している。
開学は1993年。岐阜県中津川市に本部を置く私立大学だ。
学生数は千名弱。経営学部、看護学部が設置されている。
初出場で野球部員は137名。広島の菊池涼介がここのOBだ。
今大会は吉川尚輝という遊撃手を擁している。
見る人見る人が褒めるし、既にドラ1だろうという評価。
その彼が来るということもあり、ネット裏はスカウトで一杯だった。
実は亜細亜大に合格して寮に入って、
正式入学前に岐阜へ戻ってきたというキャリアの持ち主だったりする。

ただ中京学院は学校名が紛らわしい(笑)
中央学院大は千葉県大学連盟を制して今大会に出場。
中部学院大は中京学院と同じ連盟に所属するライバル校だ。
ここも大学選手権出場歴があり野間峻祥、小豆畑眞也を輩出している。

日本文理大学
1番 左 仲程隆浩  2年 右右 186/85 知念
2番 三 川添祐二  4年 右左 173/68 福工大城東
3番 右 西村僚太  2年 右右 181/80 早稲田佐賀
4番 一 高橋修平  4年 右右 178/78 福島
5番 二 柏木貢   3年 右右 170/77 育徳館
6番 指 中島裕基  4年 右右 171/80 創成館
7番 中 馬登大貴  2年 右左 168/69 日章学園
8番 二 斎藤功次郎 3年 右右 168/68 壱岐商業
9番 遊 犬塚洋海  2年 右左 171/73 唐津商業
   投 坂本光士郎 4年 左左 180/70 如水館

中京学院大学
1番 中 戸田勇次  4年 右左 175/68 大垣日大
2番 二 南亮介   3年 右左 175/74 中京
3番 遊 吉川尚輝  4年 右左 177/79 中京
4番 三 石坂友貴  3年 右右 181/77 中京
5番 捕 山崎善隆  4年 右左 165/74 昭和第一
6番 一 内藤大貴  2年 右左 173/77 大垣日大
7番 指 楠拓也   4年 右右 184/87 塩山
8番 右 影山和也  3年 右左 175/75 昭和第一
9番 左 坂之下仁哉 2年 右左 166/66 鵬翔
   投 棒醉ヂ澄 4年 左左 181/84 大垣日大


1回表。先攻は日本文理大。
1番・仲程が初球をいきなり中前安打。無死1塁。
2番・川添はバント成功。一死2塁。
3番・西村が中飛。二死2塁。
4番・高橋は四球。二死1、2塁。
5番・柏木が二飛で3アウト。

中京学院の先発は棒醉ヂ澄
左上手の技巧派である。
ややアーム式だが出所を隠すフォームで見辛い。
球速は速球が128〜41キロ。
変化球はチェンジが113〜22キロ。
スライダーが110〜18キロ。
序盤は肩も温まっていなかったが、
回を経るごとに球速が上がり、変化球も切れを増す。
チェンジ、スライダーともコースに来ていましたね。
春は8試合に登板して7勝1敗。
防御率1.86という成績を残している。

1回裏。後攻は中京学院大。
1番・戸田が右越えの三塁打。無死3塁。
2番・南はスライダーで空振り三振。一死3塁。
3番・吉川が甘いスライダーを強振。
中越えのタイムリー三塁打で一死3塁。
<中京学院大 1−0 日本文理大>
リストの強さを感じた打球で、走塁も素晴らしい。
4番・石坂は内角速球で見逃し三振。二死3塁。
5番・山崎が一塁強襲タイムリー安打。二死1塁。
<中京学院大 2−0 日本文理大>
6番・内藤は速球で空振り三振。攻撃終了。

日本文理の先発は坂本光士郎。
左スリークオーターの本格派である。
速球が132〜45キロ。
ツーシーム、チェンジ系が125〜34キロ。
スライダーが123〜31キロ。
しなやかで球持ちが良くて、手元でボールが切れる。
カット気味に横滑りするスライダーが素晴らしかった。
初回こそ打たれたが好投手だ。

2回表。
日本文理は6番・中島が右飛。
7番・馬登は遊ゴロ。
吉川尚輝は本日初の守備機会も平凡なゴロ。
8番・斎藤が遊ゴロ。
これは吉川二遊間へのゴロを華麗に処理した。

2回裏。
中京学院は7番・楠が右飛。
8番・影山は三直。
9番・坂之下が二ゴロで三者凡退。

3回表。
日本文理は9番・犬塚が四球。無死1塁。
1番・仲程は二ゴロ併殺。二死無走者。
2番・川添が四球、二死1塁。
3番・西村はチェンジアップで空振り三振。

3回裏。
中央学院は1番・戸田が中前安打。無死1塁。
2番・南は右飛。一死1塁。
3番・吉川のカウント2−2から戸田が牽制死。二死無走者。
吉川はツーシームで空振り三振。

4回表。
日本文理は4番。高橋が三ゴロ。
5番・柏木が遊ゴロ。
6番・中島はチェンジで空振り三振。

4回裏。
日本文理は二番手投手に大隅浩隆を起用する。
大隅は倉工業高出身の2年生。
183cm・83kgの右上手投げである。
初球に山なりの超スローボールを投げ込んで場内喝采。
今日は速球が132〜34キロ。
球速は並みでもいかにも重そうな、圧を感じる球質でしたね。
変化球はスライダーが115,16キロ。
カーブが107〜12キロ。
手首を上手く捻って、強い曲がりでした。
他に測定不能の「イーファス」を投げていた。

中京学院は4番・石坂がカーブで見逃し三振。
5番・山崎は二ゴロ。
6番・内藤が四球。二死1塁。
7番・楠瀬は遊ゴロで3アウト。

5回表。
日本文理は7番・馬登がセーフティ狙いの投ゴロ。
8番・斎藤が中前安打。一死1塁。
9番・犬塚は遊ゴロ併殺で3アウト。
吉川尚輝、まぁやっぱり動きがいい…。

5回裏。
日本文理は三番手投手に古村優気を起用する。
古村は福工大城東高出身の2年生。
174cm・75kgの右横手投げである。
速球、シュートが128〜33キロ。

中京学院は8番・影山が中前安打。無死1塁。
9番・坂之下はバント成功。一死1塁。
1番・戸田が四球。一死1、2塁。
2番・南は死球。一死満塁。

日本文理はここで古村優気が降板。
四番手投手に角田泰基を起用する。
角田は佐賀商業出身の1年生。
184cm・82kgの右上手投げである。
どうやら公式戦初登板。
球速は速球、ツーシームが126〜37キロ。
変化球は縦スラが115〜20キロ。
他にカーブもあったかな?

中京学院は3番・吉川が二直併殺で無得点。

6回表。
日本文理は1番・仲程が右前安打。無死1塁。
彼はセンターから右方向に強い打球を打てる選手ですね。
2番・川添がバント成功。一死2塁。
3番・西村はスライダーで見逃し三振。二死2塁。
4番・高橋が中飛で無得点。

6回裏。
中京学院は4番・石坂が遊ゴロ。
5番・山崎は四球。一死1塁。

日本文理大はここで角田泰基が降板。
五番手投手に小川聡を起用する。
小川は南陽工業高出身の1年生。
172cm・68kgの右横手投げである。
速球、シュートが137〜40キロ。
スライダーが120キロ台前半。
ダイナミックで気持ちのいい投手。もっと長く見たかった。
中京学院は6番・内藤が一直併殺で無得点。

7回表。
日本文理は5番・柏木が左前安打。無死1塁。
6番・中島は遊ゴロ併殺。
吉川尚輝は低いゴロを前進しながら身体を傾けて捕球。
実にスムーズなスナップスローで二塁に送った。
7番・中島は遊前内野安打。二死1塁。
三遊間の深い当たりで流石にこれは刺せなかった。
しかし中島は次打者の初球に二盗失敗。3アウト。

7回裏。
中京学院は7番・楠が中前安打。無死1塁。
8番・伊藤はバント成功。一死2塁。

日本文理大は小川聡が降板。
六番手投手に清松紳也を起用する。
清松は佐賀・龍谷高出身の2年生。
170cm・72kgの左腕である。
球速は速球が130〜38キロ。
変化球はチェンジが120キロ台前半。
スライダーが116〜23キロ。
変化球のキレ味は抜群で彼も好投手。
春シーズンは坂本光士郎に次ぐ登板回数を記録している。

中京学院は9番・坂之下が見逃し三振。二死2塁。
1番・戸田も見逃し三振で無得点。

8回表。
日本文理は8番・斎藤が中前安打。無死1塁。
9番・塗木一輝が左飛。一死1塁。
1番・仲程は右飛。二死1塁。
2番・川添の3球目に齋藤が二盗成功。
山崎善隆の送球がセンター前に抜けて更に二死3塁。
しかし川添は左飛で無得点。

8回裏。
中京学院は2番・南がスライダーで見逃し三振。
3番・吉川は一ゴロ。
4番・石坂が遊飛で三者凡退。

9回表。
日本文理は3番・西村が右飛。
4番・高橋は左前安打。一死1塁。
5番・宅間凌冴が遊ゴロ併殺で試合終了。
日本文理大はこの試合4つ目の併殺打。
試合はこれだけ投手が変わったのに、
サクサクと1時間51分で終了しました。

吉川尚輝が先制打に加えて守備は「流石」というところを見せた。
棒醉ヂ世盍蹐覆欧覆日本文理打線を零封。
中京学院大が2回戦進出を決めている。

安打   100 011 211 7 四 失
日本文理┃000|000|000┃0 3 0
中京学院┃200|000|00×┃2 4 1
安打   301 010 10

中京学院:○棒
日本文理:●坂本、大隅、古村、角田、小川、清松

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

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2016年05月30日

都市対抗西関東代表決定L 東芝×MHPS

この時期は都市対抗の予選が佳境。
今日は東海、東京で第一代表が決まっている。
自分が今晩見に行ったのは横浜スタジアムの西関東予選。
ウチから近いし、試合も面白そうだった。
NBLのプレーオフファイナルも行きたかったけど…。
どうしても「見ていないチーム&選手」を優先してしまう男である。

西関東は神奈川、山梨の2県が範囲。出場枠は2つある。
1次予選、ブロックリーグが終わって今日から代表決定リーグだ。
東芝、三菱日立パワーシステムズ、JX−ENEOSが勝ち残っている。
3つある企業チームが、揃って順調に勝ち残った。
この3社が総当たりで戦い、1社がふるい落とされる。
1勝1敗で3社が並んだ場合はトーナメント戦が行われる。

神奈川勢は都市対抗を過去26回制している。
日本最高の「社会人野球どころ」だろう。
ただバブル崩壊後にいすゞ、日産、三菱ふそうが廃部。
東芝も落合博満や初芝清を輩出した東芝府中を潰して川崎に統合した。
その東芝も今回の経営を巡る不祥事があり、これからどうなるのだろう?
三菱日立パワーシステムズ横浜は旧三菱重工横浜。
14年に三菱重工と日立の火力発電システム事業が統合された。
それによりチーム名も変更。
社名が長くなったため「MHPS横浜」が通称となっている。

未明から振っていた雨は弱まったけれどまだ霧雨が残っていた。
かなり肌寒い横浜スタジアムでしたね。
試合前には「ヘリコプターから始球式用のボールを落とす」セレモニー。
毎年恒例らしいけれど、日本の経済が良い頃の名残だろう…。

東芝
1番 中 小川裕生  24才 左左 177/83 上武大
2番 遊 堀米潤平  23才 右左 163/65 白鷗大
3番 一 服部政樹  29才 左左 189/87 九州共立大
4番 指 金子聖史  23才 右右 175/75 九州共立大
5番 二 吉田潤   26才 右右 180/83 岡山理大付属高
6番 左 佐藤旭   23才 右右 172/70 慶應義塾大
7番 三 松本幸一郎 26才 右左 178/82 立教大
8番 捕 井川良幸  35才 右右 170/75 城西大
9番 右 大河原正人 32才 右右 175/83 亜細亜大
   投 谷岡竜平  20才 右右 181/81 成立学園

三菱日立パワーシステムズ横浜
1番 中 中西良太  25才 右右 169/65 八戸大
2番 遊 栗林遥野  24才 右左 171/73 日本体育大
3番 三 竹内啓人  25才 右左 180/81 明治大
4番 左 常道翔太  24才 右右 185/90 東海大
5番 指 対馬和樹  24才 右右 180/86 九州共立大
6番 二 久保皓史  22才 右左 181/82 富士大
7番 一 村山正誠  27才 右両 181/76 常葉学園菊川高
8番 捕 前田雄気  27才 右右 183/83 立教大
9番 左 園田崇人  24才 右左 173/76 国際武道大
   投 大野亨輔  23才 右左 172/75 専修大


1回表。先攻は東芝。
1番・小川が二ゴロ。
2番・堀米は中前安打。一死1塁。
3番・服部が右前安打。一死1、3塁。
4番・金子は遊ゴロ併殺で3アウト。

三菱日立パワーシステムズの先発は大野亨輔。
右上手の技巧派である。
大学4年の春には4勝1敗、防御率1.55を記録。
優勝に貢献し、東都の最優秀投手にも選出された。
入社早々から早くもエースとして台頭している。
小柄だし、フォームに特別なダイナミックさはない。
伸びで差し込むボールもほとんど無い。
ただ小さく動かす半速球でコースを突いてくる。
変化球も手元で鋭く減速して、それがタイミングを外す。
大学時代もそうだったけど、そうやって打たせて取るタイプだ。
球速は速球、カットが129〜38キロ。
チェンジが118〜27キロ。
スライダーが117〜28キロ。
カーブが104,05キロ。

1回裏。後攻は三菱日立パワーシステムズ。
1番・中西が四球で出塁。無死1塁。
2番・栗林はバントで送る。一死2塁。
3番・竹内が低めの速球で空振り三振。二死3塁。
4番・常道はライト線に運ぶタイムリー三塁打。二死3塁。
<三菱日立パワーシステムズ 1−0 東芝>
5番・対馬が左飛で攻撃終了。

東芝の先発は谷岡竜平。右上手の本格派である。
高卒3年目で、自分はまだ未見だった。
最近の登板頻度と相手を見ると彼がどうやらエース扱い。
彼が出てくるのを予想、期待して見に来たわけである。
今日の球速は速球が138〜45キロ。
ナチュラルかもしれないが時折シュート気味の球筋もある。
変化球はスライダー、フォークが126〜34キロ。
カーブもあるらしいが今日は見ていない。
コンパクトなテイクバックだが、腕が前に伸びてくる感じで球持ちが良い。
あと下半身がかなり強そう。
お尻を落とした状態のままスムーズに重心移動できていた。
投手としての基本、メカニックは上でやるレベルに達している。
序盤は変化球の精度に若干の難が出ていた。
しかし小雨に上手く対応できたのか、
試合の途中から変化球の切れや制球も上がっていた。
プロに行く気があれば、おそらく声のかかる人材でしょう。

2回表。
東芝は5番・吉田が三ゴロ。
6番・佐藤旭は四球。一死1塁。
7番・松本が右前安打。一死1、2塁。
8番・井川は二ゴロ併殺で3アウト。

2回裏。
MHPSは6番・久保が二ゴロ。
7番・村山は一直。
服部政樹が189cmの長身を生かして好捕した。
8番・前田は外角速球で空振り三振。

3回表。
東芝は9番・大河原がチェンジで見逃し三振。
1番・小川は二ゴロ。
3番・堀米が三ゴロで三者凡退。

3回裏。
MHPSは9番・園田が二ゴロ。
1番・中西は遊ゴロ。
2番・栗林は二ゴロで三者凡退。

4回表。
東芝は3番・服部が二ゴロ。
4番・金子は右飛。
5番・吉田が三ゴロで三者凡退。

4回裏。
MHPSは3番・竹内がレフトフェンス直撃の二塁打。無死2塁。
4番・常道は遊ゴロ。一死3塁。
5番・対馬が中前タイムリー安打。一死1塁。
<三菱日立パワーシステムズ 2−0 東芝>
低いゴロが今岡竜平の股間を抜けていった。
6番・久保はエンドランから一ゴロ。二死2塁。
7番・村山が投ゴロで攻撃終了。

5回表。
東芝は6番・佐藤旭が右前安打。無死1塁。
7番・松本は遊ゴロ失策で生きる。
上手く拾って塁を踏めば併殺…という当たりだった。
しかしぎりぎりで歩幅が合わず、しかもファンブル。
ショートのエラーで無死1、2塁。
8番・井川がバントで送る。一死2、3塁。
9番・大河原は四球を選ぶ。一死満塁。
1番・小川が138キロの速球で空振り三振。二死満塁。
外角低めのベストコースに本日最速のボールが来た。
2番・堀米は左飛で無得点。
大野亨輔が大きなピンチを無傷で脱出する。

5回裏。
MHPSは8番・前田が三ゴロ。
9番・園田は三邪飛。
1番・中西はセーフティバント狙いの投ゴロ。三者凡退。

6回表。
東芝は3番・服部がライトスタンドに運ぶソロ本塁打。
<三菱日立パワーシステムズ 2−1 東芝>
4番・金子は空振り三振。
5番・吉田が四球。一死1塁。
吉田は軽い捕逸を突いて二盗成功。一死2塁。
6番・佐藤旭は中飛。二死2塁。
7番・松本が四球。二死1、2塁。
代打・柴原健介がスライダーで空振り三振。攻撃終了。

6回裏。
MHPSは2番・栗林がフォークで空振り三振。
3番・竹内が左飛。
4番・常道はフォークで空振り三振。三者凡退。

7回表。
MHPSはこの回から二番手投手に松田浩幸を起用する。
松田は近畿大出身の2年目&23才。
178cm・74kgの左腕だ。
速球が今日のMAXで134キロ。
変化球はスライダー、チェンジかな?

東芝は9番・大河原が右飛。
1番・小川は左前安打。一死1塁。
2番・堀米がセーフティ気味のバント。二死2塁。
3番・服部はレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打。二死2塁。
<東芝 2−2 三菱日立パワーシステムズ>
4番・金子も左越えタイムリー二塁打。二死2塁。
<東芝 3−2 三菱日立パワーシステムズ>
東芝が一気に逆転!

MHPSは松田浩幸がここで降板。
三番手投手にカイル・トクナガを起用する。
トクナガはテキサスパンアメリカン大出身の23才。
181cm・90kgの右上手投げである。
ここは去年からアメリカ人の選手を採用していますね。
名前的にルーツは日本だろうが投げ方はかなりアメリカン。
上から叩きつけるパワフルなフォームが面白い。
指への引っ掛かりがいかにも効いていそうだった。
ただ今日は力みが強く、ボールが上ずっていた。
球速は速球、ツーシームが130〜41キロ。
他にカット、チェンジが123〜31キロ。

東芝は5番・吉田がチェンジで空振り三振。

7回裏。
MHPSは5番・対馬が遊ゴロ。
6番・久保は左飛。
7番・村山が二ゴロで三者凡退。

8回表。
東芝は6番・佐藤旭がストレートの四球。無死1塁。
7番・松本はバント成功。一死2塁。 
8番・柴原が三ゴロ。二死2塁。
9番・大河原は三前安打。
三塁手は体勢を崩しながら無理に一塁へ投げた。
しかし送球が逸れて、一塁手は膝を突いて捕球。
二塁走者の佐藤旭が本塁へ生還する。二死1塁。
<東芝 4−2 三菱日立パワーシステムズ>
1番・小川は中前安打。二死1、2塁。
2番・堀米が遊ゴロで攻撃終了。
試合の終盤に東芝が大きな追加点を挙げた。

8回裏。
MHPSは代打・平尾泰勢が速球で空振り三振。
代打・五十嵐大典が左飛。
1番・中西は中前安打。二死1塁。
中西は次打者の2球目に二盗成功。二死2塁。
2番・栗林が捕前安打。ボテボテが奏功した。二死1、3塁。
3番・竹内は二ゴロで無得点。

9回表。
東芝は3番・服部が中前安打。無死1塁。
4番・金子はバントで送る。一死2塁。
5番・吉田が四球。一死1、2塁。
6番・佐藤旭は遊ゴロ併殺で3アウト。

9回裏。
MHPSは4番・常道がスライダーで空振り三振。
5番・対馬は2球目の速球を引っ張りレフトにソロ本塁打。
<東芝 4−3 三菱日立パワーシステムズ>
6番・久保がフォークで空振り三振。
7番・村山はライト線を破る二塁打。二死2塁。
8番・小野寺が143キロの速球をセンター返し。
これが中越えの同点タイムリー二塁打に!二死2塁。
<三菱日立パワーシステムズ 4−4 東芝>
9番・五十嵐は右前にサヨナラタイムリ―安打!
<三菱日立パワーシステムズ 5−4 東芝>

9回が始まる時点では、すんなり終わる流れに思えた。
谷岡竜平も少し疲れていたし、球も上ずっていた。
とはいえやっぱり実力のある投手ですからね。
そこまで5安打だったMHPS打線があれだけ急に打つとは…。
「こんな試合もあるんだ」と呆気に囚われる9回でした。

谷岡竜平は四死球1で7奪三振。
内容的には十分だったと思う。
対馬和樹の一発が何かの狼煙でしたね。
とにかく面白い試合でした。

安打 210 011 321 11 四 失
東芝┃000|001|210┃4 6 0
MHPS┃100|100|003X┃5 1 1
安打 100 200 024 9

MHPS:大野、松田、○トクナガ
東芝:●谷岡


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2016年05月28日

関西学生準々決勝 大産大×立命館

本日はノエスタの前にJグリーン堺へ寄っていく。
関西学生選手権準々決勝は総理大臣杯予選も兼ねる大会だ。
関西は6枠なので、これに勝てば8月の全国大会出場が決まる。
負けると敗者復活だが相手はあの阪南大。

第2試合もメインスタジアム(S1)でなくS2のカードを見る。
スタンドが無くて見難いし、雨も降って来ていた。
ただ「まだ見たことのない」「最近見ていない」側を優先した。
ピッチサイドの「あずまや」で雨宿り。
大阪産業大の父兄と一緒に試合を見た。
立命館は僕が取材をした選手がいるし、親から進路相談を受けた選手も。
キャプテンの大田隼輔は町田JFC出身だ。
一方の大産大はゼルビアユースからDFの小池万次郎が進学していましたね。
大産大は昨季1部再開で現在2部。
ただ顔ぶれには1部レベルで4回戦は桃山学院を下している。

大阪産業大学
GK  1 上田誠   4年 180/70 大阪桐蔭
DF  2 南辻秀俊  4年 178/67 帝京第三
   39 加古晴也  2年 180/73 ヴィッセル神戸U-18
    3 本屋敷衛  4年 178/74 ガンバ大阪Y
   34 磯江冬馬  4年 182/74 金光大阪
MF 14 山拓海  2年 167/62 ガンバ大阪Y
    9 松本政也  4年 168/60 大阪桐蔭
   30 吉武莉央  1年 162/62 大津
   24 久保田貴大 2年 170/64 大阪桐蔭
    7 山本和也  4年 170/60 滝川二
FW 23 山中隆二郎 3年 173/63 大産大附

−−−−−−−山中−−−−−−−
−-山本−久保田−-吉武−-松本-−
−−−−−−−山−−−−−−−
−磯江−-本屋敷-−加古−−南辻−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−上田−−−−−−−

立命館大学
GK  1 白坂楓馬  2年 180/80 桐光学園
DF  4 大田隼輔  4年 177/69 桐光学園
   18 高原昂兵  2年 182/72 滝川二
   16 河原直希  2年 180/72 立命館宇治
   17 浅田裕貴  4年 171/65 京都サンガU-18
MF 10 國分伸太郎 4年 172/62 大分トリニータU-18
    6 清水航輔  3年 175/66 京都サンガU-18
    7 高畑智也  4年 163/58 滝川二
   13 中野匠   3年 168/60 サンフエッチェ広島Y
FW  9 木藤舜介  2年 180/81 東福岡
   25 佐當慧   3年 159/52 清風

−−−−佐當−−−−木藤−−−−
−−中野−−−−−−−−國分−−
−−−−−高畑−−清水−−−−−
−浅田−−河原−−高原−−大田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−白坂−−−−−−−


試合は序盤から立命館ペース。
8分、立命館は右サイドを崩して國分伸太郎が中央で溜めて落とす。
浅田裕貴が走り込んでフリーでミドルを放つも枠上。

16分、立命館は木藤舜介がクサビを1タッチで右に落とす。
國分伸太郎が大外を縦に抜け出して折り返す。
ファーに流れたボールを浅田裕貴が大外で受けて流し込んだ。
<立命館大 1−0 大阪産業大>

立命館大は右サイドを副将、主将のコンビで再三再四と崩していた。
國分伸太郎、大田隼輔は運動量と技術があり、連携も良い。
國分はサイドの突破に加えて守備の貢献も大きかった。
更に佐當慧が中央から外に流れて絡んでくる。
佐當は小柄だけどスピード、アジリティが抜群。
彼がギャップへ切れ込めばやはり脅威になる。
木藤はとにかく身体が強い。
左右両足で強引に打てる選手だけど、周りを簡単に生かす上手さもある。

大阪産業大はボランチの山拓海を中心に上手い選手が多い。
ただ中でつなごうとしても立命館のプレスがタイトだった。
守備は前線から激しくチェイスをかけていた。
ただ守備が上手くハマらず、追うことで逆にスペースが空いてしまう。
加えて右、左と大きく振られるとオーガナイズを作り直せない。
立命館がサイドを簡単に破ると、中に隙が生まれているという状態だった。
クロスの対応もかなりプアで、ファーがしばしば空いていた。

その後も立命館の好機が続く。
23分、立命館は木藤舜介がゴール右に抜け出してシュート。
至近距離で決定的だったがGK上田誠にブロックされる。

37分、立命館は高畑智也が中央を持ち上がって右に展開。
大田隼輔が右足で折り返す。DFのクリアは正面にこぼれる。
高畑がこのセカンドを収めて、左足で流し込んだ。
<立命館大 2−0 大阪産業大>

高畑智也はヴィッセルで「岩波拓也世代」の一人だった。
左利きでキックの質が高く、前を向いて持つと生きる。
セントラルMFで起用されつつ2点に絡んで見せた。

40分、立命館は清水航輔が右サイドに展開。
國分伸太郎が右足の浮き球で折り返す。
中野匠がファーに飛び込んでヘッドを押し込んだ。
<立命館大 3−0 大阪産業大>

45分、立命館は清水航輔が縦にクサビを当てる。
中野匠がダイレクトで右に通す。
國分伸太郎がエリア右に抜け出して右足で流し込んだ。
<立命館大 4−0 大阪産業大>
立命館が一気に畳み掛けて4点差で前半45分を終える。

試合は後半。
46分、大産大は山中隆二郎→中島健汰。
中島はそのままセンターFWの位置に入る。

51分、大産大は中島健汰の右足ミドルが右隅を襲う。
GK白坂楓馬はよくブロックしたが、松木政也がこぼれ球を押し込んだ。
<立命館大 4−1 大阪産業大>
大産大が一矢を報いるがその後も立命館の決定機が続く。

55分、立命館は浅田裕貴に警告。

70分、立命館のFKは正面やや右。
距離はエリアのすぐ外で17,8m。
國分伸太郎が右足を振り抜き、左隅にしっかり蹴り込んだ。
<立命館大 5−1 大阪産業大>

72分、立命館は中野匠→蒲生幹。
75分、大産大は吉武莉央→薮内健人。
大産大の最終布陣がこう↓
−−−−−−−中島−−−−−−−
−-磯江−久保田−-薮内−-松本-−
−−−−−−−山−−−−−−−
−山本−-本屋敷-−加古−−南辻−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−上田−−−−−−−


大産大は気づくと長身左SBの磯江冬馬を前線に上げていた。
山本和也もDF登録で左利きなので最終ラインも問題なし。

78分、立命館は浅田裕貴→宮田寛也。

81分、立命館は左CKを國分伸太郎が右足で入れる。
木藤舜介がヘッドを合わせてゴールイン。
<立命館大 6−1 大阪産業大>

85分、立命館は木藤舜介→築山隼。
立命館の最終布陣がこう↓
−−−−佐當−−−−築山−−−−
−−蒲生−−−−−−−−國分−−
−−−−−高畑−−清水−−−−−
−宮田−−河原−−高原−−大田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−白坂−−−−−−−


試合は6−1でタイムアップ。
立命館が堅守とサイド攻撃で大産大を圧倒。
悠々とベスト4、そして総理大臣杯出場を決めている。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(大学) 

関西学生準々決勝 大体大×大阪学院

大学サッカーのレベルが一番高いのは関東だと思うが、
関西や九州、東海にもJや代表を狙える人材はいる。
特に関西の各校は可能な限り見ることにしている。
最初は5月14日に行こうと思っていた。
ただその週は見たいチームが分散していて具合が良くなかった。
5月28日の熊本戦が震災の影響で神戸のノエスタ開催に変更。
キックオフ時間が19時半ということで、昼間は空いている。
調べたらちょうど関西学生選手権の準々決勝が入っていた。
そこで14日の関西遠征をキャンセルし、こっちに振り分ける。

関西学生選手権は夏の総理大臣杯の予選だ。
冬のインカレに並ぶ全国タイトルで、関西からの出場枠は6校。
準々決勝は全国が決まるという大一番でもある。
Jグリーン堺のメイン、S2グラウンドで計4試合。
第1試合はS2で大阪体育大×大阪学院大戦を見る。

大阪体育大学
GK 31 立川小太郎 2年 186/74 初芝橋本
DF  6 平田健人  2年 178/70 星稜
    5 秋山拓也  4年 184/72 愛産大三河
    3 羽田昇平  3年 178/78 金光大阪
   20 小川明   2年 172/63 履正社
MF 19 森永和樹  4年 174/63 初芝橋本
    8 後藤虹介  4年 178/72 飛龍
    7 森永佑   2年 172/60 帝京大可児
   11 末吉塁   2年 165/64 初芝橋本
FW 24 大田賢生  2年 177/65 星稜
   10 池上丈二  4年 165/60 青森山田

−−−−池上−−−−大田−−−−
−−末吉−−−−−−−−森永−−
−−−−−森永−−後藤−−−−−
−小河−−羽田−−秋山−−平田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−立川−−−−−−−

大阪学院大学
GK 41 田中大貴  4年 180/74 香川西
DF 13 阿部勇輝  2年 173/70 ガンバ大阪Y
    5 加奈川凌矢 2年 182/77 東福岡
   30 吉岡裕貴  1年 175/70 ガンバ大阪Y
    3 柳田佑也  3年 167/57 東福岡
MF  8 箱崎裕也  4年 170/64 香川西
    4 福田浩規  4年 175/64 ガンバ大阪Y
   23 小倉圭輝  3年 170/63 飛龍
    9 長谷川覚之 3年 170/65 神戸弘陵
FW  7 斎藤俊輔  4年 165/56 習志野
   52 和田幸之佑 1年 175/65 久御山

−−−−斎藤−−−−和田−−−−
−-長谷川-−−−−−−−箱崎−−
−−−−−小倉−−福田−−−−−
−柳田−−吉岡−-加奈川-−阿部−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田中−−−−−−−


大阪体育大は昨年のエース澤上竜二がC大阪入り。
大田賢生、平田健人は星稜の選手権優勝メンバーですね。
高校サッカーの有力監督は本当に大体大OBが多い。
星稜の河崎護監督、青森山田の黒田剛監督がここ出身である。

1分、実測では12秒。
大阪学院はキックオフからセカンドを奪って速攻。
長谷川覚之が左からカットインして右ミドルを放つも枠上。

開始早々の決定機を見て「打ち合いになるかな」とも思った。
しかし試合はここから膠着気味の展開となる。
大阪学院は足元の上手い、個で仕掛けられるタイプが多い。
福田浩規が低い位置から縦に「スイッチ」を入れる狙いもあった。
ただ前線にボールが収まらず、連動も起こらない。
前半はチャンスメイクが散発的な個の突破に限られていた。

大体大はボールを広く動かす狙いが見て取れた。
ただその「先」の狙いが形にならない。
末吉塁のスピードなどの強みも出ていたが前半はぼぼノーチャンス。
そもそも人数を掛けておらず、前半は自重気味かなという感もあった。

38分、大阪学院は和田幸之佑がラインを割るかと思ったボールに追いつく。
和田は左サイド深くでこのボールを活かす。
長谷川覚之がフォローして切れ込んでシュート。
こぼれ球が足元に入って再びシュート。
かなりの決定機だったが大体大DFが辛うじてブロックした。

44分、大阪学院は箱田裕也が右中間からスルーパス。
和田幸之佑がエリア内に抜け出してフリーでシュートを放つ。
かなり決定的だったけれどGK立川小太郎がブロックする。

44分、大阪学院は和田幸之佑に警告。
こぼれ球に詰めてそれがアフターチャージになってしまった。

前半はスコアレスで45分が終了。
後半に入ると試合が激しく動いた。

46分、大体大は小川明の左スローインからチャンスメイク。
池上丈二がそのまま中までえぐって折り返すも合わず。
良い突破だったが角度が無さすぎてシュートを打てなかった。

48分、大阪学院のカウンター。
まず大体大の大田賢生が中途半端なクロスを奪われた。
福田浩規が一気に縦のスペースに配球。
和田幸之佑が左中間からDFを引き連れつつ仕掛けて左シュートを放つ。
決定的だったけれどGK立川小太郎がブロック。

52分、大体大は池上丈二が左サイドでクイックリスタート。
大田賢生がDFの背後から縦に抜け出す。
ただ大田はゴール左からフリーで右足シュートを放つも枠外。

54分、大体大は末吉塁が右サイドを突破してクロス。
GK田中大貴が良い位置取りでニアから弾く。
しかし池上がセカンドを収めてフリーで左足シュート。
決まったと思ったが大阪学院のDFが枠内をカバーしてクリア。

60分、大体大は森永佑→浅野雄也。
浅野は四日市四郷高出身の2回生。
169cm・62kgの左利きドリブラーである。
広島の「ジャガー」こと浅野拓磨の弟。

大体大の布陣がこうなった↓
−−−−大田−−−−浅野−−−−
−−末吉−−−−−−−−森永−−
−−−−−池上−−後藤−−−−−
−小河−−羽田−−秋山−−平田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−立川−−−−−−−


池上丈二は前半からセカンドトップとして守備でも貢献していた。
この交代で更にポジションをボランチに下げる。

61分、大体大は浅野雄也の突破から右サイドの好位置でFKを獲得。
これを池上丈二がエリア内に浮き球で合わせる。
平田健人がフリーでヘッドを合わせてゴールイン。
<大阪体育大 1−0 大阪学院大>

69分、大阪学院は和田幸之佑→田畑文也。小倉圭輝→中村真輝。
2枚替えで布陣がこうなった↓
−−−−斎藤−−−−田畑−−−−
−-長谷川-−−−−−−−箱崎−−
−−−−−中村−−福田−−−−−
−柳田−−吉岡−-加奈川-−阿部−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田中−−−−−−−


77分、大阪学院は混戦から田畑文也が左ミドル。
DFの密集を抜けて決定的だったが右ポストに弾かれる。
大阪学院も押し込んで攻勢に出ていたがなかなか決め切れず。

82分、大体大は大田賢生→林大地。
86分、大体大は森永和樹→古城優。
大体大の最終布陣がこう↓
−−−−古城−−−−浅野−−−−
−−末吉−−−−−−−−-林-−−
−−−−−池上−−後藤−−−−−
−小河−−羽田−−秋山−−平田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−立川−−−−−−−


87分、大体大はCKのセカンドをヘッドでエリア内に落とす。
古城優が浮き球を上手くコントロールしてDFをいなす。
古城はゴール左から左ボレーをフリーで狙うも枠上。

88分、大阪学院は阿部勇輝に警告。
末吉塁の突破に対する対応。

91分、大阪学院は長谷川覚之→生駒稀生。
加奈川凌矢を前線に上げてパワープレーに出た。
最終布陣がこう↓
−−−−斎藤−−−-加奈川-−−−
−−田畑−−−−−−−−箱崎−−
−−−−−中村−−福田−−−−−
−柳田−−吉岡−−生駒−−阿部−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田中−−−−−−−


試合はそのまま1−0でタイムアップ。
大阪体育大が大阪学院大を下し、総理大臣杯出場を決めている。

augustoparty at 18:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(大学) 

2016年05月27日

都市対抗東京予選 JR東日本×東京ガス

引き続いて大田スタジアム。
第87回都市対抗の東京都2次予選を見ます。
予選の仕組みはこの図を見てもらうのが早い。
敗者復活戦的な流れでトーナメントの山が3つある。
この試合は「第1代表決定戦トーナメント」の準決勝。
あと2勝すれば東京第1代表。負けても敗者復活ありという試合だ。

第1試合の雨で開始が2時間遅れた。
試合展開も延長15回まで続き、4時間近い大熱戦だった。
時間がかなり押して第2試合の開始は16時25分。
本来ならもう帰路に着いているはずの時間でした。
ご近所でも大変なアクシデントが起こっていた。
大田スタジアムは羽田空港のすぐ近く。
レフトスタンドの向こうがちょうど離陸コースだ。
しかし昼に大韓航空の機体トラブルがあり、
普段は数分おきに見られる離発着が第1試合の開始直後から無くなっていた。

JR東日本、東京ガスはいずれも社会人を代表する強豪だ。
志望届を出せばドラフト上位だったような選手もいる。
第1試合に比べるても有力選手が多く、必然的に注目度は高い。
スカウトさんがネット裏に増えて、大企業だから応援者も多くて…。
そんな訳でネット裏はスーツ姿の紳士で一杯。
ラフな格好で見に行っていた私は肩身が狭かった(笑)

JR東日本
1番 右 長谷川拓真 24才 右右 178/80 国際武道大
2番 遊 東條航   24才 右右 174/80 早稲田大
3番 一 丸子達也  22才 左左 187/103 早稲田大
4番 左 松本晃   31才 右右 180/88 横浜商科大
5番 指 畑中翔   26才 右左 178/85 横浜商科大
6番 三 國松歩   19才 右右 179/87 静岡商業高
7番 二 嘉数駿   26才 右右 172/72 駒澤大
8番 中 佐々木孝樹 26才 右左 182/78 早稲田大
9番 捕 石川修平  28才 右右 180/80 法政大
   投 坂東湧梧  20才 右右 181/76 鳴門高

東京ガス
1番 指 地引雄貴  25才 右右 183/82 早稲田大
2番 二 小林勇登  25才 右左 170/70 駒澤大
3番 左 柴山純平  22才 右左 173/75 波佐見高
4番 一 黒田雅和  31才 右右 175/82 関西大
5番 遊 中山悠輝  21才 右右 185/85 PL学園高
6番 三 村田穏行  24才 右右 177/83 日本大
7番 右 小野田俊介 23才 右右 182/80 早稲田大
8番 中 坂井貴文  27才 右左 175/76 東洋大
8番 捕 山内佑規  27才 右右 172/79 明治大
   投 山岡泰輔  20才 右左 172/70 瀬戸内高


1回表。先攻はJR東日本。
1番・長谷川は三ゴロ。
2番・東條が二ゴロ。
3番・丸子はスライダーで見逃し三振。

東京ガスの先発は山岡泰輔。
右上手の本格派である。
高卒3年目で今秋がドラフト解禁。
社会人では一番注目度の高い選手だろう。
小柄だし、フォームも意外に控え目。
何故こんな球を投げられるのか、メカニズムを説明し難い(笑)
今日の球速は速球が135〜48キロ。
スライダー、フォークが120〜35キロ。
速球も含めてとにかく切れが素晴らしい。
制球も良好で、球筋が上ずることはほぼ皆無。
どちらかといえば低めに外れるタイプですね。
二回から試合の中盤まではもう手の付けられない内容だった。

1回裏。後攻は東京ガス。
1番・地引が遊ゴロ。
2番・小林は四球。一死1塁。
3番・柴山が中飛。二死1塁。
4番・黒田は遊ゴロで3アウト。

JR東日本の先発は坂東湧梧。右上手の技巧派である。
東京ガスもそうだけど、ここは高卒選手を取る会社だ。
坂東は山岡泰輔と同学年で、田嶋大樹の1年先輩。
彼も高3春、夏と甲子園に出場。
夏は3勝を挙げてベスト8進出にも貢献している。
ただ僕は高校時代の彼を生で見ていない。
彼の先発で内心「よっしゃ」という気分だった。
今日の球速は速球が134〜44キロ。
変化球はフォーク、チェンジ系が125〜35キロ。
スライダーが122〜26キロ。
カーブが104〜10キロ。
高校時代は細身だったそうだが今はしっかり体も出来ている。
ただあまり粘り、バネを感じるフォームではない。
グイッと伸びて振らせるような伸びもない。
ただいい意味で脱力ができていて、指先の感覚もありそうなタイプかな?
ボールを動かして、芯を外して打ち取っていく。

2回表。
JR東日本は4番・松本がスライダーで空振り三振。
5番・畠中は148キロの速球で空振り三振。
6番・國松が遊ゴロで三者凡退。
東京ガスはショートの中山悠輝もドラフト候補。
小さいモーションで力みなく、それでいて強い送球だった。

2回裏。
東京ガスは5番・中山が二ゴロ。
6番・村田は遊ゴロ。
7番・小野田も遊ゴロで三者凡退。

3回表。
JR東日本は7番・嘉数が一邪飛。
8番・佐々木は中前安打。一死1塁。
9番・石川が二直。二死1塁。
1番・長谷川は中飛で3アウト。

3回裏。
東京ガスは8番・坂井が中飛。
9番・山内は二邪飛。
1番・地引が右飛で三者凡退。

4回表。
JR東日本は2番・東條がスライダーで空振り三振。
3番・丸子は遊飛。
4番・松本がスライダーで空振り三振。

4回裏。
東京ガスは2番・小林が一ゴロ。
3番・柴山も一ゴロ。
4番・黒田が右飛で三者凡退。

5回表。
JR東日本は5番・畑中がスライダーで空振り三振。
6番・國松は左前安打。一死1塁。
7番・嘉数がバント成功。二死2塁。
8番・佐々木はフォークで空振り三振。

5回裏。
東京ガスは5番・中山が三ゴロ。
6番・村田は左中間に強烈なライナー。
抜けた!という当たりだったが…。
佐々木孝樹が俊足を飛ばして鮮やかなダイビングキャッチ。
7番・小野田もレフトに大飛球。
これはレフトフェンス直撃で二死2塁。
8番・坂井が四球。二死1、2塁。
9番・山内は二直で攻撃終了。
通常なら間違いなく抜ける一二塁間のライナーである。
しかし嘉数駿が一塁寄り、後ろ寄りに最初から守っていた。

6回表。
JR東日本は9番・石川が左前安打。無死1塁。
1番・長谷川はフォークで見逃し三振。一死1塁。
2番・東條がセーフティ気味のバント。投前安打で一死1、2塁。
3番・丸子の2−2から山岡泰輔が暴投。一死2、3塁。
丸子はスライダーで空振り三振。二死2、3塁。
彼は不甲斐ない自分に激怒してバットを叩き折ってしまった…。
審判になだめられてベンチに引き揚げていく。
4番・松本が四球。二死満塁。
5番・畑中は一ゴロで無得点。
山岡泰輔はこの試合初のピンチを迎えたが切り抜ける。

6回裏。
東京ガスは1番・地引が三ゴロ。
2番・小林は二ゴロ。
3番・柴山が遊飛で三者凡退。

7回表。
JR東日本は6番・國松が三ゴロ。
7番・嘉数は左飛。
8番・佐々木が二ゴロで三者凡退。
小林勇登が高く弾んだ難しい当たりをよく処理した。

7回裏。
東京ガスは4番・黒田がレフト線を破る二塁打。無死2塁。
5番・中山はバント成功。一死3塁。

JR東日本はここで坂東湧梧が降板。
坂東は被安打、四死球ともわずか2。
ただ奪三振が「0」というところが面白いですね。

二番手投手に進藤拓也だ。横浜商科大出身の23才。
184cm・78kgの右スリークォーターである。
大学時代は150キロ超の豪速球を投げつつ「幻の逸材」だった。
一学年上に岩貞祐太、西宮悠介がいたというのも一つの理由。
ただ何しろ彼は制球力を欠き、実戦的なタイプでなかった。
よりレベルの高いJR東日本で出番を得ているというのは成長の証。
今は腕の位置を下げて、身体も沈めて投げるスタイルに変わっている。
腕を畳みつつ、強烈な横の回旋で球威も出していた。
コーナーを緻密に突くタイプではないが、ストライクは取れていた。
今日の球速は速球が140〜46キロ。
スライダー、シュートが130〜34キロ。

東京ガスは6番・村田が遊ゴロ。走者動けず二死3塁。
7番・小野田はスライダーで空振り三振。3アウト。

8回表。
JR東日本は9番・石川が三ゴロ。
1番・岩澤寿和が中前安打。一死1塁。
2番・東條は二ゴロ。
二塁送球がやや逸れ、一塁走者の足がグラブを蹴った感じに。
送球が中前に逸れ、一塁走者は三塁へ進む。一死1、3塁。
守備妨害か失策か、ギリギリのラインだった。
この判定がちょっとした試合の潮目になる。
3番・丸子は四球。一死満塁。
4番・松本が1−1から火の吹くような一撃を放つ。
落ちないフォークを引っ張り、レフト場外に消える満塁本塁打!
<JR東日本 4−0 東京ガス>

東京ガスはここで山岡泰輔が降板。
被安打6、四死球2、奪三振9と内容は十分。
ただいかんせん一発が痛かった…。
振り返ると6回頃から球威が落ちていた。
プロでやるならリリーフタイプかもしれない。

二番手投手に起用されたのは石田光宏だ。
石田は関西大出身の22才&新人。
181cm・85kgの右上手投げである。
球速は速球が135〜47キロ。
この速度帯でツーシーム系があったかも。
球速だけでなく、空振りを奪える勢いがあった。
変化球はスライダーが127〜31キロ。
彼も見たかった投手だが、なかなかの迫力。

JR東日本は5番・畑中が右前安打。一死1塁。
6番・國松が速球で空振り三振。二死1塁。
7番・嘉数も速球で空振り三振。攻撃終了。

8回裏。
JR東日本は三番手投手に田嶋大樹を起用する。
田嶋は佐野日大高出身の19才。
入社2年目ながら早くもエース格として台頭している。
182cm・75kgの左腕だ。
彼は高校時代からプロ注。志望届を出せば上位で消える存在だった。
肩肘が柔らかいし、重心移動もスムーズでバランスも良い。
実に筋がいい、いい意味でオーソドックスな左腕である。
今日の球速は速球が138〜48キロ。
ちょっとボールが上ずっていたけれど、球威で抑え込んでいた。
他にスライダーが120キロキロ台中盤。
カーブが100キロ台後半。
今日はあまり変化球を投げなかった。

東京ガスは8番・坂井が死球。無死1塁。
9番・山内は二飛。一死2塁。
1番・地引は中飛。二死2塁。
2番・小林がスライダーで空振り三振。

9回表。
JR東日本は8番・佐々木が二ゴロ。
9番・石川は二ゴロ。
1番・岩澤が速球で空振り三振。三者凡退。

9回裏。
東京ガスは代打・建部賢登が147キロの速球で空振り三振。
4番・佐々木大輔は死球。一死1塁。
代打・霤沈宣が一邪飛。二死1塁。
6番・村田は中飛で3アウト。

JR東日本は田嶋大樹が2イニングを締めて試合終了。
松本晃の一発で東京ガスをノックアウトし、
東京都第1代表の座まであと1勝とした。
自分が山岡泰輔を見るのは3度目だが、いずれも負け投手になっている。
内容は素晴らしいのに、この巡り合わせは何だろう…。
ただ高卒2年目、3年目の有望投手を堪能できる楽しい試合でした。

安打    001 012 030 7 四 失
JR東日本┃000|000|040┃4 2 0
東京ガス ┃000|000|000┃0 4 1
安打    000 010 100 2

東京ガス:●山岡、石田
JR東日本:坂東、○進藤、田嶋


augustoparty at 21:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)社会人野球 

都市対抗東京予選 NTT東×鷺宮製

関東、東海、関西と都市対抗の二次予選が佳境。
スケジュールの隙間を見つけて面白い試合に足を運びます。
今日は大田スタジアムで東京の二次予選。
第1代表決定戦トーナメントの準決勝だ。
NTT東日本、鷺宮製作所、JR東日本、東京ガスが4強に勝ち残った。
セガサミー、明治安田生命は既に敗者復活へ回っている。
おそらく東京が全国でも最高の激戦区。
近場だし、応援も楽しいし、伊勢屋のおにぎりも美味しい。
レベルが高いし、「この一戦」という熱さは高校野球に近い。
ただ平日開催が多いので、堅気の人はなかなか見に行けない(笑)

本日の懸念は天気で、昨晩から決して弱くはない雨が降り続いていた。
ただ大田なら人工芝だし屋根もある。
昼過ぎから雨が上がる予報もあり、2時間遅らせての強行開催となった。
第1試合はNTT東日本と鷺宮製作所の対戦である。

NTT東日本
1番 遊 福田周平  23才 右左 169/69 明治大
2番 中 高野翔   24才 右右 173/74 流通経済大
3番 二 下川知弥  23才 右左 174/73 駒澤大
4番 右 越前一樹  27才 右右 180/78 立正大
5番 指 北道貢   34才 右左 179/75 駒澤大
6番 一 喜納淳弥  23才 右左 173/80 桐蔭横浜大
7番 三 矢島健吾  27才 右左 181/78 仙台大
8番 捕 上田祐介  32才 右右 176/81 日本大
9番 左 目黒聡   30才 右左 165/64 上武大
   投 大竹飛鳥  30才 右右 173/86 関東学院大

鷺宮製作所
1番 二 渡辺侑也  27才 右左 170/70 早稲田大
2番 左 秦夢有希  25才 右右 172/75 立正大
3番 三 芦川晃也  33才 右右 172/70 国際武道大
4番 右 村上純平  33才 右左 180/90 法政大
5番 一 橋本顕太郎 22才 右左 187/90 城西大
6番 遊 中山俊   23才 右右 177/76 東日本国際大
7番 中 津久井夏生 26才 右左 177/80 桐蔭横浜大
8番 捕 長澤健弘  25才 右右 170/75 国際武道大
9番 指 酒井直哉  23才 右左 170/70 日本文理大
   投 齋藤英輔  24才 右両 180/81 青山学院大


1回表。先攻はNTT東日本。
1番・福田周が右中間を破る二塁打。無死2塁。
2番・高野は四球。無死1、2塁。
3番・下川も四球。無死満塁。
どちらもバントの構えのまま、ボールが先行して…。
4番・越前が外角速球で空振り三振。一死満塁。
5番・北道はチェンジで空振り三振。二死満塁。
6番・嘉納も外角速球で見逃し三振。
齋藤英輔が絶体絶命のチャンスから3連続奪三振!

鷺宮製作所の先発は齋藤英輔。
右上手の本格派である。
青学の頃も150キロ超の速球で知られていた。
ケガで投げられぬ時期もあり、即プロとはならなかった。
なで肩で肩幅が広くて、絵に描いたような投手体型。
今は腕の振りがコンパクトになり、より下半身主導のフォームだ。
もしプロに行く気があるなら、3年目の今年は勝負だろう。
今日の球速は速球が134〜46キロ。
変化球はチェンジ、フォーク系128〜35キロ。
スライダーが120〜32キロ。
カーブが107〜17キロ。
欠点としてかなり「当たると飛ぶ」傾向がありますね。
いわゆる「軽い」球質の持ち主なのかもしれない。
あと制球も決して精密というタイプではない。
ただ立ち上がりから走者を出しつつ粘りの投球で試合を作る。

1回裏。後攻は鷺宮製作所。
1番・渡辺侑が捕邪飛。
2番・秦はシンカーで空振り三振。
3番・芦川が外角速球で見逃し三振。

NTT東日本の先発は大竹飛鳥。
そろそろベテランの域に差し掛かる技巧派右腕だ。
関東学院時代は負傷もあり無名だった。
しかし社会人では入社直後からエース格として活躍を続けている。
背は低いけれどパワフル。
パンプアップし過ぎで、肩の回旋が大回りになっている感じも…。
ただ指先の感覚とか、空間認知のレベルが高度なんだろう。
思い通りにボールを操る技術がありますよね。
球速は速球が131〜42キロ。
変化球はシンカーが124〜36キロ。
これはツーシームかもしれないし、チェンジかもしれない。
要は「鋭くシュートしながら沈む」ボールである。
最近はこの変化をみんな使うけど、彼の切れは見事だ。
他にフォーク、スライダーが130キロ前後。

2回表。
NTT東は7番・矢島が三邪飛。
8番・上田はレフトフェンス直撃の単打。一死1塁。
大体あと30cmで本塁打だったのに、当たりが良すぎた(笑)
9番・目黒が左前安打。一死1、2塁。
1番・福田周は中飛。二死1、2塁。
2番・高野は四球。二死満塁。
3番・下川が左飛で無得点。

2回裏。
鷺宮は4番・村上が初球の速球を強振。
鋭いライナーが強風に乗って右中間最深部へスタンドイン。
<鷺宮製作所 1−0 NTT東日本>
5番・橋本はフォークで空振り三振。
6番・中山がシンカーで空振り三振。
7番・津久井は遊ゴロで攻撃終了。

3回表。
NTT東は4番・越前が右飛。
5番・北道は中前安打。捕球の乱れを突いて二進する。一死2塁。
6番・嘉納が三ゴロ。二死2塁。
7番・矢島はチェンジで空振り三振。

3回裏。
鷺宮は8番・長澤は三ゴロ。
9番・酒井が外角速球で見逃し三振。
1番・渡辺侑は中直で三者凡退。

4回表。
NTT東は8番・上田が中前安打。無死1塁。
9番・目黒はバント成功。一死2塁。
1番・福田周が四球を選ぶ。一死1、2塁。
2番・高野は左前タイムリー安打。一死1、3塁。
<NTT東日本 1−1 鷺宮製作所
3番・下川が遊ゴロ。本塁に投げて挟殺プレーとなった。
打者、走者は三塁走者の時間稼ぎを活かして進塁。二死2、3塁。
4番・越前は投ゴロで攻撃終了。

4回裏。
鷺宮は2番・秦が死球。無死1塁。
3番・芦川はバント失敗。
三塁の矢島健吾が二塁に良く投げて一死1塁。
4番・村上が三ゴロ併殺で3アウト。

5回表。
NTT東は5番・北道が三ゴロ。
6番・嘉納はフォークで空振り三振。
7番・矢島が四球。二死1塁。
8番・上田はスライダーで見逃し三振。

5回裏。
鷺宮は5番・橋本が投ゴロ。
6番・中山は投直。
7番・津久井はセーフティ狙いの一ゴロ。三者凡退。

6回表。
NTT東は9番・目黒が中飛。
1番・福田周は中前安打。一死1塁。
2番・高野が左飛。二死1塁。
3番・下川は中前安打。二死1、3塁。
4番・越前が四球。二死満塁。
5番・北道は右前タイムリー安打。なお二死満塁。
<NTT東日本 2−1 鷺宮製作所>

鷺宮製作所はここで齋藤英輔が降板。
二番手投手に野口亮太を起用する。
野口は仙台大出身の23才。
164cm・65kgの左腕である。
彼を見るのは09年の秋季関東大会以来かな?
前橋商では後藤駿太(オリックス)とチームメイトだった。
大学時代は全国と縁がなく、そんな訳で6年ぶりに彼を見る。
今日の球速は速球が132〜38キロ。
変化球はスライダーが112〜27キロ。
チェンジ、ツーシームが121〜29キロ。
速球は前橋商時代より10キロ速くなりましたね…。
肩甲骨周りの柔らかさは当時から不変。
ただ力強さが増して、腕を強く振れるようになった。
変化球も速くて切れる。何より制球がいい。
高校時代も好投手だったけれど、段違いに良くなった。

NTT東は代打・宮内和也が右飛で攻撃終了。

6回裏。
鷺宮は代打・岡田朋也がショート後方に落とすポテン安打。無死1塁。
代打・川中理は中飛。一死1塁。
1番・渡辺侑がライト線を破るタイム入リー二塁打。一死2塁。
<鷺宮製作所 2−2 NTT東日本>
2番・秦は遊前内野安打。一死1、3塁。
3番・芦川が二邪飛。二死2、3塁。

NTT東日本はここで大竹飛鳥が降板。
二番手投手に森山一茂を起用する。
森山は東北福祉大出身の25才。
178cm・80kgの左スリークォーターである。
大学時代より腕が下がり、身体も沈めたフォームに。
球速は速球、ツーシームが126〜36キロ。
スライダー、チェンジが114〜21キロ。

鷺宮は4番・村上が右直で攻撃終了。
そして試合がここから膠着する。

7回表。
NTT東は7番・矢島が中飛。
8番・上田は速球で見逃し三振。
9番・目黒が三邪飛で三者凡退。

7回裏。
鷺宮は5番・橋本がスライダーで空振り三振。
6番・中山は外角速球で空振り三振。
7番・津久井が右飛で三者凡退。

8回表。
NTT東は1番・福田周が右前安打。無死1塁。
2番・高野はバント成功。一死2塁。
3番・下川が外角速球で見逃し三振。二死2塁。
4番・越前は遊前内野安打。二死1、3塁。
5番・北道が中飛で無得点。

8回裏。
鷺宮は8番・岡田が遊飛。
代打・吉濱雅斗が右前安打。一死1塁。
1番・渡辺侑はバント成功。二死2塁。
2番・秦が一飛で3アウト。

9回表。
NTT東は代打・桝澤怜が右飛。
7番・矢島が中前安打。一死1塁。
矢島は次打者の初球に二盗失敗。二死無走者。
エンドラン崩れかな?完全にアウトだった…。
8番・上田は四球。二死1塁。
9番・目黒が左前安打。二死1、2塁。
1番・福田周は右飛で3アウト。

9回裏。
鷺宮は3番・芦川が三ゴロ。
4番・村上は右前安打。一死1塁。
5番・橋本がバント。二死2塁。
6番・中山はツーシームで空振り三振。3アウト。

試合は延長戦へ。
なお都市対抗の予選はタイブレーク方式を採用していません。

10回表。
NTT東は2番・高野が遊ゴロ。
3番・下川は左飛。
4番・越前が右前安打。二死1塁。
しかし越前は次打者の2球目に二盗失敗。3アウト。

10回裏。
鷺宮は7番・津久井が左飛。
8番・岡田は中前安打。一死1塁。
9番・川島がバント成功。二死2塁。
1番・渡辺はチェンジで空振り三振。3アウト。

11回表。
NTT東は5番・北道が遊飛。
6番・桝澤はツーシームで空振り三振。
7番・矢島が中飛で三者凡退。

11回裏。
鷺宮は2番・秦が三ゴロ。
3番・芦川は外角ツーシームで空振り三振。
4番・村上が右前安打。二死1塁。
5番・橋本は速球で空振り三振。

12回表
NTT東は8番・上田が中飛。
9番・目黒は二ゴロ。
1番・福田周が四球。二死1塁。
しかし福田は次打者の2球目に二盗を狙って失敗。3アウト。

12回裏。
鷺宮は6番・中山が投飛。
7番・津久井は中越え二塁打。一死2塁。
8番・岡田が一ゴロ。二死3塁。
代打・佐野友彦はツーシームで空振り三振。

13回表。
NTT東は2番・高野が四球。無死1塁。
3番・下川はバント成功。一死2塁。

鷺宮製作所はここで野口亮太が降板。
二番手投手に渡辺政孝を起用する。
渡辺は関東学院大出身の24才。
178cm・90kgの右上手投げである。
大学のときはもう少し腕が下から出ていたはず。
今日は速球がMAXで143キロかな?
130キロ台でツーシーム系の球筋も投げていた。
スライダーは120キロ台中盤。

NTT東は4番・越前の2球目に高野が三盗。
完全にフォームを盗んで送球もしなかった。
越前は死球で一死1、3塁。
5番・北道は四球。一死満塁。
代打・上原悠希が左飛。
三塁ライナーは当然タッチアップをかける。
しかし秦夢有希の本塁返球はストライク!
コリジョンルールも関係なく三塁走者はアウトになった。
勝ち越しのチャンスが併殺で3アウトに。

13回裏。
鷺宮は1番・渡辺侑がチェンジで空振り三振。
2番・秦は1−0からライトポール際にサヨナラ本塁打!
<鷺宮製作所 3−2 NTT東日本>
秦夢有希はヤクルトで活躍した秦真司氏の長男。
彼が攻守の両方で試合を決める活躍を見せた。

いやあ、凄い試合でした。
鷺宮製作所がサヨナラでNTT東日本を撃破。
東京第1代表獲得まであと1勝としている。

安打     121 203 022 100 0 14 失
NTT東日本┃000|101|000|000|0┃2 1
鷺宮製作所 ┃010|001|000|000|1X┃3 0
安打     010 003 011 111 1 9

鷺宮製作所:齋藤、野口、○渡辺
NTT東日本:大竹、●森山


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2016年05月23日

春季関東準々決勝 千葉黎明×横浜

この時期は平日でも野球の面白い試合が多い。
単純に岡崎市民球場へ行けば18連戦中ですしね。
今日のチョイスは群馬県の上毛新聞敷島球場。
高校野球の春季関東大会準々決勝を見に行く。

高校野球は春と秋に「地区大会」がある。
関東、東海、近畿、九州といった地区のトーナメント戦だ。
秋の地区大会は翌春の選抜大会の実質的な予選。
一方で春の地区大会はその先が無い。
となれば夏、秋に比べて注目度も低い。
だから有力校はここでエースに無理をさせたりしない。

しかし今春の関東大会は逸材が揃っていた。
横浜、東海大市原望洋、二松学舎大附に「要注目」の投手がいる。
(※高校野球ファンなら誰か分かるだろう)
3投手は最終学年だが未見で、どうしても見たい。
夏の予選もあるが、そこで上手く見られる保証が無い。
1週間で自分が野球観戦に使えるのは1日か2日。
今のうちに一人だけでも見ておきたい。
横浜、東海大市原望洋は月曜の準々決勝に残っていた。
ただ球場が敷島、高崎城南に別れていた。
どちらかを選ばねばならない。

横浜は前日の2回戦で石川達也が先発している。
となれば藤平尚真の順番だ。
加えて横浜高なら藤平以外にも見るべき選手がいる。
あと夏の神奈川県大会は「混雑」という特殊事情がある。
横浜高の試合は開始2時間前から並ばないとネット裏で見られなかったり…。
そういう思考回路でこの試合、この会場を選んだ。

対戦相手の千葉黎明も見たかった。
荒井信久監督は元明大監督&ベイスターズの元スカウト部長。
指導者に関して「プロアマの壁」が消えたとはいえ、
これだけの大物が高校野球に来るのは珍しい。
1回戦は選抜にも出場した常総学院をコールドで下している。

前日は松本だったが、町田には帰らなかった。
新幹線を使えば高崎まで2時間足らず。
駅前の東横インは会員価格で日曜日なら2割引きだし。
お陰様で敗戦のショックをゆっくり癒すことができました。

千葉黎明高校
1番 二 藤江康太  3年 右左 170/63
2番 遊 小林洋亮  3年 右左 173/67
3番 一 大堀智哉  3年 右右 189/91
4番 右 島村篤史  3年 右左 172/80
5番 投 川口廉   3年 右左 184/75
6番 捕 谷祐樹   3年 右右 172/67
7番 左 根本昌哉  3年 右右 166/72
8番 中 木内黎   2年 右左 166/60
9番 三 境祐太朗  2年 右右

横浜高校
1番 中 石川達也  3年 左右 178/72
2番 三 遠藤駆   3年 右右 172/62
3番 二 戸堀敦矢  3年 右右 183/78
4番 左 村田雄大  3年 左左 185/85
5番 一 申晟守   3年 右右 182/83
6番 投 藤平尚真  3年 右右 185/83
7番 右 松井雄太  3年 右左 180/77
8番 捕 徳田優大  3年 右右 175/70
9番 遊 渡辺翔   2年 右左 170/68


1回表。先攻は千葉黎明。
1番・藤江が二飛。
2番・小林は一ゴロ。
3番・大堀が四球。一死1塁。
4番・島村は一飛で3アウト。

横浜高の先発は藤平尚真。
右上手の本格派である。
中学時代は陸上、走り高跳びでも活躍した。
身体のサイズもあるしパワーやバランス、バネは別格なのだろう。
細身だった身体も高校入学後の2年間で鍛えられた。
下半身もどっしりして、均整の取れたパーフェクトボディに(笑)
フォームも良い意味で落ち着いてきた。
開きが小さく、重心移動や着地も見事。
長い右腕の「畳み方」はやや強引だけど、去年よりはスムーズだ。
球速は速球が134〜50キロ。
変化球はフォークが123〜29キロ。
スライダーが116〜28キロ。
フォークは速いし切れる。
高校生レベルでは見たことのない「魔球」でした。
理にかなったフォームだからこそ、変化球も切れますよね。
特に序盤は変化球の切れが抜群だった。
当然ドラフト1位だろうし、松坂大輔、涌井秀章と比肩する素材だ。

1回裏。後攻は横浜。
1番・石川が左前安打。無死1塁。
2番・遠藤はバント成功。一死2塁。
3番・戸堀が右前安打。一死1、3塁。
4番・村田は中前タイムリー安打。一死1、3塁。
<横浜 1−0 千葉黎明>
5番・申が左前タイムリー安打。一死1、2塁。
<横浜 2−0 千葉黎明>
6番・藤平は遊ゴロ。二死2、3塁。
7番・松井が中飛で攻撃終了。

千葉黎明の先発は川口廉。
右上手の本格派である。彼もプロから注目されるような人材だ。
手足が長くて顔が小さくて、肩の位置は藤平尚真より高かった。
体格がいい割に動きが軽やかだし、バネもある。
速いモーションから緩いボールを投げるような器用さもあった。
ただちょっといかり肩で、肩の回旋にちょっとロックした感じがあるかな。
良い投手は「力を出して抜けて出す」というプロセスがスムーズ。
彼もその「抜く」ところで、上手く溜めを作れればなお良い。
今日は速球、ツーシームが125〜39キロ
変化球はスライダーが109〜19キロ。
この速度帯で縦スラ、もしくはチェンジの球筋もあった。
他にカーブが94〜106キロ。
彼は昨日からの連投だが、横浜の強打線を相手によく投げていた。
立ち上がりは良くなかったが、4回くらいから調子を上げていく。

2回表。
千葉黎明は5番・川口が一ゴロ。
6番・谷はフォークで空振り三振。
球速129キロで結構落ちた。
「高校生には手が出ないよ…」というボール。
7番・根本は中前安打。二死1塁。
149キロの速球に詰まったが中前へ。
8番・木内は詰まった当たりだが左中間の中央に抜ける。
タイムリー二塁打で二死2塁。
<横浜 2−1 千葉黎明>
9番・境はフォークで空振り三振。攻撃終了。

2回裏。
横浜は8番・徳田が一ゴロ。
9番・渡辺は死球。一死1塁。
1番・石川の2球目に川口廉が暴投。一死2塁。
しかし石川はスライダーで空振り三振。二死2塁。
2番・遠藤のカウント1−2から二塁走者が牽制死。3アウト。

3回表。
千葉黎明は1番・藤江が一ゴロ悪送球で出塁。無死1塁。
2番・小林は投前にバント。
藤平尚真が二塁に高投してセンターに抜ける。無死1、2塁。
3番・大堀がバント成功。一死2、3塁。
4番・島村はフォークで空振り三振。二死2、3塁。
5番・川口が147キロの内角速球で空振り三振。
藤平尚真が大ピンチをあっさり抑えた。

3回裏。
横浜は2番・遠藤が中前安打。無死1塁。
3番・戸張は二ゴロ。一死1塁。
右打者だし併殺かと思ったら戸張の俊足でセーフに。
4番・村田が左飛。
5番・申の初球に戸張が二盗成功。二死1塁。
申は中飛で無得点。

4回表。
千葉黎明は6番・谷が中前安打。無死1塁。
7番・根本は高め速球で空振り三振。一死1塁。
8番・木内がエンドランから二ゴロ。二死2塁。
9番・境は右飛で3アウト。

4回裏。
横浜高は6番・藤平が右飛。
7番・松井はスライダーで空振り三振。
8番・徳田が右飛で三者凡退。
川口廉も尻上がりに調子を上げてきた。

5回表。
千葉黎明は1番・藤江が三直。
2番・小林は内角スライダーで空振り三振。
3番・大堀が二塁強襲安打。二死1塁。
4番・島村は死球。二死1、2塁。
5番・川口も死球。二死満塁。
すっぽ抜けた訳ではないが、膝元に食い込んでしまった。
しかし6番・谷は外角速球で空振り三振。

5回裏。
横浜は9番・渡辺がスライダーで見逃し三振。
1番・石川は中前安打。一死1塁。
2番・遠藤が三ゴロ。二死2塁。
3番・戸張は二直。
藤江康太が抜ければ1点の当たりを好捕。
守備位置も含めてファインプレーだった。

6回表。
千葉黎明は代打・吉田大悟が一ゴロ。
8番・木内は中飛。
9番・境が中越えの二塁打。二死2塁。
1番・藤江は一ゴロで3アウト。

6回裏。
横浜は4番・村田がチェンジで見逃し三振。
5番・申は136キロの速球で空振り三振。
6番・藤平も高めの速球で空振り三振。
川口廉がノリノリの投球を見せる。

7回表。
千葉黎明は2番・小林が右飛。
3番・大堀は遊ゴロ。
4番・島村が死球で二死1塁。
千葉黎明は左打者がベース近くに立っていた。
藤平尚真は「一塁側」に球威のある速球が来る。
千葉黎明はそれを消す狙いがあったんだと思う。
藤平が臆せず込んでいたので、左打者の死球はこれで3つ目(笑)
5番・川口が二ゴロで3アウト。

7回裏。
横浜は代打・長南有航が中飛。
8番・徳田は二ゴロ失策で生きる。一死1塁。
9番・渡辺がバント成功。二死2塁。
1番・石川は四球。二死1、2塁。
2番・遠藤が遊ゴロで無得点。

8回表。
千葉黎明は6番・谷が三ゴロ。
7番・吉田は四球。一死1塁。
8番・木内は三ゴロで二封。二死1塁。
9番・境が内角速球で見逃し三振。

藤平尚真は回を経るごとに腕が下がって横振りになっていた。
腕を振り回す感じになり、ボールも浮き始めていた。
あと身体は大きな筋肉でなく小さな筋肉から消耗していく。
握る、引っ掛けるという部分が弱くなり、変化球の切れが落ちる。
球速はなお140前後が出ていても球筋、切れに違いが出ていた。
そういう「落ち」の幅の大きさはやはり未熟な高校生。
とはいえぎりぎりで抑えて味方の援護を待つ。

8回裏。
横浜は3番・戸張がセーフティ狙いの投ゴロ。
4番・村田が右中間をライナーで破る二塁打。一死2塁。
5番・申は右直。二死2塁。
6番・藤平が左中間を破るタイムリー二塁打。二死2塁。
<横浜 3−1 千葉黎明>
7番・向川原健人は中前タイムリー安打。二死1塁。
<横浜 4−1 千葉黎明>

千葉黎明はここで川口廉が降板。
この回に入ってガタッと落ちていた。
二番手投手に盒桐Σ陲魑用する。
盒兇錬廓生。163cm・59kgの左腕だ。
速球が121〜25キロ。
スライダーが101〜05キロ。

横浜は代打・角田康生が登場。
盒桐Σ陲3球目に暴投して二死2塁。
角田は左前タイムリー安打。中継が乱れる間に進塁して二死2塁。
<横浜 5−1 千葉黎明>
代打・万波中正は甘いスライダーを引っ張る。
左越えのタイムリー二塁打で二死2塁。
<横浜 6−1 千葉黎明>
万波は入学前から話題になっていた190cm・92kgの1年生。
父がアフリカ系で、オコエ瑠偉を彷彿とさせるアスリートだ。
「噂の1年生」の登場、活躍で場内が大いに沸く。

千葉黎明はここで高崎勇介が降板。
三番手投手に十和田圭介を起用する。
十和田は177cm・73kgの右上手投げ。
速球が120キロ台後半が出ていた。

横浜は1番・石川が四球。二死1、2塁。
2番・遠藤は中前タイムリー安打。二死1、2塁。
<横浜 7−1 千葉黎明>
3番・戸張の三ゴロは失策でファウルグラウンドを転々…。
二塁走者が生還した時点で7点差となりコールドゲームになる。

藤平尚真は8回1失点。8奪三振で見事な完投勝利。
千葉黎明も8回に力尽きたが立派な試合をした。

安打   020 111 00 5 四 失
千葉黎明┃010|000|00┃1 5 2
横浜  ┃200|000|06X┃8 2 2
安打   401 010 06

横浜:○藤平
千葉黎明:●川口、角田、十和田


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